Kent Shiraishi Photo Blog

北海道美瑛町の大自然や身近な写真を、
海外へ配信するArtistの呟き。

ケント白石 - 写真家の宿

2014年04月15日 | カメラ&写真
ケント白石 - 写真家の宿
Kent Shiraishi - Photography Workshop & Hotelが5月からスタートします。

少し休養させて頂きました。
ありがとうございました。

さて4月よりワークショップを始めましたが、
写真のWorkshopとは何か?

もちろん撮影・現像・印刷に関する全てが対象になります。
一般的には、撮影方法であるとか、フォトショップの使い方であるとか、
そういう事の学習が多いと思います。

しかし、もしそれだけなら、
わざわざ東京や大阪から飛行機に乗って、
この田舎に来て僕に高いお金を払わなくても良いでしょう。

東京に、あるいは大阪にも、
レベルの高い写真講座、学校等はいくらでもあるはずです。
ですからせっかく美瑛町まで来て学ぶなら、
他ではなかなか学べない、ユニークな発想と写真術を教えたい。
僕はそう考えています。

・・・・・

まず僕が一番大切にしている事は、
いわゆる撮影術や知識ではなく、
「イメージの創造力」です。

これは被写体を目の前にした段階で、
シャッターを切る前に、
「完成作品」が頭の中にイメージ出来るかどうか?
この創造力こそ一番大切だと僕は思います。

僕に関して言えば、
撮影時には作品が頭の中でほぼ出来上がっています。

よって撮影した後で現像を考えるのではなく、
当然現像方法もその場で考えており、、
その現像に合わせてもっとも適切な撮影を考えます。

これはカラーフィルムの時代には無い発想であり、
デジタル時代における新しい考え方です。

・・・・・

では早速具体的に見ていきましょう。


「No.1」

昨日の夕方、自分のホテルの傍で撮影しました。
この写真は撮影した後現像加工は全くしていません。

これはこれで良い写真です。
もしあなたがこういう写真が好きならば、
それは何も問題ありません。

しかし次の場合にはどう考えますか?

あなたは撮影の依頼人であり宿のオーナーです。
撮影の間ずっと自分のホテルを見ていました。
しかし「No.1」の写真ではホテルは全く見えません。
あなたは文句を言いますか?
僕なら怒ります。(笑)
しっかり俺の宿も見えるように撮れ…そう言うでしょう。

問題はそこです。
僕はプロです。
だったら仕事はそういう依頼人を満足させる事です。

大切な事は自己満足ではなく顧客満足です。
この事は以前も書きました。

よってその場合は、
僕は依頼人が見ていた風景を創作します。
ではその作品はどうやって創作するのか?

これは撮影前から完成作品のイメージをきちんと考えないと出来ません。

撮影から現像まで一貫して考える必要があります。
それが技術です。

そうやって考えて撮影して現像した写真が次です。


「No.2」
これで宿も見えるようになりました。

もちろん実際に宿の宣伝に使うなら、
ちゃんと宿の照明をつけてもっと温かい雰囲気を出すようにします。

しかしここで大切な事は、
このN0.2の写真を撮影前から頭の中でイメージしておかなければいけません。
それから、そのためにどう撮るか考えるのです。

頭の中が無の状態では無理です。
運が良くない限り、それでは優れた作品にはなりえません。

撮影したら宿が暗かった。
だから後から現像で明るくしようなどと考えるのは、
下手なアマチュアの発想です。

少なくともプロはもちろん、一流のハイアマチュアを自認する写真家なら、
「完成作品のイメージ」は撮影前に出来上がっているはずです。

大切なのはそのイメージであり、
またそれを生み出す創造力です。
それが特別優れている人が天才と呼ばれる人達です。

・・・・・

あなたは自分が思い描いた完成作品のイメージに、
少しでも近づけるように撮影して現像する。
そしてイメージに近い画像データを創作する。。

印刷はその後になります。
ただしプリントはこれだけでまた別な知識と技術が必要になります。

まずは撮影時に「完成作品のイメージ」を創造できる様にする。
この事がとても大切です。

しかしそのためには、
今現在カメラで出来る事、また出来ない事を知っておかなければいけませんし、
さらに現像ソフトで出来る事、あるいはやってはいけない事なども、
知識として持っている必要があります。

僕がいつも考えていますのは、
写真はカメラと人が一緒に創る芸術である。

ですからカメラはもちろん、使う他の機材、
PC等における知識も当然必要です。

今や写真は立派な科学です。
芸術作品を創るためには科学する心も大切だと僕は思います。

もう既にワークショップに参加された方もいます。
今年の11月は「雪降る青い池」の撮影・現像・印刷を宿泊しながら行う、
滞在型ワークショップも考えています。
冬もリクエストが多いので同様に考えましょう。

しかしこれだけは書いておきます。
僕の学習方法はけして一般的ではありません。
何と言ってもその事で大学教授と喧嘩した位ですから…。
(#^.^#)
その辺の事も含めまして、
もし皆さんがFacebookをされているなら、
一度僕が提唱する、
「科学的現代写真術」の講座を下記より読まれて下さい。
もちろん無料です。

この講座の内容が理解出来ないようでしたら、
あるいはこの考え方に賛成できないようでしたら、
僕のワークショップに参加するのは無意味だと思います。

写真術はけして一つだけではありません。
色々な考え方、方法論があります。
どれが正しいとか、間違っているとか言うつもりはありません。

あくまでもご自分に合った方法論を見つける事こそ、
まず最初にすべき事でしょう。

まずは下記よりご一読頂きまして、
どうかご判断下さいませ。

長々お読み頂きありがとうございました。

★「科学的現代写真術講座」(Facebook・スマホ携帯では読めません!)

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