ミラーレス一眼の対決 2
さて前回に続けて書きますが、
そもそもこれから「ミラーレス一眼」なるカメラを買う方はどういう方?
ちょっと考えました・・・。
1、初めてカメラを買う方。
2、今までコンデジとか携帯で写していて、
もうちょっと画質の良いのが欲しくなった・・・。
3、すでに一眼レフとか、それなりのカメラを持っていて、
もう一台携帯しやすくて、そこそこ写りの良いのが欲しい。
正直今発売されているどのカメラを買っても、
間違いなく画質はあるレベルに達しており、
通常の使用において、何ら文句のないレベルである事は間違いないです。
よってデザインや色とか、自分のライフスタイルに合うのが、
一番良いカメラと言えます。
・・・なんだなんだ、それじゃこれで話はチャンチャンでお終いか!
まあ正直言いますとそう言う事ですね・・・(#^.^#)
自分に合うカメラは自分で決めるしかないですから・・・。
よってここから書くのは、
私が自分なら何を買うかという事を話します。
その選考基準を読んで頂き、自分に当てはめて考えて下さい。
またあえてカメラ別のサンプル画像は載せていません。
それはメーカーサイトをリンクさせましたので、そちらでご覧下さい。
よくアマチュアの皆さんが、テストしましたと言って画像Upしていますが、
私は殆ど信用していません。
実際にプロがテストする際には厳しい基準があります。
しかもどのカメラにも平等な条件でなければいけません。
それは設定が難しく簡単には出来ません。
サイトやカメラ雑誌を読んだ方がよっぽど良い、
私はそう思っています。
よってここでは個人的な使用感や感想を書くにとどめます。
さて実は私は結構なカメラ収集家です。
しかしまあ普通の写真家よりちょっと持ってるかな~と言う範囲でしょう。
その私の収集しているカメラの中に、
リコーのGRシリーズがあります。
カメラ好きならご存知でしょうが、
コンパクトカメラにしては価格も高く、
付属品などそろえるとたしか10万近くなったはずです。
以前はミラーレス一眼がなく、
携帯に便利でそこそこ写せるカメラとして、
いつも持ち歩いていました。
しかし今はまず使いません。我が家の殿堂入りになりました。
やはり撮像素子が小さすぎて、遠くの風景では解像力が足らず、
また人物や花の撮影では背景をきれいにボカす事ができません。
ただかさばらない、小さいというメリットしか私にはありませんでした。
この辺は好みが大きく分かれる大切なポイントです。
ようするに何をカメラに求めるか?
そう訊かれているのと同じだからです。
逆にコンデジで満足出来るなら、ミラーレス一眼は必要ない。
そうも言えます。
実際私の友人でも、大切な撮影は一眼レフ、
でも普段はコンデジという方も少なくありません。
そんな彼らにはミラーレス一眼は大きさ的にも中途半端に映るようです。
私はと言いますと、まず普段一眼レフを持ち歩くのを止めたい。
もっと機材を軽くして、フットワークを軽快にしながら、写真はきちんと撮りたい。
そのためのカメラ・システムを揃えたい。そう考えております。
ところで今現在私が使っている一番小さなカメラは、
パナソニックの「Lumix DMC-GF3」です。
比較テストに使ったのが、SONYの「NEX-5n」。
そしてオリンパスの「PEN E-P3」。
カメラを比較する場合、
進化進歩は日進月歩なので、新しい機械を比較しないと意味がないわけです。
結論は・・・どれも素晴らしい!
いやほんと撮影するのが楽しくなります。
ご存知のように、オリンパスとパナソニックは、
同じ「マイクロフォーサーズ」というシステムです。
ですからお互いにボディもレンズも交換でき、自由に使えます。
意外とこの事知らない方がいるのにはびっくりしました。
オリンパスのカメラにパナソニックのレンズつけれるんですよ!
もちろん逆もOKです。
よって私は上で書いたオリンパスのPEN E-P3に、
パナソニックのレンズをつけてテストしました。
また私のお気に入りのレンズに、
「コシナ・ノクトン25mm/F0.95」というのがあります。
マニアックなレンズですが、素晴らしい描写力です。
このレンズをパナソニック&オリンパス、
両方のカメラで使えるのがうれしいですね!
さて、オリンパスとパナソニックで迷うなら、
デザインや色で決めて全く問題なしです。
ただ一点だけ、もしムービーも撮られるなら、
パナソニックは問題ないですが、オリンパスなら最新のカメラ、
具体的にはPEN E-P3か、オシャレな「PEN E-PL3」、
またこれから発売される一番小さなPEN「E-PM1」をお勧めします。
実はこれらの機種は、SONY、Panasonicと同じ規格の「AVCHD」動画が撮れます。
簡単に言いますと、もしパナソニックのTVを買えばカードを差し込むだけで、
いずれもすぐに再生して見ることが出来ます。
またSDカードスロットのあるレコーダーを買えば、内蔵されたハードディスクに移して、
編集もその場で簡単に出来ます。そしてブルーレィにすぐダビングもできます。
普通の方なら、パソコンに毎回取り込んで、
その後一々編集するようなことはしない方が多いでしょう。
ようは動画に関しては、3社同じ規格になるのです。
ところでSONYですが、
私は個人的にはファインダーの付いたカメラが欲しいので、
「NEX-7」
自分が使うならこのカメラですね!
本格的に撮らないなら、あるいは一眼レフのサブで持つなら、
ファインダーなしでも構わないのでしょうが・・・。
いざ本気で撮る時にはやはり必要です。
というより、ないと不安になるのが私のような写真家です。
しかもこれから発売される「NEX-7」、
SONYがハイアマチュアやプロをもターゲットにしているだけに、
そのスペックもボディも素晴らしいです。
まずファインダーは今までミラーレス一眼の弱点と言われてきただけに、
「有機ELファインダー」の約235万ドットの解像力は楽しみです。
実は上でたった今、ファインダーがミラーレス一眼の弱点であると書きましたが、
それは今までのファインダーの見え方が、あまりにもお粗末だったからです。
しかし今後あるレベル以上に見えるようになりますと、
今度は逆に一眼レフにはない、強力な撮影時の武器、
頼もしい味方になるのです。
どういうことかと言いますと、
ファインダーを覗きながら撮影した画像を、そのまま眼を離さずに、
今覗いているファインダーの中で隅々まで確認できるからです。
これは一眼レフのように、真昼間に見づらい背面液晶で確認するのと違い、
とても快適で正確に鑑賞できます。
これに慣れますと、逆に一眼レフの方が使いづらく感じるほどです。
よって精度の高いファインダーさえつけば、
それだけでもミラーレス一眼は、写真家にとって魅力あるカメラになるのです。
また今回はなんと有効約2430万画素の“Exmor”APS HD CMOSセンサー使用、
そして新画像処理エンジン。
さらに、高速オートフォーカス&レスポンス、
ボディは随所にマグネシウム合金を使用。
しかしそれでも本体質量は約291gと意外と軽いのです。
また動画も高いレベルで撮りたいと考えている、
ハイアマチュアの期待に応えるべく、
AVCHD:1920×1080、60p、28Mbpsや、
1920×1080/60p、60i、24pの動画撮影機能を搭載。
まさに至れり尽くせりの内容で、もちろん発売と同時に早速テストする予定です。
その時には、このカメラのために作ったと言っても過言ではないレンズ、
カールツァイスレンズ「Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA」、これを絶対に使いたい!
正直言いまして、今まではミラーレス一眼に対して、
SONYの本気度がイマイチ感じませんでしたが、
このカメラの発売でその思いは撤回します。
とても楽しみです!!
そしてパナソニックのニュース、
SONYのNEX-7の発売日以前に、どうやら同様のハイアマチュア向け、
ファインダー内蔵ミラーレス一眼の発表がありそうです。
レンズはSONYのカールツァイスに対してこちらはライカ!
これはとても面白くなりそうです。今から楽しみですホント!
良い形でSONYとPanasonicが競争して頂くのが、我々ユーザーには幸せです。
最後になりましたが、ニコンとペンタックス・・・。
う~~~~~~~~~~~~ん、なんと言ったらよいのでしょうか?
今上で書いたようなハイアマチュア向けとは別な、楽しい趣味の路線で、
形やデザインが気に入ったら買う、そんな感じでしょうか・・・。
ただ…コンデジ買うのと違って、交換レンズも買う訳で…、
要はシステムを買うわけですから…。
おいそれとメーカーを変える事が出来なくなります。
その辺を良く考えて買わないと、後で大変なことになります。
実は正直に書きますと、プロ用カメラとしてニコンを使い続けてきた私としては、
今回のミラーレス一眼はとても残念なんです。
ニコンの目指す方向が・・・私の考えていた方向とは違いました。
失敗と言うことにならなければ良いのですが・・・。
あとはキャノン、さあどうするのでしょうか?
これまた楽しみですね。
一眼レフで素晴らしい動画性能を評価されているのですから、
ぜひSONYのように、それを盛り込んだカメラを出して欲しいと個人的には思っています。
以上まとまりのない文章説明でしたが書いてみました。
最後にPENのカメラ内蔵のアートフィルターは楽しいです。
それを使いさらに自分でもうちょっと遊んだ作品です。
★「Alone 」
追伸:
プロフェッショナルのビデオの世界でも、
PanasonicとSONYは対決しています。
これが面白いことにどちらも撮像素子はカメラに使っているサイズです。
(もちろん正確には、ビデオ用に調整しておりサイズが同じだけですが…。)
でもこういう競争がもの作りでは大切で、
結果的にカメラにもフィードバックされます。
下記でそのプロ用ビデオについての対決を書いています。
興味のある方はお読み下さい。
「NEX-FS100J vs AG-AF105」
さらに追伸:
先ほどご意見いただきました。
「なぜNikonの新しく出たミラーレス一眼が残念なのか理由を訊きたいです…。」
う~ん、わかりました・・・私は実はニコンが好きなんですね、
だから仕事にも使っているんです。
またそれゆえに期待も大きいわけです・・・。
だからあまり書きたくないんですが…、正直に書きますと、
ニコンが2種類出すというのは以前からある程度知っていました。
「J1とV1」
もちろん詳細は知りませんでしたが、
ファインダーがあるのとないのとで2種類出るらしいと…。
当然価格も違うわけですから、
コンデジからのステップアップであればファインダーなしが売れる。
ファインダー付きはそこそこ高価格になるはずだから、
おそらくハイアマチュアをターゲットにした機種だろう…、
そう予想していました。
しかし結果は・・・
何よりまずそのファインダーです。
「0.47型TFT液晶、約144万ドット、視度調節機能付き、明るさ調整可能…。」
何やこれは!
既にオリンパスが何年も前に出したのと変わらないではないか???
それどころかオリンパスの方は着脱もできる「電子ビューファインダー」。
つけるつけないは自分で選べる。
それに対して、ニコンはわざわざデザイン的に無理してボディを薄くしたために、
ファインダー部分の厚みが飛び出ている形。お世辞にもオシャレとは言えない。
ならば当然カメラメーカーとして、
ファインダーの重要性が十分わかっているからこそ、
新しい技術で相当なレベルの物がついてくるはず。
そう期待した私は・・・ただただがっかりしたのです。
わざわざ2機種用意した意味は?
そういうことです。
しかももう1点書きますと、
撮像素子の大きさ!
これはライバルに対して小さ過ぎます。
実際使えば分かるはずです。
花や人物撮影で背景を光学的に美しくボケさせるのが難しいでしょう。
小さい素子はリコーやペンタックスにまかせるべきで、
ニコンの方向性は違うでしょ!
ハッキリ言いまして、ファインダー付きのV1は売れないと思います。
私の予想では、キャノンはSONYと肩を並べるか、
少なくともパナソニック&オリンパスより大きな素子を用意してくると考えています。
もしそうならニコンは大きく負けるでしょう・・・。
もう発表時点で、テストする気力さえなくなりました。
残念です!
ただこの一言です。
じゃんけんと違って、後出しの方が厳しいのがこの世界。
だからこそ・・・・・。
ということでこれ以上は書きません。
心中お察し下さい。
ミラーレス一眼は、「生きた化石」のような発想しか出来ない、
老舗のカメラメーカーより、Panasonic、SONY そしてOLYMPUSに期待しています。
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ご了承ください。
さて前回に続けて書きますが、
そもそもこれから「ミラーレス一眼」なるカメラを買う方はどういう方?
ちょっと考えました・・・。
1、初めてカメラを買う方。
2、今までコンデジとか携帯で写していて、
もうちょっと画質の良いのが欲しくなった・・・。
3、すでに一眼レフとか、それなりのカメラを持っていて、
もう一台携帯しやすくて、そこそこ写りの良いのが欲しい。
正直今発売されているどのカメラを買っても、
間違いなく画質はあるレベルに達しており、
通常の使用において、何ら文句のないレベルである事は間違いないです。
よってデザインや色とか、自分のライフスタイルに合うのが、
一番良いカメラと言えます。
・・・なんだなんだ、それじゃこれで話はチャンチャンでお終いか!
まあ正直言いますとそう言う事ですね・・・(#^.^#)
自分に合うカメラは自分で決めるしかないですから・・・。
よってここから書くのは、
私が自分なら何を買うかという事を話します。
その選考基準を読んで頂き、自分に当てはめて考えて下さい。
またあえてカメラ別のサンプル画像は載せていません。
それはメーカーサイトをリンクさせましたので、そちらでご覧下さい。
よくアマチュアの皆さんが、テストしましたと言って画像Upしていますが、
私は殆ど信用していません。
実際にプロがテストする際には厳しい基準があります。
しかもどのカメラにも平等な条件でなければいけません。
それは設定が難しく簡単には出来ません。
サイトやカメラ雑誌を読んだ方がよっぽど良い、
私はそう思っています。
よってここでは個人的な使用感や感想を書くにとどめます。
さて実は私は結構なカメラ収集家です。
しかしまあ普通の写真家よりちょっと持ってるかな~と言う範囲でしょう。
その私の収集しているカメラの中に、
リコーのGRシリーズがあります。
カメラ好きならご存知でしょうが、
コンパクトカメラにしては価格も高く、
付属品などそろえるとたしか10万近くなったはずです。
以前はミラーレス一眼がなく、
携帯に便利でそこそこ写せるカメラとして、
いつも持ち歩いていました。
しかし今はまず使いません。我が家の殿堂入りになりました。
やはり撮像素子が小さすぎて、遠くの風景では解像力が足らず、
また人物や花の撮影では背景をきれいにボカす事ができません。
ただかさばらない、小さいというメリットしか私にはありませんでした。
この辺は好みが大きく分かれる大切なポイントです。
ようするに何をカメラに求めるか?
そう訊かれているのと同じだからです。
逆にコンデジで満足出来るなら、ミラーレス一眼は必要ない。
そうも言えます。
実際私の友人でも、大切な撮影は一眼レフ、
でも普段はコンデジという方も少なくありません。
そんな彼らにはミラーレス一眼は大きさ的にも中途半端に映るようです。
私はと言いますと、まず普段一眼レフを持ち歩くのを止めたい。
もっと機材を軽くして、フットワークを軽快にしながら、写真はきちんと撮りたい。
そのためのカメラ・システムを揃えたい。そう考えております。
ところで今現在私が使っている一番小さなカメラは、
パナソニックの「Lumix DMC-GF3」です。
比較テストに使ったのが、SONYの「NEX-5n」。
そしてオリンパスの「PEN E-P3」。
カメラを比較する場合、
進化進歩は日進月歩なので、新しい機械を比較しないと意味がないわけです。
結論は・・・どれも素晴らしい!
いやほんと撮影するのが楽しくなります。
ご存知のように、オリンパスとパナソニックは、
同じ「マイクロフォーサーズ」というシステムです。
ですからお互いにボディもレンズも交換でき、自由に使えます。
意外とこの事知らない方がいるのにはびっくりしました。
オリンパスのカメラにパナソニックのレンズつけれるんですよ!
もちろん逆もOKです。
よって私は上で書いたオリンパスのPEN E-P3に、
パナソニックのレンズをつけてテストしました。
また私のお気に入りのレンズに、
「コシナ・ノクトン25mm/F0.95」というのがあります。
マニアックなレンズですが、素晴らしい描写力です。
このレンズをパナソニック&オリンパス、
両方のカメラで使えるのがうれしいですね!
さて、オリンパスとパナソニックで迷うなら、
デザインや色で決めて全く問題なしです。
ただ一点だけ、もしムービーも撮られるなら、
パナソニックは問題ないですが、オリンパスなら最新のカメラ、
具体的にはPEN E-P3か、オシャレな「PEN E-PL3」、
またこれから発売される一番小さなPEN「E-PM1」をお勧めします。
実はこれらの機種は、SONY、Panasonicと同じ規格の「AVCHD」動画が撮れます。
簡単に言いますと、もしパナソニックのTVを買えばカードを差し込むだけで、
いずれもすぐに再生して見ることが出来ます。
またSDカードスロットのあるレコーダーを買えば、内蔵されたハードディスクに移して、
編集もその場で簡単に出来ます。そしてブルーレィにすぐダビングもできます。
普通の方なら、パソコンに毎回取り込んで、
その後一々編集するようなことはしない方が多いでしょう。
ようは動画に関しては、3社同じ規格になるのです。
ところでSONYですが、
私は個人的にはファインダーの付いたカメラが欲しいので、
「NEX-7」
自分が使うならこのカメラですね!
本格的に撮らないなら、あるいは一眼レフのサブで持つなら、
ファインダーなしでも構わないのでしょうが・・・。
いざ本気で撮る時にはやはり必要です。
というより、ないと不安になるのが私のような写真家です。
しかもこれから発売される「NEX-7」、
SONYがハイアマチュアやプロをもターゲットにしているだけに、
そのスペックもボディも素晴らしいです。
まずファインダーは今までミラーレス一眼の弱点と言われてきただけに、
「有機ELファインダー」の約235万ドットの解像力は楽しみです。
実は上でたった今、ファインダーがミラーレス一眼の弱点であると書きましたが、
それは今までのファインダーの見え方が、あまりにもお粗末だったからです。
しかし今後あるレベル以上に見えるようになりますと、
今度は逆に一眼レフにはない、強力な撮影時の武器、
頼もしい味方になるのです。
どういうことかと言いますと、
ファインダーを覗きながら撮影した画像を、そのまま眼を離さずに、
今覗いているファインダーの中で隅々まで確認できるからです。
これは一眼レフのように、真昼間に見づらい背面液晶で確認するのと違い、
とても快適で正確に鑑賞できます。
これに慣れますと、逆に一眼レフの方が使いづらく感じるほどです。
よって精度の高いファインダーさえつけば、
それだけでもミラーレス一眼は、写真家にとって魅力あるカメラになるのです。
また今回はなんと有効約2430万画素の“Exmor”APS HD CMOSセンサー使用、
そして新画像処理エンジン。
さらに、高速オートフォーカス&レスポンス、
ボディは随所にマグネシウム合金を使用。
しかしそれでも本体質量は約291gと意外と軽いのです。
また動画も高いレベルで撮りたいと考えている、
ハイアマチュアの期待に応えるべく、
AVCHD:1920×1080、60p、28Mbpsや、
1920×1080/60p、60i、24pの動画撮影機能を搭載。
まさに至れり尽くせりの内容で、もちろん発売と同時に早速テストする予定です。
その時には、このカメラのために作ったと言っても過言ではないレンズ、
カールツァイスレンズ「Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA」、これを絶対に使いたい!
正直言いまして、今まではミラーレス一眼に対して、
SONYの本気度がイマイチ感じませんでしたが、
このカメラの発売でその思いは撤回します。
とても楽しみです!!
そしてパナソニックのニュース、
SONYのNEX-7の発売日以前に、どうやら同様のハイアマチュア向け、
ファインダー内蔵ミラーレス一眼の発表がありそうです。
レンズはSONYのカールツァイスに対してこちらはライカ!
これはとても面白くなりそうです。今から楽しみですホント!
良い形でSONYとPanasonicが競争して頂くのが、我々ユーザーには幸せです。
最後になりましたが、ニコンとペンタックス・・・。
う~~~~~~~~~~~~ん、なんと言ったらよいのでしょうか?
今上で書いたようなハイアマチュア向けとは別な、楽しい趣味の路線で、
形やデザインが気に入ったら買う、そんな感じでしょうか・・・。
ただ…コンデジ買うのと違って、交換レンズも買う訳で…、
要はシステムを買うわけですから…。
おいそれとメーカーを変える事が出来なくなります。
その辺を良く考えて買わないと、後で大変なことになります。
実は正直に書きますと、プロ用カメラとしてニコンを使い続けてきた私としては、
今回のミラーレス一眼はとても残念なんです。
ニコンの目指す方向が・・・私の考えていた方向とは違いました。
失敗と言うことにならなければ良いのですが・・・。
あとはキャノン、さあどうするのでしょうか?
これまた楽しみですね。
一眼レフで素晴らしい動画性能を評価されているのですから、
ぜひSONYのように、それを盛り込んだカメラを出して欲しいと個人的には思っています。
以上まとまりのない文章説明でしたが書いてみました。
最後にPENのカメラ内蔵のアートフィルターは楽しいです。
それを使いさらに自分でもうちょっと遊んだ作品です。
★「Alone 」
追伸:
プロフェッショナルのビデオの世界でも、
PanasonicとSONYは対決しています。
これが面白いことにどちらも撮像素子はカメラに使っているサイズです。
(もちろん正確には、ビデオ用に調整しておりサイズが同じだけですが…。)
でもこういう競争がもの作りでは大切で、
結果的にカメラにもフィードバックされます。
下記でそのプロ用ビデオについての対決を書いています。
興味のある方はお読み下さい。
「NEX-FS100J vs AG-AF105」
さらに追伸:
先ほどご意見いただきました。
「なぜNikonの新しく出たミラーレス一眼が残念なのか理由を訊きたいです…。」
う~ん、わかりました・・・私は実はニコンが好きなんですね、
だから仕事にも使っているんです。
またそれゆえに期待も大きいわけです・・・。
だからあまり書きたくないんですが…、正直に書きますと、
ニコンが2種類出すというのは以前からある程度知っていました。
「J1とV1」
もちろん詳細は知りませんでしたが、
ファインダーがあるのとないのとで2種類出るらしいと…。
当然価格も違うわけですから、
コンデジからのステップアップであればファインダーなしが売れる。
ファインダー付きはそこそこ高価格になるはずだから、
おそらくハイアマチュアをターゲットにした機種だろう…、
そう予想していました。
しかし結果は・・・
何よりまずそのファインダーです。
「0.47型TFT液晶、約144万ドット、視度調節機能付き、明るさ調整可能…。」
何やこれは!
既にオリンパスが何年も前に出したのと変わらないではないか???
それどころかオリンパスの方は着脱もできる「電子ビューファインダー」。
つけるつけないは自分で選べる。
それに対して、ニコンはわざわざデザイン的に無理してボディを薄くしたために、
ファインダー部分の厚みが飛び出ている形。お世辞にもオシャレとは言えない。
ならば当然カメラメーカーとして、
ファインダーの重要性が十分わかっているからこそ、
新しい技術で相当なレベルの物がついてくるはず。
そう期待した私は・・・ただただがっかりしたのです。
わざわざ2機種用意した意味は?
そういうことです。
しかももう1点書きますと、
撮像素子の大きさ!
これはライバルに対して小さ過ぎます。
実際使えば分かるはずです。
花や人物撮影で背景を光学的に美しくボケさせるのが難しいでしょう。
小さい素子はリコーやペンタックスにまかせるべきで、
ニコンの方向性は違うでしょ!
ハッキリ言いまして、ファインダー付きのV1は売れないと思います。
私の予想では、キャノンはSONYと肩を並べるか、
少なくともパナソニック&オリンパスより大きな素子を用意してくると考えています。
もしそうならニコンは大きく負けるでしょう・・・。
もう発表時点で、テストする気力さえなくなりました。
残念です!
ただこの一言です。
じゃんけんと違って、後出しの方が厳しいのがこの世界。
だからこそ・・・・・。
ということでこれ以上は書きません。
心中お察し下さい。
ミラーレス一眼は、「生きた化石」のような発想しか出来ない、
老舗のカメラメーカーより、Panasonic、SONY そしてOLYMPUSに期待しています。
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またもしそういう行為を発見致しましたら、ネット・ポリスに通報致します。
ご了承ください。
普段は5D Mark IIを使っていますが、プライベートではミラーレス一眼が良いかな、と注目しています。
現在のところ、パナソニックのGF3が小さくて、タッチ・シャッターなので、一番気になっています。
ソニーのAPS-Cというのも魅力的ですが、タッチ・シャッターがないのが残念です。
コメントありがとうございます。
やはり失望しましたか・・・。
現在キャノンを使われているとのことですが、
それこそキャノンならもっと戦略的に上手に、
売れるカメラを出してくるような気がします。
自他共にNikonファンを自任する僕としては、
今回のミラーレス一眼にはがっくりです。
何よりも、中途半端な撮像素子のサイズ!
このサイズは一体何を意味するのか?
コンデジと違い、今後はレンズも作り続けなければならないはずなのに、
この中途半端な素子で他社と戦えると考えているのか?
しかも液晶ファインダーもお粗末。
新しい技術がなく、既に発表されているSONYの後塵を拝する事になります。
後だしで大変なのは分かりますが、
ミラーレス一眼のシェアは伸びており、
これから参入するNikonにとっては言うまでもなく最重要分野。
しかしいざ発表された内容を見ますと、
先行する3社に対して、今後辛酸を舐めるのは間違いないでしょう。
最後になりましたが、
タッチ・シャッターは大変便利です。
構図を決めてそのまま撮影できますから…。
今のところ、新型では、
GF3とオリンパスの最新機Pen E-P3だけですね、
対応しているのは。
今後は増えてくると思います。