春ちゃんを送ってから、6日目になる。
もう7月ですね。
ほんの少し、「春ちゃんがいない」ことに慣れてきたように思う。
涙は出る。
夜は特に辛い。
春ちゃんを送った夜に、
段ボールベッドも壊した。
タオルもシーツも洗った。
春ちゃんがいないことを認めないと・・・・・
だけど、キレイにふかふかになったシーツ。
「春ちゃん、ふかふかになったよ。ここにおいで」
シーツを洗う度にいつも言ってた。
涙が止まらない。
一つだけ洗ってない物がある。
キャリーバッグに敷いてるクッション。
花ちゃんが赤ちゃんの頃からだから、ボロボロなんだけど。
春ちゃん、気に入ってた。
病院に行く時、お外が見れるのが嬉しいのか、
キャリーバッグに入るのを嫌がらなかった。
送る時も、これに寝かせて連れて行った。
辛い時には、いつも来てくれる花ちゃんも、お布団に来てくれない。
花ちゃんが寝る場所は、闘病中、ずっと春ちゃんが寝てたから、
開けてくれているのかもしれない。
来てくれる時は足元に。
それでも、毎日は過ぎていく。
毎朝昼晩、春ちゃんにお水とカリカリをあげるのは、
今までと、なんら変わりはない。
春ちゃんに話し掛けることも。
姿がないだけ・・・・・
この数日は、春ちゃんの今までの写真を見ていた。
いろんなことが蘇る。
本当に、人懐こくて、かわいい子だった。
私は、春ちゃんとの出会いをはっきりと覚えていない・・・・・
その頃は、確か、「しっぽちゃん」や「かわい子ちゃん」のことで
いっぱいだったような・・・・・
いつの間にか、毎日、私を見つけて鳴きながら走って来てくれて、
「マーブルちゃん」と名付けて、可愛がっていた。
始めから、懐いてた。
不思議な子だった。
私は、割と猫には好かれる方だけど、こんなに?って。
始めてパパに会った時も、スリスリして。
野良ちゃんが自分から家に来ること自体、不思議なことですよね(笑)
かわいい子だったなぁ
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ますます涙が出る・・・・・
仲良しだった良ちゃんが時折、
春ちゃんを探しているような行動を取って・・・・・
胸が締め付けられる。
「良ちゃん、あんたの好きだった春ちゃんは、もういないんだよ。」
「春ちゃんが眠ってるの、見たでしょ?」
毎日、良ちゃんは、春ちゃんがお気に入りの場所でいる。
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最後の夜も、春ちゃんは、しばらくここで寝ていた。
良ちゃんも寂しいんだと思う。
そして、健たんの所へ行く。
みんな、ありがとう。
花ちゃん、健たん、良ちゃんも、春ちゃん不在の現実を
少しずつ認識している。
「みんながいてくれるから、ママも頑張れる」
春ちゃんの代わりは、春ちゃんにしか出来ないけど、
みんながいてくれることは、本当に心強い。
昨夜は、一つ嬉しいことがあった。
春ちゃんと一緒にいた黒ちゃん。
会いに行くと、待っていてくれた。
春ちゃんといた遠い駐車場ではなく、
誘導してきてた少し近い所で。
そして、私が手を伸ばすと、少し警戒しながら匂いを嗅いだ。
半径50cm以内には近付けなかった黒ちゃんが、私の手に鼻を近付けたのだ。
2年近くの付き合いがあって初めて!
帰って、すぐ春ちゃんに報告した。
そして黒ちゃんのこともお願いした。
もしかしたら、家に来てくれるかな?なんて・・・・・
ずーっと以前から、パパに言われていることがある。
「もう、猫を連れて帰ったらあかんで!」
良ちゃんを保護した後くらいから。
「でも、春ちゃんは自分で来たんだもん。」
「無理矢理、連れて来た訳じゃない」
私は、密かに、「黒ちゃんが家に来てくれたらいいな」と思っている。
春ちゃんに会わせてあげたい。
怖がりの黒ちゃんは、無理かもしれないけど・・・・・
今夜は、雨。
雨の日は行かないと決めている私。
せっかく、近付けた黒ちゃんだけど・・・・・
「縁」があれば、何とでもなるはず。
それを信じて
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もう家族を増やすことはしない、そう今は思う。
辛い別れはしたくない。
花ちゃん、健たん、良ちゃんとのお別れを思うと、息が出来なくなる・・・・・
だけど、黒ちゃんは春ちゃんの仲良しだったから、
どうしてもほって置くことは出来ない。
仮に家には来なくても、黒ちゃんだけは会いに行かなくてはならないと思っている。
少しずつ、前を向いて。
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