すると、道には沢山の葉が落ちていました。
すっかり秋っぽくなっていました。
いや、晩秋って感じかな。
ほとんどの人が運動目的で、この公園に訪れるので、
歩くスピードが早いです。
私は緑（植物）を楽しみに来ている類なので、
かなりスローペースで歩いてきました。
光の加減のせいか、なんでもないものもなんか綺麗に見えます。
今年感じるのは、当たり前っちゃあ当たり前なんだけど、
紅葉した葉一枚一枚は、色がよく見ると違うんだってこと。
今頃何を言っているんだ？って感じですけど。
あと、昔は朽ちていくものに魅力を感じたものだけど、
今は生命力に溢れたもの、色鮮やかなものに惹かれる傾向にあります。
これって年老いた証拠なのでしょうか。
だから、今になって地中海の光を見に行きたくなりました。
来年あたり実現させたい。
絵を描くことから遠ざかり・・・というか恐れ、
ずっと描かずにいたけど、先日手を怪我をしたときに、
神経を切っていたら、右手が使えなくなってたんだ・・・と
思うと、久々絵を描いてみようって気になったんです。
それで、1日1枚を目指し描いているんですけど、
今日は、この公園で落ちていた葉を二枚拾って帰り、
それをスケッチしました。
まだ、始めて2週間なんですけどね。
ブランク（10年くらい）が長かったものの自分が思ってたよりは
描けてるんですが、描ける人から言わせると雑っちゃあ、雑です。
ちなみに、桜の葉とイチョウの葉です。
葉っぱを拾ってフラフラ帰っていると、
大きな一眼レフを持ったおじいさんに話しかけられました。
「この木の裏側に、鳥が居るんですよ。
コゲラっていうキツツキ科の鳥なんですけどね。
みてみてください」
そのおじさんの話し方って全然押し付けがましくなく、
かといって知ったかぶりって感じでもなくて、
なんか心地よかったんですよね。
木の後ろに回ってみると、背中が白黒シマシマの小さな鳥が
木の幹に停まっているのが見えました。
先日の勉強会で「一人カラオケ」って話が出ましたが、
そのおじさんの話は一人カラオケではなかったです。
聞いててなんかあったかい気持ちになれたから。
私もそんな話し手になれたらなぁと思います。
素敵な風景と素敵な人に会えたので、
散歩にいってよかったなぁと思いました。
