見出し画像

えんじゃけん

NINJA in MITO 5・6回目

今日は「NINJA」を観るために水戸芸術館に行きました。

そして、13時の回、17時の回を観てきました。

 

まず、13時の回。

席は前から2列目で役者さんを見上げるような席でした。

ステージは四角な感じで、新国立のように凸の形ではありませんでした。

引間さんは元気よく踊っていました。

私が見に行けなかった地方公演でもきっと元気よくこのように踊っていたんだろうなぁと思うと、

すごいなぁ、がんばっているなぁと思うのと同時に元気をもらいました。

自分もがんばんなきゃなぁって思いながら見ていました。

今回は近いので表情などもばっちり見えました。

今回のお客さんは結構のりがよかったのかよいしょよいしょで拍手が起こりました。

カエルが出てきて、他の忍者たちもカエルになるシーンの時、

自分の真正面あたりに引間さんがきたので、あまりの近さに、

もうなんだか恥ずかしい気持ちで直視できませんでした(汗)

多分、向こうからはそんな見えないんだろうけど。

一幕の引間さんは本当に無邪気な感じで演じていて、見ていて楽しい。

あ、けど、なめくじの時は違いますけど。

結構、なめくじと、引間さんが同一人物と気づかない人もいるみたいです。

指先のぴろぴろした動きとかすごいです。

なめくじを連想させます。

けど、全体的にはなめくじというよりは本当なんというんでしょう。

本当に美しいです。

友達に、「引間さん、ナメクジ役ですごくきれいだった!」と言っても、

反応に相手が困るようで・・・ナメクジ役ってどうなん?と思われるようです。

多分、そんな友達もあの踊りを見たらきっと美しいと思ってくれると思うのですが、

言葉ではうまく説明ができない。

隣に座っていた方も(年配の女性)いたく感動されていて、

「なめくじ、よかったわ~。きれいだったわ~」と休憩の時にお連れの方と話していました。

今回は、二幕で引間さんにアクシデントがありました。

かちかち山の時になんとリボンが絡まってしまいました。

いつもりぼんってなんで絡まらないんだろうと思って見ていたのですが、

やはり絡まるときもあるんですね。

時々、不自然にならない程度に直そうとしていましたが、直らないりぼん。

りぼんの棒側を放り投げて引っ張って手元に戻すシーンでは、

絡まている関係上うまくできない様子でした。

そこで即興で、引間さんはその場でくるくる回りながら激しく踊ることで、

炎が飛び交う様子を表現していました。

さすがです。

そして、2幕最後、う~ん、どうして開次さんはこのようなラストにしたんだろう?

この時は、引間さんも圭さんもアメンボなんだけど、

それが最後カエルと重なってボヨンボヨンしながら終わるんですよね。

で、この三人、よくよく考えたら三すくみの三人なんですよね。

三人重なるんだけど、前から引間さん(なめくじ)、かえる、圭さん(蛇)となっています。

一番前が一番小さくなっていて、二番目が中腰、三番目は立っている。

たまたまのこの三人?

あるいは三すくみを意識して?

それとも、なめくじやカエルは食べられてなくて、忍術遊びをしていただけで、

いろいろなものに変身して今も遊んでいるよという意味合いなのかな?

ここの引間さんの表情がいまいちよく分からない感じです。

よし、これから何に化けようといたずらっぽく笑っているわけでもないし、

楽しいなぁという開放的な笑いでもないし。

もし、今も忍術でいろいろ遊んでいるといった内容での終わりであれば、

もっと一幕の時のような無邪気なちょっといたずらっ子的な笑いで終わると

「よし、今日も忍術で遊ぶぞ!」という感じがしていいのかも知れない。

二幕はとにかく、かっこいい踊りが多く、芸術的にも高い、ダンスのレベル的にも

高いものを見せる感じの箇所が多いのですが、これらも忍者遊びの一環ととらえるなら、

やはり、最後は今日は何ごっこをしようと無邪気にたくらみ笑い的な笑いがピンと

くるような気がします。

 

次に17時の回。

席は2階の中央席。

床のプロジェクトマッピングと役者さんの演技を全体的に見れる席。

水戸芸術館は2階席といっても舞台にすごく近いので、今回の舞台を見るには、

この2階席がものすごくベストだと思い、2階席をとりました。

思った通り、2階席から舞台全体がきれいに見えますし、役者さんも近くに感じます。

しかし、ハプニングが。

手裏剣を折る踊りの途中からプロジェクトマッピングが映らなくなりました。

しかし、役者さんたちは止まることなく踊りを続けます。

次の殿、分身、七変化、カエル、蛇、なめくじのシーンは普通の照明のみで行われました。

蛇のシーンはいつも後ろの月のところに蛇のうろこの模様がうつり、床面もうろこが映るのですが、

何も映らない状態で、最初、蛇を踊るけいさんにスポットを当てていたのですが、

途中から消して、横からの光のみにしたんです。

すると、蛇のすごみが表現されてよかったのですが、舞台全体が暗い分、

ロープさばきが難しそうでした。

ロープを巧みに振り回して、床面にたたきつけ、その反動で跳ね返ってきたのを持つのですが、

暗いのでちゃんとできるのか心配してたのですが、さすがけいさん、暗闇でもこなしていました。

そして、その次の引間さんのなめくじ。

最初は舞台の真ん中だけ細い光がさしていて、そこの光の中にいるときは、

衣装が光を受けてキラキラしていて、いい感じだったのですが、左右に動いてその光から

出てしまうと、暗くてよく見えない状態に。

もったいないなぁと思いながら見ていると、照明のあかりを広げることで、

左右に動いてもしっかり、光の中に入れるように調整したようでした。

その場その場スタッフさんが、判断してそのシーンに合うように照明を調整していて

すごいなと思いながら見ていました。

おかげさまでプロジェクトマッピングがなくてもなめくじ(引間さん)の魅力満開でした。

 

休憩時間になり、いつもは月や床に厠の文字が映し出されるのですが、何も映らない状態でした。

いつもより薄暗い中、いつもの畳を片付けるパフォーマンスが行われました。

もう、機材は直らないのかな、・・・でも、まあ、こんな時もあるよな、

ある意味貴重かも、と思っていると、上の方で懐中電灯の明かりがあわただしく動きまわっていることに気づきました。

どうやらスタッフさんたちが、機材を復旧させようと走り回っているようでした。

そしてなんと、機材復活!

床面と月面に厠の文字が。

よくよく床面を見ると、水戸芸術館の座席表が映し出されていて、

トイレへの生き方がやじるしやら忍者やらで表現されていました。

新国立でもそうだったのかな?

バルコニー席からだと、舞台上のマッピングがいまいちよく分からなかったんですよね。

やはり、水戸の二階は床面が見やすい。

役者も近いし、最高でした。

もし、復帰しなかったらかちかち山のシーンはどうやって見せるのだろう・・・と思ってましたが、

間に合ってよかったです。

マスの中に女性の方が入って踊るシーン、ここ結構好きです。

うずうずがマスを回すとできるのが面白い。

機材が直ってよかったと思った。

そして宇宙空間に・・・!

すごくきれいでした。

かちかち山のシーンも、とても迫力があってよかったです。

人やりぼんが動くと、それに合わせて炎があがるようなプロジェクトマッピングでした。

今回はりぼんがもつれることなくできました。

 

そして、カーテンコールでは、いつもより多めに開次さんが出てきました。

そして、機材が故障のため、一部ちゃんと照明が見せられなかったことを、

誠意を込め、よく通る声で客席に向かってお詫びをしました。

それを聞いてなんだか感動してしまった私。

本当に開次さんは、ものづくりに熱い人だなということと、

お客さんに対して、誠実だなと思いました。

普段は照れくさそうにあまり語らない開次さんですが、

このような場でははっきりと話されていて、そんな姿に感動してしまいました。

ああ、日曜の回も見たかったなぁ。

他のお芝居を入れてしまったので見に行けませんが、水戸ラストも頑張ってください!

明日は機材の故障やトラブルなくできますように。

 

※おまけ

今日はなんだか朝、とても激しい腹痛に襲われ、1時間近く苦しんでいました。

このまま腹痛が収まらなかったら観に行けないと思いつつ、・・・でもなんとか治り、観に行くことができました。

朝ご飯だけ抜いて、お昼は芸術館近くのイタリアンのお店でいただきました。

そこのサラダが以前食べたときに美味しくて!

自由に一回のみ取れるのですが、今日もおいしかったです。

今日はコーヒーとデザートもいただきました。

 ↑メインのパスタは撮り忘れたという…(汗)

13時の回と17時の回の間の待ち時間が2時間近くあったので、館内のカフェで、

メロンシェイクをいただきました。

果肉も入っていて美味しかったです。

800円と割高ですが、2時間近くゆっくり飲んでも、氷が解けきらずびっくりでした。

 

あと1回、地方公演を見に行って終わりです。

ああ、もっと見に行きたい!

あと、グッズについてですが、松本29日はガチャありませんでした。

そして、CD期待していたのですが、販売されていませんでした。

もしかして今日は販売されているのかな?

NINJAのサントラ、ほしいです。

↑茨城新聞に記事が載ったそうで、水戸芸術館に掲示されていました。

↑夜、シンボルタワーがライトアップされていました。

感動のあまり、アンケートを長々書いていたら、会館を出るのが最後の方になってしまい、

私が出て少しすると、もう会館に鍵がかけられていました。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最近の「ダンス・パフォーマンス」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事