Kent Shiraishi Photo Blog

北海道美瑛町の大自然や身近な写真を、
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8Kモニターの表示にシャープネスは無用!

2018年02月16日 | 8Kモニター
8Kモニターの表示にシャープネスは無用!

これから書く発想はもちろん僕自身の発想です。
「それは違う!」と突っ込まれても困ります。
もし違うと思えば、それはそれで良いのです。
100人写真家がいれば100通りの発想がある。
それが自然で当然です。
(#^.^#)
現行モデルであるEIZOのColorEdge 27インチモニター(2560×1440ピクセル)と、DELL-8Kの組み合わせで使いはじめて丁度10日間たちました。

その間に「現像とプリント」の合宿講座を行いました。
まだ2台のモニターの色合わせをする前でしたが、それでも素晴らしい解像度の8Kに、受講生は痺れていたようです・・・笑。
また結果は満足できる額装写真を皆さん創作されました。


バスケットの世界では超有名な選手だそうです。
iPhoneで撮影

・・・さて、
その後、本格的に使い始めました。


普段は色彩感覚を養うため、この様に必ず多種多様な色の組み合わせを壁紙にしています。
「絶対音感」のような「絶対的色感覚」を身につけたいなら、特にこのような多色の同じ絵を、2台のモニターで見続ける訓練がとても有効です。


現像時は人肌の色を確認するために、人物写真を使うこともあります。
いずれもiPhoneで撮影

ただご覧のように、EIZOのColorEdge 27インチモニター(2560×1440ピクセル)で、等倍の画像を映すと画面からはみ出ますが、8Kで観賞するならとても小さくなります。

そして面白い事に、
8Kの画像はとてもシャープに見えます。


等倍で両方のモニターに映すと、その解像度による画像の大きさの差がよく分かるでしょう。
iPhoneで撮影。

そこで2台のモニターを色合わせして大きさもほぼ揃えてみました。


iPhoneで撮影したので、色は正確に見えないでしょうが、実際はほとんど文句のつけようがないほど色は合っています。

・・・ただし、
EIZOの27インチは、全画面に収まるようにするために、元画像をかなり縮小しているので、シャープネスが弱く感じ、締まりのない写真に見えます。
それに比べて、等倍表示されてる8Kは、びしっとシャープです。これ以上シャープネスをかける必要は全くありません。

むしろシャープネスのかかった画像は見るに堪えないです。
この点はとても重要です。

4000万画素程度なら、
8Kモニターで見る等倍画像は、何もしなくても、十分立体的でシャープに見えます。

科学的に考えれば当然のことなんですが、頭で知ってるのと実際に見るのでは大違い。
まさに百聞は一見にしかずですね。

それにしても、2台のモニターの色合わせをするのに相当時間がかかりました。
左右のモニターで色が違うと仕事になりません。

一般的にDELLのモニターは、工場出荷時の段階で、モード「標準」では輝度が高く設定されてる様です。
僕が計ったところでは、だいたい140~160cd/m2位、結構高いです。

僕自身の通常の写真観賞と現像は120cd/m2。
印刷時は80cd/m2に落とします。

輝度が違うと、当然ですが、2台のモニターの色は合いません。
輝度はとても重要です。
目測など出来ません。
きちんとしたツールが必要です。

今回は色合わせの初回ゆえに、少々時間がかかりましたが、結果にはとても満足しています。
これで本格的に2台のモニターを使うことが出来ます。

3月の「現像&プリント講座」は、まず8Kの素晴らしい解像度に驚いて頂き、そして2台のモニターをいかに上手に使って現像するか?
そこをしっかり学んで欲しいですね。それから最後に、モニターの色とプリントされた色が見事に合う事の快感、思わず唸ってしまうでしょう・・・笑。
技術と道具、どちらも重要で大切です。

以前からずっと書いていますように、
現代の写真術は「科学と感性の融合」ですから・・・。
少なくとも僕はそう考えています。



追伸:
僕のPCはかなりのハイスペックですが、それでもDELLの8KモニターとEIZOの上記モニターを、同時に一つのグラフィックボードで作動させることは出来ませんでした。
結局2台のボードが必要になりました。
8Kを使ってマルチモニター環境を構築する場合、まだまだ難しい問題点があるようです。

追伸2 :
EIZOの代わりに同じくDELLの4Kモニターを繋いでみると問題ないです。つまり一枚のグラフィックボードにディスプレーポートが3つ付いてるグラボなら、GeForce GTX 1060 6GBでも、問題なく8Kと4Kの2台同時使用出来ます。
どうやらEIZOのモニターに原因がありそうです。
よく調べると、現行モデルでも、製造が2013年や2014年だったりします。接続ポートの規格がどんどん進化している中、5年以上前の規格で作られたモニターはちょっと厳しい感じがします。

まあそうは言っても、
20万円以上したモニターであり、性能的に何も問題ないので、買い換えるわけにもいかず、なんとか上手に工夫して、2台同時に使用出来るように頑張ります。

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ここからは、Kentの宣伝広告なので、興味のない方は読まれなくても結構です!



『ケント白石の科学的写真術講座ご案内』約4分間


2017年11月に行われた講座の合宿について、参加された受講生がご自身のブログで書かれた記事は下記です。
撮影&プリント講座合宿
2018年3月からは、8Kモニターを使い、「現像とプリント制作の講座」を開始します。

また講座では受講生が投稿した写真を動画で講評する事もしています。さらに世界に発信するための「意識」について、ブランディングを交えた講義もしています。また僕が提供するTiffやRAWデータを受講生の皆さんが現像する課題も行っています。
そして…
僕の写真術講座は受講生が全国にいるので、皆さんが各地で盛んにオフ会を開いています。受講生の皆さんが自ら積極的に活動するのもこの講座の大きな特徴の一つだと思います。
4月は受講生の協力によって、東京のソニーストア銀座で公開講義、および六本木のDMM本社で写真講評会を開催しました。また9月に室蘭で開催された『撮りフェス』も受講生が実行委員のメンバーです。また11月は九州の長崎から始まり、そのまま北上しながら、全国で受講生だけの写真講評会・懇親会を開催しました。


全国で写真講評&講義


時には自ら撮影モデルに成ることも…笑

そして嬉しい事に、今現在世界中のフォトコンテストで入賞者が相次ぎ、嬉しい報告がどんどん寄せられています。
入会金はもちろん無し、一ヶ月単位で入退会が自由。いつからでも入会出来、いつでも退会出来ます。
さあ「科学的写真術」を学びたい方は次へどうぞ!すでに多数の皆さんが受講されています。

ケント白石の科学的写真術講座
(#^.^#)
ケント白石

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Kent Shiraishi is a Photo Producer and SAMURAI Photographer.
When it comes to art and design, the hottest thing out of chilly Hokkaido is photographer Kent Shiraishi. Mac enthusiasts working on the latest Apple operating system probably already have one of his simple yet arresting photographs – “Blue Pond and First Snow” – as wallpaper on their laptop screens. The Blue Pond, which Shiraishi has captured in every season, is fed from a volcanic hot spring, so its hyper-natural turquoise color can be partially explained by the presence of minerals.



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