世界で認められるためにはMy Colorが必要!
前回の続きを書きます。
世界に自分の写真を発信したい方のために僕は書きます。
（*^_^*）
今回も大切な事を書きます。
これまで僕は皆さんに、
「デジタル暗室」に関してまず書きました。
そしてモニターがとても重要である事も書きました。
ではそれはなぜか？
もちろん自分が撮影した画像データの色と露出を
出来るだけ正しく見るためです。
ではなぜ色がそんなに大切なのか？
実は今世界の写真界をよく見ていますと、
その事がはっきり分かります。
世界のTop Artist達は色に厳しいのです。
もっと簡単に言いますと、
「彼らはMy Color、すなわち自分の色を持っています」
その感覚・感性を持っている者が世界に出ていける。
そして世界でオンリーワン、あるいはユニークな存在として認められる。
僕が10年以上前から、
「Kent Color」に拘って来たのはそのためです。
先日僕に対して
TV取材がありました。
8月に、TV東京の番組「アド街ック天国」で美瑛町が特集されるようです。
それで僕はインタビューを受けました。
質問形式に答えたんですが、
「プロになろうと思ったのはいつですか？」
そういう質問があり、
「写真がデジタルになった時です。」
「それはどうしてですか？」
「Kent Colorが作れると分かり、僕はプロに成れると思いました！」
そう答えました。
ようするに自分だけのオリジナリティが色においても写真で表現出来るようになり、
その事で世界に出ていく、世界で戦える自信がついたのです。
・・・・・
しかし、これから書く事はTV取材では話しませんでしたが、
僕はプロに成りたくて写真を撮っている訳ではありません。
僕が目指しているのはあくまでもArtistです。
写真で飯が食えるかどうかはそれ自体本質的な問題ではなく、
自分がArtistとして納得出来る作品を創作出来るかどうかが大切です。
自分の撮りたいテーマに専念するために、
撮りたくない仕事は受けない。
それが僕の生き方です。
そのために宿も経営しています。
写真にも色々な分野がありますから、
全てをひとまとめにして語る事は出来ません。
ただ風景写真に関して言えば、
プロかアマチュアかの問題ではなく、
Artistか否か？
僕にはそれが問題です。
風景写真は芸術ですから、
何より、オリジナリティが大切です。
すなわち独創的である事。
かつてカラーフィルム時代は、
色に関しては殆どすべてがフィルムによって決められていました。
言うなれば色に関しては独創性の低い、つまらない世界でした。
もちろんその中で努力されていた写真家はたくさんいましたが…。
余談ですが、
Fujiの最新のカメラ、
X-T1。
このカメラは素晴らしいカメラです。
僕は使ってみて気に入りました。
僕ならこのカメラを使って独創的な写真を創作します。
ただしかし、僕がけして使わないのが、
「ベルビア・カラー」などと名前の付いた機能です。
これはその昔、フィルムの「ベルビア」を使っていた人達を
ターゲットに考えた戦略でしょう。
そのこと自体はそれで良いと思います。
しかしこれから世界に出ていく様な若い方は、
そんな既存の色ではなく、
自分だけの「My Color」に拘って頂きたいです。
今の時代はフィルム時代ではありません。
あなたが使っているカメラそしてあなたが生きている時代はデジタルですから！
だれがどういう意見を持とうと構いません。
それは自由ですから。
ただ少なくとも僕はそう考えて努力して来ました。
これからも未来に向かってそれを続けていくつもりです。
次回は皆さんがそこそこ性能の良いモニターを買ったと仮定して、
その調整について書きます。
最後に一枚写真を添付します。
Kent Colorの作品
「夕陽に染まる耕地」
北海道美瑛町
何でもない畑。
ただ耕しただけの土。
しかしその畝の一本一本に魅かれる。
それは僕だけだろうか？
シンプルだから美しい。
美しいものは基本的にシンプルなのかもしれない。
けして自然には出来ない美しさ。
農家によって、人の労力で出来た美しさ。
改めてその素晴らしさを感じる。
この広い畑、大地に立つと、
そんな事を自然に考えさせられる。
(#^.^#)
ケント白石
北海道を世界に売り込む侍写真家
Professional & SAMURAI Photographer Kent Shiraishi
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