えんじゃけん

NANA

今日はDVDでNANAを見ました。
この映画、公開当初もかなりの人気だったんですよね。
そして、今は、レンタル屋さんでトップの座に輝いております。

いつ行っても貸し出し中でなかなか見ることができなかったのですが、
今日行くと一本だけあったので借りてきました。

甘えん坊で自立心なく夢に恋する犬タイプのNANAと
ロックシンガーでクールで夢を歌う猫タイプのNANA。

そんな二人が、偶然一緒の日に上京するんだけど、
たまたま一緒の電車で隣り合わせの席になるのが最初の出会い。
そのときに、電車が雪のために止まって、甘えん坊NANAは
自分が彼に会うために家で同然に家を飛び出したことや、
彼ののろけを初対面のシンガーNANAに話すんですよね。

そして、上京して甘えん坊NANAはもう奥様気取りで彼の部屋で
彼がバイトに行っている間、料理・洗濯・掃除と甲斐甲斐しく家事を
こなすんですけど、彼に一言、
「今日は何してたの?すむところを見つけた?」
といったようなことを言われるんですよね。
そう、彼は彼女の自立を望んでいる。
彼女は、そんな彼にショックを受けながらも捨てられないように、
次の日にすむ場所を探しに行くんです。
そんなときに、電車で偶然隣り合わせになったシンガーのNANAと再会。
同じ物件を同じ時間に見て、それでセパレートで一緒に住むこととなった。

そんな正反対っぽい二人が共同生活していく中で、
お互いに刺激されながら、変化を遂げていくんですけど、
その中には、甘えん坊NANAの失恋があったり、
シンガーNANAの秘めていた想いが届いたり、
お互いがお互いを支えながら、友情を深めていった物語のような気がします。

印象に残ったところを。
甘えん坊NANAはとにかく、彼に振られないように
彼が言うように、住むところを探して、仕事も探して、
自立した女になろうとがんばるわけですけど、
けど、結局はそんな彼女に嫌気がさしていた彼は他の女の子に
走ってしまうんですよね。
それで、彼女はすごく被害者意識に駆られて、昔からの友人に、
その愚痴をこぼすんですよね。
「私がこんなにも仕事もみつけてがんばっていたのに、
彼は私をずっと昔から裏切っていたんだわ。」
といった愚痴。
けれど、友人が言うんです。
「あなたはどれだけ相手のことを考えていた?」
「恋愛だって、人と人との付き合いと変わらないんだよ。」
この失恋をきっかけに甘えん坊NANAが少し変わってきたように思います。

そしてシンガーNANAは、すごくプライドが高い人なんだよね。
でもすごく本当は寂しがりや。
父親のいない家庭で育ったんだけど、幼少のころに母が家を出て、
それからはおばあさんと暮らすようになり、でも、そのおばあさんも
彼女が15歳の時にこの世を去ってしまって、家族のいない彼女。
そんな彼女の恋愛もかなり見所ではあるんだけど、
これは、詳しくは書きません。
長くなりそうなので。(^^;)

全体にホッと心が温かくなる映画かなぁ。
「下妻物語」も女の友情の映画でしたけど、今回も女の友情の映画でした。
そして、自分の信念を貫くことも大事だけど、
本当に自分が必要としているものを知ることとの大切さっていうのかなぁ。
そんなことも描こうとしているのかなぁと感じました。
誰かのための人生ではないですよね、自分の人生っていうのは。
けど、それを共に喜び合い、励まし合い、思い合い生きていける、
そんな人がいれば、もっと人生は楽しいものになるだろうなぁと。
そんなことも描いている映画のように思いました。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最近の「映画」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事