タイトルは,2011年3月11日14時46分を続けて書いたものです。
ちょうど1年前に東日本大震災がありました。
大きな揺れが随分と続き,地震で初めて死ぬかもしれないと危険を感じました。
揺れが収まり,しばらくして津波警報。
4階まですぐにあがりました。
そして,テレビをつけました。
窓の外の遠くに,赤い炎が立ち上り,黒煙を上げました。
あとで知ったのですが,石油工場が爆発したんだそうです。
幸い津波は私の住んでいる街には来なかったものの,
そのあと,テレビから流れる津波のニュースを見てとにかく大変なことが起こったと思いました。
電車はとまり,交通渋滞,たくさんの帰宅困難者が歩いて道路を大移動していました。
そんな中,バイクは比較的走りやすく,家に無事着くことができたのですが,
家の水の出が悪く,地震の影響かなぁと思っていたら,
やはり地震の影響で近所でもエリアによっては断水,ガスも止まっているとのことだった。
そして,数日後の原子力発電所の爆発。
すぐに雨だったんですよね。
いやでもその雨に当たらなきゃならない。
そして買いだめが狂ったように行われ,店には食べ物がない状態。
ガソリンだって手に入れにくい状態。
とにかく家にあるものでつないでました。
このとき,初めて守るものがない自分に対し,生きようという気力が湧かないことを
とても感じました。こんなとき,家族がいたらどんなに心強いだろうかとも。
計画停電がそのあと,しばらく行われなかなか気持ちが明るくなれない状態が続き,
それでも,とにかく日々をこなすしかないって感じでした。
震災以来は,水はペットボトルのものを家では飲むようにしています。
会社や出先では水道水を飲んでいますけどね。
それとお米をたかなくなりました。
一時は生きる気力が弱りまくっていたのですが,それでも振り返ってみると,
楽しいと思える瞬間もたくさんあり,生きていてよかったと思います。
そんなに被害のなかった自分でもかなり精神的ショックが大きかったのだから
もっと被害が大きかったところの人たちの心のショックはかなりのものだと思います。
1年たったからといって,大きく何かが変わるわけではないですが,
今ある命に感謝してこの先も生きていかないとと思います。
今日,地元の放送で,14時42分くらいに黙祷のお願いの放送が流れました。
そして46分に黙祷が始まり,1分間黙祷しました。
今,こちらは空は青空です。
いつ何が起きるかなんて本当にわからないものだと思います。
だから,今を思いっきり生きることが大切なんだろうなぁと思います。
将来を心配する間があれば,今を大切に生きればいい。
それが生きる上で最善なのかもしれないと思う。