えんじゃけん

武士の一分

昨日は武士の一分を見てきました。

木村さん、最初のうちはなんだか、キムタクだ~~って
意識してみていたんですけど、そのうちにね、だんなさんに
なってました、ミムラに。
すごみのあるシーンとかはキムタクではなかったですよ。
本当に怖かったですもん。

殿様の食事の毒見が彼の仕事で、その仕事に対して
やりがいを感じられずにいたミムラが、ある日、赤貝の刺身を
味見して、その貝の毒にやられて失明してしまうんですよね。
でも、お嫁さんに目が見えなくなったことをすぐに
伝えなかったんですよね。
「心配をかけたくなかったから」って。
それに対して、お嫁さんのいった台詞がね、よかった。
「(前略)もっと心配をかけてほしいと思ってる」
と涙ながらに訴えるんですよね。
いいシーンでした。

嫁さんが悪代官?!に困ったことがあればいつでも来なさいと
以前声をかけられたことがあることを親戚にいうと、
目の見えなくなったミムラ・やっかいものの世話を見たくないがために
みんながその侍のところにお願いに行けというんですよね。
でも、それは悪代官(?)なので、殿によき配慮をしていただけるように
口ぞえするが、ただではできぬと、嫁さんを手篭めにしてしまうんです。
(時代劇によくあるパターンですよね。)

それに対してミムラは嫁を許せず離縁するんですよね。
けど、その悪代官が殿にはなにも口ぞえもしていず、嫁を
だましてたということを知り、その悪代官に果たし状を出すんです。
目が見えないっていうのに。

でも、結果はミムラが勝つんですけどね。
で、最終的にはその代官は自害してミムラの家には嫁が戻ってきて
一件落着(?)って感じなんですけど。
(あー、かなり略しすぎて書いてます)

この映画では夫婦愛っていうのかなぁ。
そういうものをすごく感じる映画でした。
嫁さんがけなげでいんですよね。
この方、壇れいさんっていう方なんですね。
先日、「オーラの泉」というテレビがたまたまかかっててみたんです。
あぁ、これがコントでパロディとかされている番組なんだなぁって。
それに丁度、壇れいさんが出ておられて、とっても綺麗な人だなぁと
思って見ていたんです。
宝塚の娘役をされていた人なんですね。
それも、女優さんになりたいと、下積みなしに宝塚を合格した人らしいですよ。
三ヶ月はレッスンしたとのことですが・・・あそこ、すごく競争率高い
ですよね。すごく運の強い方なんでしょうね。

話それるけど、美輪さんは本当にオーラが激しい感じですよね。
なんであんななんだろう???と思うくらい、人離れしている。
天草四郎の生まれ変わりらしいけど・・・天草四郎、あんな感じだったのか?
その場にいるだけであんなに存在感があるってすごいよね。
金髪だからっていうのもあるのか?
とにかく、只者ならぬ雰囲気ですよね。

こんなしめでいいのか?!

コメント一覧

ちくわぶ
お久しぶりです!
ロコさん、お久しぶりです。
実は、ロコさんの感想を読んで、
「お、武士の一分行かなきゃ!」と
思い出した私なのでした。

お母さんもあのシーンで感動されたんですね。
最後のシーンもいいですよね。
芋の煮付けのシーン。

愛されるよりも愛することが大事・・・、確かに。
愛されたいとばかり思っているうちは、
いつまでも心は満たされないような、そんな
気がします。
愛されるより、愛するほうが傷つくことも多いんだけど、
でも、その分、強くもなれるんですよね。
心も広くなれる・・・って、語りすぎ?!
・・・けど、自分自身はまだまだです。
つい、相手を責めてしまうので。

三部作全て見ました。(^^;)
松さんの作品を一番に見たんですけどね。
ロコさんの読みどおりです。
あの作品も心に染みる作品ですよね。
ロコ
http://blog.goo.ne.jp/kazauta-kazahana/
私も、「武士の一分」見に行きました!
ちくわぶさんと同じく、うちの母も奥さんが「もっと心配をかけてほしいと思ってる」みたいに言ったところで感動してしまったそうです。
ああいう風に、無償の愛を捧げられる姿って素敵ですよね。
この映画のTVスポットで、一般の人たちが感想を言っているバージョンがあって「あんな風に愛されたい」と言っている人がいたんですけれど、むしろ「愛される」ことより「愛する」方が大事なんじゃないかなぁ・・・と思ってしまいました。

同じ時代劇3部作で、松さんが出演している「隠し剣 鬼の爪」はもうご覧になりましたか?
(ちくわぶさんのことですから、もうご覧になっていそうですが
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