Kent Shiraishi Photo Blog

北海道美瑛町の大自然や身近な写真を、
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SONYα7Rが太陽の撮影に強い理由は?

2014年03月03日 | カメラ&写真
SONYα7Rが太陽の撮影に強い理由は?

これまで太陽を入れた風景撮影はなかなか難しかった訳ですが、
下記カメラとレンズのシステムを使う事で変わりました。

Camera : SONY ILCE -7R
Lens : Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA SEL35F28Z

同時に発売されたα7のボディに同じレンズをつけても撮影結果は違います。
そして同型のセンサーをSONYから提供されているNikon D800Eを
同条件で使用した場合はフレアやゴーストが出ます。

僕は写真家でありますが学者ではないので、
ここで物理的な理論を語る事は出来ません。

しかしながら、撮影を実践している写真家・技術者として語るならば、
α7とα7Rとのボディ差はもちろんですが、
同型のセンサーを使うNikon D800Eとの差は、
どうやらα7Rのセンサー上にある、
反射防止膜の威力が大きく影響しているのではないか?
そう感じています。

すなわち
『センサー上にあるシールガラス両面に反射防止膜(ARコート)を採用し、
光の反射を抑えることでゴーストやフレアの発生を最小限に抑えている。』

これは大変有効な技術だと思います。

そして太陽を入れた風景撮影に関しては、
まず反射防止膜をコーティングされた高級レンズを使い、
さらにローパスフィルターレスで解像度を下げないまま、
最新の技術で反射防止膜(ARコート)を使った優れたセンサーに光を送る。
このシステムの総合力によってきれいな太陽の撮影が出来る。


もちろんこれはあくまでも僕の個人的な意見です。

しかし比較しましたら、
今の段階ではこのシステム以外では同じ様に撮影する事が出来ません。

Nikon D800Eで同条件で撮影するとフレアやゴーストが発生する。
それはなぜか?
D800Eはローパスレスといっても技術的には違うわけで、
またセンサー上に反射防止膜は無い。
そう考えていきますとその辺の技術の差に行きつく感じがします。
もっとも最初からローパスレスのないCanonは、
当然ですが普通にフレアやゴーストが発生します。

やはりローパスフィルターレスで解像度を下げないで、
なおかつセンサー上をコーティングする最新技術で、
フレアやゴーストを極力発生させない様にした
SONYの技術に拍手したいと思います。

結論として今現在、
僕が太陽を撮影したいと思うのは、
SONYのこのシステムだけです。

・・・・・・

最後に美瑛町で有名な「家族の木」。
この木は相当撮影していますが、
今まで太陽を入れて美しく撮るのは難しかったです。

しかしこのシステムなら撮れます。



★「太陽と家族」
北海道美瑛町

太陽が「家族」を見守っているようで、
温かく穏やかに照らしていて、
実に気持ちが良いです。

そして太陽の撮影が本当に楽しいです!

ケント白石

北海道を世界に売り込む侍写真家
Professional & SAMURAI Photographer
Kent Shiraishi

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