タッキーが主演のやつね。
映画版とはストーリーが少し違うような気がしました。
どちらの方が原作に忠実なんだろう?
エンターテイメント性的には薬師丸ひろこの映画の方があるように感じました。
妖魔と戦っている感がいまいち薄かったんですよね、ドラマのほうは。
5時間ちかくある作品ですけど、なんとなく薄口な感じな
仕上がりになっていました。
しかし、5時間一気に見ることができたので、面白いのは面白かったです。
一応、一番の悪玉が菅野美穂が演じるタマズサなんだけど、
あんまし怖いとか悪いって感じはなかったかなぁ。
なんとなく、哀れな感じに思いながら見てました。
それに、そのタマズサのせいで、争いが起きているわけでもなく、
タマズサは少し人間の欲望に勢いをかけただけであって、
あんまし、悪の根源という感じがしなかった。
映画のほうはバリバリ悪って感じでそれを倒しに行くって感じだったけど、
ドラマの方は犬士が何と戦っているのかいまいち?って感じだった。
だって、タマズサの息がかかっているのは、それぞれの主将だけで、
そのほかの家来は主将に命令されて動いているだけで、
生身の人間っていう設定のようにみえたんだけど、
それだと、それらをぶった切る里見の犬士はどうなんだ?って感じだし。
このドラマの中でね、一番怖かったのは佐野士朗さん!
この人すごいよね、理屈抜きに気持ち悪い演技がうまい!!
妖魔とかなんでもなくて、普通に人間なんだけど、
笑い方がなんとも不気味で本気で怖いと思ってしまいましたよ、
テレビの向こう側かつ演技だと分かっていながらも。(^^;)
あとね、シノの恋人・ハマジ役で出ていた綾瀬はるか。
その人今、なんか強烈な役のドラマしてるよね、「白夜行」ってドラマ。
その印象が強くて、里見を見ていてもついつい思い出してしまった。
これからどうなってしまうんだろう、あのドラマ。
たまにしか見てないけど。
なんか、この綾瀬はるかさんって、気になる人なんですよね、私的に。
癖になるっていうか、なんか独特の雰囲気のある人ですよね。
それにしても菅野美穂さんはどうしてこうも人間じゃない役が
よく巡ってくるんでしょうか?
まぁ、彼女はなんだかエキセントリックなところがあるから
それでかもしれないけど・・・。
菅野さんのタマズサはすごく美しく、哀しかったなぁ。
タマズサは好きな人がいなかった設定になってるよね。
男をただ利用している女として描かれている。
タマズサは最後、仲間由紀恵の演じる伏姫によって受け容れて
もらえることで成仏するんだけど、そのときのタマズサの表情が
とってもよかったなぁ。(^^)
ということで、自分はタマズサに感情移入しながら見てたかな?
さて、このドラマでも幾度と出てきました舞台となる富山町にある富山(とみさん)。
ここへ行ってみたい!ハイキングにもなる山だし。
電車だとJR岩井駅が最寄の駅のようです。
あと、館山には館山市立博物館分館が「里見八犬伝」専用の資料室に
なっているので、ここにも行っても行ってみたいです。
いやはや、子どものころに見た『里見八犬伝』の舞台となった地が、
こんなに近くにあるとは、全くこのドラマがあるまで考えてもなかった。
ということで、このドラマに感謝。
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