そこからがArtistのスタートライン…。
毎回書いていますが、今日も書きます。
これから書く発想はもちろん僕自身の発想です。
他人の発想は分かりませんから…。
またこれから書く事を読んで、
「それは違う！」と突っ込まれても困ります。
もし違うと思えば、それはそれで良いでしょう。
100人Artistがいれば100通りの発想があります。
それがArtist（アーティスト）ですから。
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さて早速ですが、一昨日下記記事を書きましたら、かなり反響がありまして何通もメッセージや問い合わせが来ました。
『写真の学び方教えて下さい！この質問多いですけど…。』
初めにお断りしておきますが、僕はとても忙しいです。皆さんのご質問に一々お答えしている時間はありません。
僕のサービス精神で出来る限り情報を提供して、少しでも多くの方が世界に出ていける様に協力したいと思っています。
しかしそれ以上の事は出来ません。僕の写真術講座を受講された方々は特典（アフターフォロー）として写真に関する疑問や質問等にお答えしています。それだけでも毎日結構質問が来ます。よって知らない方のご質問にお答えする時間は申し訳ありませんが無いのです。お許し下さい。
ただ多くの方に共通した質問があり、それも今後そういう質問が増えると思いますので、その質問に関してだけはここで回答しておきます。
どういう質問か？
『「あなたと契約したい！」そういうメールが来るようになりました。例えば次のメールですが信用出来ますか？』
この後、長い英文メールが貼付されていました。
申し訳ありませんが、そんなご自分に来たメールまで僕に判断してもらおうと考えてはだめですよ！
そういう姿勢ではあなたは海外でArtistになれません。自分でその壁を突破しなければ無理です。
ただこの手の質問がとても多いので書いておきます。
ハッキリ言いまして、半分近くは詐欺です。またそうでないとしてもあなたに殆どお金が払われないケースが多いです。日本人は英語が出来ない方が多く騙しやすいと相手は考えています。
油断しない事です！ 簡単に大きなサイズのデータ（画像）を相手に送らないように！
一度送ってしまったら後の祭りです。もはやどうにもなりません。
実は僕には毎日2,3通必ず「あなたと契約したい！」そう書かれたメールが届きます。
慣れてきますとだいたい分かるようになります。
自分の事を「大手の新聞社と契約しているジャーナリスト…」などと書いていたり、あるいはアート系の出版社の者であるとか…。
本日も次の様なメールが来ました。
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Dear Kent,
We came across your work online and would very much like to present some imagery to our client, *****, for consideration for their wall art collection.
こういう文章で始まり、*****の部分に世界的に大きな会社の名前を入れて来たのです。アート系の会社の女性であると書いてました。
長い英文なので途中省きますが、最後の方では次の様に書かれています。
Unfortunately, we have come across your work very late in the process and our presentation is going out to ***** at the beginning of April. Therefore we would need any artwork by Friday 1st April. I appreciate that this gives us very little time but we wanted to give you the opportunity to submit work (even if it is very last minute). I very much look forward to hearing from you and please do let me know if you have any questions. Many thanks in advance!
時間が無いから契約を早くしなければいけないと書いてきました。全文を読むと4月1日までに作品が必要であると言う事です。この手の契約は詐欺、もしくはそうでないとしても殆どお金には成りません。よって無視すべきです。
ちなみに何度もしつこくメールが来たので、「僕の作品が欲しければ時間は僕に合わせろ！あなたの都合には従わない…。」そう書いてやりました。
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世界でArtist活動すると言う事は、作品だけでなくビジネスにおいても本物を見抜く眼を持たなければいけません。
いつも書いていますように、写真を趣味で撮るだけなら中学生でも出来るのです。我々がしようとしている事は世界で写真を扱うビジネスです。もしそういう事が面倒くさいと思うなら、日本で商業写真家になる道を探した方が良いでしょう。
僕が他の仕事を持っているのは、慌てて詐欺に引っかかったり、お金にならないつまらない仕事を受けない様、自分に経済的、あるいは心に余裕を持つためです。
とにかく仕事を選択できる様な環境こそ大切です。ですから世界でArtist活動するなら、今されている収入を確保できる仕事を続けるべきです。仕事はいつでもある時期が来たら辞めれますから…。
だんだん努力して「本物の作品と画商を見抜く眼」が養われてきますと、少しずつ自分の周りの世界に関して見え方が変わります。
そして上のブログ記事で書いた様に、「ナショジオ」でどんどん評価されますと、同時に自分の作品価値が世界で上がって行きます。これがとても楽しく面白くなるのです。もはやそうなりますと国内で商業写真家になろう、などと言う気持ちは全く起きません。楽しいです！
僕に関して言えば、そういう楽しさ喜びを感じる様になれたのは、1作品がUS1,000＄を超えた頃でした。そして10,000＄を超える売買が行われる様になりますと気分はハイになります。
しかし世界は広いです。僕の知る限りでも既に数名のArtistは100万＄以上で1作品が売買されています。この世界の一流、超一流にはまだまだほど遠いのです。高い次元に意識を置いてステージUpしなければいけません。
Artistは自分自身、自分の名前がブランドになります。
そのブランド力を高め、売買価格を上げるために「ナショジオ」の力は有効です。最大限に使うべきです。向こうも自分の作品を必要としているのですからGive & Takeです。
日本の写真賞をいくら取っても世界で自分を「ブランド」にするためには殆ど役立ちません。特に今のネット時代、世界が繋がっているこの時代に、「俺は日本では・・・だ！」みたいな話は笑われるだけでしょう。
いずれにしましても、このブログを読んで世界に出ようと思う皆さんは僕より楽なはずです。何故なら僕がこういう役立つ知識を書いているからです。自分は全て自ら経験しながら失敗を繰り返し数年かけてここまで来ました。僕の目指す分野で日本人の世界的なArtistがいなくて、目標に出来る写真家が見つからなかったからです。
まだまだ先は長いですが努力して進んでいきます。皆さんも僕の後に続いて下さい。道は必ず切り開きますから！
最後になりましたが、
早朝、たまに真っ青な空と太陽を見ると気分がぐっと良くなります。
ご覧下さい。
"The sunny morning"
Biei in Hokkaido,Japan.
「晴れた朝」
北海道美瑛町
いつの時代もそうですが、どの分野でも世界で通用するようになるのは大変です。たんに写真の実力だけではダメだと言う事も最近分かりました。何をどうすれば良いのか？そのHow toを見つけ出すのが大変です。結局は賢い者だけが生き残れる世界です。そこに挑戦する以上世界にアンテナを張って努力していく必要があります。時間だけが全ての人にとって平等です。
頑張りましょう！
ケント白石
北海道を世界に売り込む侍写真家
★ケント白石 写真家のCafe「てふてふ」
Open Time : 13時～22時 不定休 写真術講座開講中
Tel:0166-92-5137
撮影で不在の時が多いです。来館前にお電話下さい！
Professional & SAMURAI Photographer Kent Shiraishi
ケント白石 写真家の宿「てふてふ」
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