Kent Shiraishi Photo Blog

北海道美瑛町の大自然や身近な写真を、
海外へ配信するArtistの呟き。

少しの間休憩します-温かいコメントありがとうございました!

2014年04月08日 | カメラ&写真
少しの間休憩します-温かいコメントありがとうございました!
今回お休みさせていただく前に、
今行なわれている「ナショジオ」のフォトコンテストの紹介をさせて下さい。

まず初めに、
先日書いたブログにたくさん温かいコメントを頂きました。
本当にありがとうございました!

そして我儘言いますが、
もう少しだけ休憩させて下さい。

昨日も今日もとても良い天気になりました。
今朝も素晴らしい朝日でしたが、
体調不良で動けませんでした。
写真家が写真を撮れなくなったらお終いです…。

でもせっかくですから昨日撮った写真をご覧下さい。



「Cool」
北海道美瑛町

モノクロの様なカラー作品。
色を減らしCoolな写真を創作しました。
体調が悪いので現像時間は15分です。

太陽は僕の希望ですからどんどん撮ります。
光と影、そしてこの太陽の光芒が好きです。

この写真はWB(ホワイトバランス)を4000K~7000Kの間で、
少しずつ変えてみると、
とても楽しく色々なパターンが創作出来ます。

例えば次のように曇り空の雰囲気で6000K



あるいは逆にBlue Skyで4500K



多分この一枚の写真で、
空、真ん中の影の部分、そして輝く雪面に、
僕ならそれぞれ5パターン位のWBを当てます。

そうしますとそれだけで、
空×影×雪面=5×5×5=125パターンの創作が出来ます。

そこから作品を絞っていくのです。
それが僕のArt Workです。
これは皆さんが考える以上に大変な作業です。

一般的なアマチュアの皆さんで、
写真はただ「撮る」だけ、
そう考えている方も少なからずいるでしょう。

しかし絵を描くのも写真を創作するのも、
実は作品を創作するという点では同じ様に大変な事です。
それこそ健康でないと出来ません。
(#^.^#)
最後は僕が見た感じに一番近い作品、
いわゆるRetina Photo、
ご覧下さい。



・・・・・

さてここで少々ご紹介したい事があります。

実は僕が毎年必ず挑戦しているフォトコンテストがあります。
それは米国ナショナル・ジオグラフィック社で行なわれている、
世界で一番人気のある有名な下記コンテストです。

★National Geographic Photo Contest

2011年に、僕が日本人で初めて入賞してから、
昨年2013年のコンテストで、
2人目の日本人が入賞しました。

★2013 National Geographic Photo Contest

彼の作品は素晴らしいと思います。
今後世界で活躍されるでしょう…。

もし皆さんが写真家として世界で活動したいなら、
この「ナショジオ」のフォトコンテストに入賞するのが近道だと思います。

日本以外では名刺は使いませんが、
そのかわり世界ではネットが共有ですから、
このコンテストの入賞は名刺代わりに使えます。
それほど「ナショジオ」は世界的に有名です。
日本よりももっとずっと世界での知名度が高く、
欧米諸国、中国、ロシアでも人気です。

また近年、同じくナショナル・ジオグラフィック社で行われている、
新しいコンテストがあります。

それは「Traveler」という旅行写真誌のコンテストです。
こちらでも昨年一人の日本人が入賞しました。

★Traveler Photo Contest 2013

まだまだ日本人の入賞者は上の3名だけであり、
世界中から応募投稿があるので大変狭き門です。

しかし投稿する事はいたって簡単です。

1、作品は過去2年以内に撮影された写真である事。
2、HDR・合成等は認められない。
(過去の入賞者で後から取り消された者もいます)
3、RAWデータを保持している事。
(上記の様な不信を持たれた場合に提出を求められます)
4、参加費用は写真一枚につき15米ドル。

そして今春、今開催中なのが次、
★Traveler Photo Contest 2014

6月末まで投稿参加出来ます。

また「ナショジオ」のフォトコンテストは、
世界の他のフォトコンとはかなり違いがあります。
米国で行なわれるだけあって、面白いほど民主的です。

まず「ナショジオ」のフォトコンテストに共通しているのは、
3名の厳選された審査員が選ぶ入賞者とは全く関係なく、
「ナショジオ編集者」が気に入った作品を毎週選ぶ、
「The Editors' Favorite」編集者選抜というものがあります。

これは毎週選抜されるので、
選ばれる枚数が多いのですが、
過去のコンテストを調べますと、
殆どの入賞者はこれに選ばれています。

まあ当然と言えば当然ですね。
選ぶのがナショジオの編集者ですから。
よって「The Editors' Favorite」に選ばれるのは、
予選通過の様な感じです。

僕は毎年この「The Editors' Favorite」に選ばれる事を、
一応自分の最低限の課題にしています。
ちなみに今現在(4月8日)、
コンテストが開始されて2週目ですが、
選ばれた日本人は4名です。

しかも何とそのうち3名が、
僕を入れた上で紹介した3人、過去の入賞者です。
(#^.^#)
やはり常に入賞を狙う様な意識レベルの高い写真家は、
毎年挑戦して、当然の様に編集者に選ばれています。

また「ナショジオ」とは関係ない米国の他の有名誌の編集者も、
毎回勝手に独自の選考をしてWeb上で発表します。
有名なのは「Big Picture」と「In Focus」。
この二つのWebサイトに選ばれ掲載される事は大きな意味があります。

こんな素晴らしいチャンスの有るコンテストは他にありません。
ぜひ多くの皆様の参加を期待します。

特に日本人女性の参加が少ないです。
元々女性の入賞者は世界でも少ないです。
ぜひこれを機会に、
日本人女性の初入賞を目指して、
どうか頑張って挑戦されて下さい。

・・・・・

最後に、
今現在選ばれている日本人4名の「The Editors' Favorite」をご紹介させて頂きます。

★Climber

★Explosion

★Floating car

★Green Pond & First Snow、Hokkaido

また下記「ナショジオ」のサイトから、
今回編集者に選ばれた作品に「投票」できます。
皆様が自由に選ばれた作品に1~10点まで点数をつける事が出来ます。
その結果最も平均点が高い作品は「閲覧者が選ぶ優秀作品」として入賞になります。
この辺も民主的な米国らしいコンテストですね。

宜しければ皆さんも投票にご参加ください。

★「Voting・投票」

「ナショジオ」のコンテストでは、
3ヶ月の投稿期間で通常は2万枚近い作品が集まります。
毎週「The Editors' Favorite」をご覧頂くだけでも世界のレベルが分かり勉強になると思います。

全ては「挑戦」する事から始まります。
ぜひ僕と一緒に世界に挑戦しましょう。
(#^.^#)
それではまた少しの間休養させて頂きます。
体調を整えてまた元気に登場します。

皆様も季節の変わり目ですから、
健康管理にはくれぐれもご注意ください。

ではまた後日…。
いつもお読み頂きましてありがとうございます!

ケント白石

北海道を世界に売り込む侍写真家
Professional & SAMURAI Photographer
Kent Shiraishi

Kent Shiraishi Photography
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