写真家は色にこだわる!
3月の震災以降、知人友人を亡くしたこともあり、
何か無気力感というか脱力感に襲われ、
写真講義もほとんどお休み状態でした。
メールや郵便でも励ましを頂き、
また色々な質問が来ていたにもかかわらず、
ずいぶんとほったらかしのまま時間が過ぎてしまいました。
大変ご心配おかけしました事、深くお詫び申し上げます。(#^.^#)
さて、約2か月の間、色々な質問が来ていたんですが・・・
特にこの春写真学校を卒業された若い方達と、
先日楽しい会話が出来ました。
いや~今の若い方には優秀な方がおりますね!
素晴らしい発想で考えられる方・・・。
こちらも改めて大変勉強になりました。
どちらかというと、銀塩時代から写真術というのは、
徒弟制度じゃないですが、習うより慣れろ!経験が一番!
ということで、誰かの助手を務めて・・・
というパターンも結構多かったんですが・・・。
もちろん撮影術に関して、あるいは写真家としての姿勢・生き方等において、
今もそういう学び方は有効な方法の一つでありますでしょう。
しかしカメラの進歩、撮影後の「現像」、「印刷」に関しては、
まさに現在は日進月歩であり、昨年の知識が今年は古い!
そういう事もあります。
常に向上心を持って学ばれている師匠に師事するならばOKでしょうが、
以前から私が書いてきたような「生きた化石」のような方の下で学びますと、
発想から柔軟性が欠如していきます。
先日私がお話しした若者達は、まさに柔軟性を筋肉でくるんだような者達で、
ネットで自分の学びたい分野、専門知識を身につけている写真家を探し、
就職先があったのに行かず、
フットワーク軽く、追いかけて外国にでも出かけて行きます・・・。
それぞれが違う国に出かけていったんですが、
数年後に再会するのが楽しみです。
さて前置きが長くなりましたが、
彼らとも話した事なんですが、
日本ではカメラの性能や撮影した後の写真については、
銀塩時代と同じくよく語られます。
しかしほぼ100%近くがデジタル時代の今日でも、
肝心な事はまだ良く分かっていない方も多いのではないでしょうか?
例えばまず、大切な事の一つは何でしょうか?
当然「色」でしょう!
銀塩で言えば「ポジ」、その昔(今でも使いますが…)、
ライトビューアーで観たポジの「色」です。
絶対的な色ですね、当然ですが。
よってそのポジの色を基本として、全てがスタートしました。
ところがデジタルではどうでしょうか?
「色」の大切さは昔と変わらないわけですが・・・。
撮影後の「正しいデータの色」を、
どれくらいの方が意識して見ているのでしょう・・・。
ほとんど考えた事もないのでは?
うん十万するような素晴らしいカメラで撮影したところで、
「色」についての基本的な知識がなければ全てパーです。
パーな色を、高級な現像ソフトでいじったら、
もっとパッパラパーですね!(#^.^#)
第一これでは効率が悪い。一々元データからコピーを作り、
そのつど色をいじるはめになります。
コピーを作り忘れたらさあ大変、元の色さえ分からなくなり、
それこそほんとに全てがパー!!!!!
そもそも現代写真術というのは、大きく二つに分かれます。
1、経験を積んで学ぶ事。
2、きちんと論理的に知識として学ぶ事。
特に2は、銀塩時代とは比較になりません。
学ぶべきことが多いのです。
プロは仕事ですから言うまでもありませんが、
アマチュアでもハイアマチュア、セミプロと呼ばれたいなら、
きちんと勉強すべきです。
逆に言えば、経験やセンスに影響されない、
誰でもがある時間をかければ学べる事なんですから・・・簡単です。
さて長くなったので続きは次回に書きますが、
予習というか宿題として、次を読んでおいて下さい。
★「デジタル写真の必修科目・カラーマネージメント講座 」
上記はご存知の方が多いでしょう、GANREF(ガンレフ)の理論写真家、
小山先生の講義です。この方はもちろん博識です。言うまでもありません。
そこで上記講義を読まれて、十分理解できたならば、私の講義を読む必要はありません。
時間の無駄ですからお止め下さい。
小山先生の講義は、数ページ書かれています。
きちんと読まれて理解された貴方ならば、次の質問に簡単に答えられるはずです。
★質問
貴方は最近、自分が撮影した画像を出来るだけ正しい色で観たいと考え、
そこそこ良いモニターとカラーマネジメント・ツール(色合わせの機械)を購入しました。
そこで質問です。
貴方が目標とする数値を答えて下さい。
1、ガンマ
2、輝度
3、白色点(色温度)
ただし貴方が目指すのは、あくまでもデータの色を出来るだけ正しく見ることです。
すなわちライトビューアーで「ポジ」を見るようにです。
私は正直に話しまして、
上の講義を3回読みなおしましたが、
ある部分で論理的に納得がいきませんでした・・・。
まあ人それぞれですから、他人の事を、まして大先生の事をとやかく言う気はありません。
ただし私と同じように、良く理解出来なかった、納得がいかないという方は、
次回の私の講義をお読みください。
私は簡単にかつ論理的にお話しするつもりです。
お楽しみに・・・。
追伸:
こういう講義を始めますと、早速くだらない質問がきました。
「・・・私が今写真を教わっている先生に、貴方の出された質問を聞いてみましたら、
そう言う枝葉末節な事にこだわっていたら良い写真は撮れない。
写真は感性だから・・・と言われました。どう思われますか?・・・」
こういう質問はいらないです!勘弁して下さい!
私がどう思うかではなく、教わっている貴方がどう思うかでしょ!
あなたが先生の言う通りだと思えばそれでOKじゃないですか?
自分で判断して下さいそれくらい!
私の意見は聞いても仕方ないです。
…でも聞きたい?
質問よこすくらいだから聞きたいよね?
なら答えます。
自分が撮影した「元データの色を出来るだけ正しく見る」事が、
枝葉末節なことだという先生に、私は今まで教わらずに済んで幸せでした。
以上です。
・・・今ふと思いました。
貴方にだから先生はそう話したんでしょうきっと!
私が同じ質問をすればその先生の答えは違うでしょう・・・。
私の知る限り、まともなプロフェッショナルで、
自分が撮影した画像の「色」についての問題を、
そういう風に考える方はいません。
ということで、今後はこのような質問には一切お答えしません!
あしからず。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最後に書いておきますが、
このブログは結構な数の方が読まれています。
金儲けで書いている訳ではありません。
また私の少ない時間で書いています。
くだらないと思えば読まなければ良いだけの話ですから、
どうか静かに無視して下さい。
よろしくお願い申し上げます。
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またもしそういう行為を発見致しましたら、ネット・ポリスに通報致します。
ご了承ください。
3月の震災以降、知人友人を亡くしたこともあり、
何か無気力感というか脱力感に襲われ、
写真講義もほとんどお休み状態でした。
メールや郵便でも励ましを頂き、
また色々な質問が来ていたにもかかわらず、
ずいぶんとほったらかしのまま時間が過ぎてしまいました。
大変ご心配おかけしました事、深くお詫び申し上げます。(#^.^#)
さて、約2か月の間、色々な質問が来ていたんですが・・・
特にこの春写真学校を卒業された若い方達と、
先日楽しい会話が出来ました。
いや~今の若い方には優秀な方がおりますね!
素晴らしい発想で考えられる方・・・。
こちらも改めて大変勉強になりました。
どちらかというと、銀塩時代から写真術というのは、
徒弟制度じゃないですが、習うより慣れろ!経験が一番!
ということで、誰かの助手を務めて・・・
というパターンも結構多かったんですが・・・。
もちろん撮影術に関して、あるいは写真家としての姿勢・生き方等において、
今もそういう学び方は有効な方法の一つでありますでしょう。
しかしカメラの進歩、撮影後の「現像」、「印刷」に関しては、
まさに現在は日進月歩であり、昨年の知識が今年は古い!
そういう事もあります。
常に向上心を持って学ばれている師匠に師事するならばOKでしょうが、
以前から私が書いてきたような「生きた化石」のような方の下で学びますと、
発想から柔軟性が欠如していきます。
先日私がお話しした若者達は、まさに柔軟性を筋肉でくるんだような者達で、
ネットで自分の学びたい分野、専門知識を身につけている写真家を探し、
就職先があったのに行かず、
フットワーク軽く、追いかけて外国にでも出かけて行きます・・・。
それぞれが違う国に出かけていったんですが、
数年後に再会するのが楽しみです。
さて前置きが長くなりましたが、
彼らとも話した事なんですが、
日本ではカメラの性能や撮影した後の写真については、
銀塩時代と同じくよく語られます。
しかしほぼ100%近くがデジタル時代の今日でも、
肝心な事はまだ良く分かっていない方も多いのではないでしょうか?
例えばまず、大切な事の一つは何でしょうか?
当然「色」でしょう!
銀塩で言えば「ポジ」、その昔(今でも使いますが…)、
ライトビューアーで観たポジの「色」です。
絶対的な色ですね、当然ですが。
よってそのポジの色を基本として、全てがスタートしました。
ところがデジタルではどうでしょうか?
「色」の大切さは昔と変わらないわけですが・・・。
撮影後の「正しいデータの色」を、
どれくらいの方が意識して見ているのでしょう・・・。
ほとんど考えた事もないのでは?
うん十万するような素晴らしいカメラで撮影したところで、
「色」についての基本的な知識がなければ全てパーです。
パーな色を、高級な現像ソフトでいじったら、
もっとパッパラパーですね!(#^.^#)
第一これでは効率が悪い。一々元データからコピーを作り、
そのつど色をいじるはめになります。
コピーを作り忘れたらさあ大変、元の色さえ分からなくなり、
それこそほんとに全てがパー!!!!!
そもそも現代写真術というのは、大きく二つに分かれます。
1、経験を積んで学ぶ事。
2、きちんと論理的に知識として学ぶ事。
特に2は、銀塩時代とは比較になりません。
学ぶべきことが多いのです。
プロは仕事ですから言うまでもありませんが、
アマチュアでもハイアマチュア、セミプロと呼ばれたいなら、
きちんと勉強すべきです。
逆に言えば、経験やセンスに影響されない、
誰でもがある時間をかければ学べる事なんですから・・・簡単です。
さて長くなったので続きは次回に書きますが、
予習というか宿題として、次を読んでおいて下さい。
★「デジタル写真の必修科目・カラーマネージメント講座 」
上記はご存知の方が多いでしょう、GANREF(ガンレフ)の理論写真家、
小山先生の講義です。この方はもちろん博識です。言うまでもありません。
そこで上記講義を読まれて、十分理解できたならば、私の講義を読む必要はありません。
時間の無駄ですからお止め下さい。
小山先生の講義は、数ページ書かれています。
きちんと読まれて理解された貴方ならば、次の質問に簡単に答えられるはずです。
★質問
貴方は最近、自分が撮影した画像を出来るだけ正しい色で観たいと考え、
そこそこ良いモニターとカラーマネジメント・ツール(色合わせの機械)を購入しました。
そこで質問です。
貴方が目標とする数値を答えて下さい。
1、ガンマ
2、輝度
3、白色点(色温度)
ただし貴方が目指すのは、あくまでもデータの色を出来るだけ正しく見ることです。
すなわちライトビューアーで「ポジ」を見るようにです。
私は正直に話しまして、
上の講義を3回読みなおしましたが、
ある部分で論理的に納得がいきませんでした・・・。
まあ人それぞれですから、他人の事を、まして大先生の事をとやかく言う気はありません。
ただし私と同じように、良く理解出来なかった、納得がいかないという方は、
次回の私の講義をお読みください。
私は簡単にかつ論理的にお話しするつもりです。
お楽しみに・・・。
追伸:
こういう講義を始めますと、早速くだらない質問がきました。
「・・・私が今写真を教わっている先生に、貴方の出された質問を聞いてみましたら、
そう言う枝葉末節な事にこだわっていたら良い写真は撮れない。
写真は感性だから・・・と言われました。どう思われますか?・・・」
こういう質問はいらないです!勘弁して下さい!
私がどう思うかではなく、教わっている貴方がどう思うかでしょ!
あなたが先生の言う通りだと思えばそれでOKじゃないですか?
自分で判断して下さいそれくらい!
私の意見は聞いても仕方ないです。
…でも聞きたい?
質問よこすくらいだから聞きたいよね?
なら答えます。
自分が撮影した「元データの色を出来るだけ正しく見る」事が、
枝葉末節なことだという先生に、私は今まで教わらずに済んで幸せでした。
以上です。
・・・今ふと思いました。
貴方にだから先生はそう話したんでしょうきっと!
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私の知る限り、まともなプロフェッショナルで、
自分が撮影した画像の「色」についての問題を、
そういう風に考える方はいません。
ということで、今後はこのような質問には一切お答えしません!
あしからず。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最後に書いておきますが、
このブログは結構な数の方が読まれています。
金儲けで書いている訳ではありません。
また私の少ない時間で書いています。
くだらないと思えば読まなければ良いだけの話ですから、
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