先日見た、テレビで放映された「里見八犬伝」とテーマが似ていた。
憎しみから憎しみが生まれ、それはどこかで断ち切らなければ
きりがないといったような話。
キャシャーンの母が、
「誰か一人が正しいわけではなく、誰か一人が間違っているわけではない」
ってな台詞を言うんだけど、それって深いですよね。
自分の愛するもののためだけの幸せを望み、周りを犠牲にするのはいけない。
では、その大儀のために、愛するものを見殺しにするのか?
これはキャシャーンと父の言い合いの台詞。
映像がすごくきれいです。
CGを駆使してるんだろうけど、それが嫌味なく綺麗なんですよね。
音楽の選択もすごくいいなぁと思った。
ラストの宇多田ヒカルの唄もよかったなぁ。
キャシャーンの監督って、ヒカルさんの旦那なんだよね。
素敵な夫婦だね。(^^)
内容はね、あともう一回くらいみたいかなぁ。
ちょっとよく分からないところもあったので。
見た後、いろいろ考えさせられる作品だと思います。
何を善として、何を悪とするのか。
自分と愛するものたちだけの幸せのために、他を犠牲にするのは
善なのか、悪なのか?
そして、全体の幸せを考えて多少の犠牲を払うことに目を瞑ることが、
善なのか悪なのか?
何事も一概に善だの悪だのって言えないんですよね。
いろいろな視点・価値観によってそれは変わるものだから。
たくさんの視点・価値観が存在することを許すこと、
それができなければ、争いは絶えないように思う。
しかし、その違った視点・価値観が自分の愛するものの幸せや命を
奪うものであれば、・・・・それらと戦うしかないのかなぁ。(-_-)
許すなんて言っている場合じゃないよね・・・。
お互いに存在を許しあえる世界・・・それが理想なんだろうなぁ。
自分が唯一正しいと思わない心が大切っていうか。
そうすれば、お互いを傷つけあうことはないだろうから。
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