北海道を訪れる外国人観光客は少な過ぎる!
突然ですが、
このブログを読まれている皆様は
日本を訪れる外国人観光客の年間数をご存知でしょうか?
簡単に書きますと、
今までの最高が東北震災の前年で860万人、
震災後は620万人まで落ち込み
昨年またやっと830万人です。
要するに1000万人には遠く、
だいたいいつも世界での順位は35~40位。
驚くほど低いのです!
またアジアの中だけでさえ8位に甘んじています。
お隣の九州位の大きさしかない台湾は
それでも600万人をキープ。
ではその台湾より大きな北海道はどうでしょうか?
70~80万人で100万人にも及びません。
これでは北海道の経済が良くなる訳はないでしょう。
やはり観光産業はとても重要です。
しかも国内が不景気な時こそ
外国人観光客にどんどん来て頂かないと…。
僕は生まれも育ちも北海道で
途中しばらく東京に住んでいましたが、
人生の最後は北海道で過ごしたいと考え、
戻って来ました。
よって人一倍北海道への愛着、
思いは強いです。
また小さな宿を経営しており
震災後の原発問題で
当時宿泊キャンセルが続出
経営の危機に陥りました。
それでも私は何とか立ち直れましたが、
そのまま倒産したり売却した宿も多かったはずです。
ですから観光産業の大変さ
また外国人観光客の少なさが経済活動に与える影響は
身を持って感じています。
同時に
観光庁などの政府や
町の行政に任せていても
殆ど進歩しない事も理解しています。
そもそもいつも感じていました。
台湾よりも大きく、
風景、食べ物、気候等
どれをとっても魅力のある北海道。
素晴らしい大きな島です。
なぜたかが100万人の外国人観光客さえ来ないんだ。
いや、どうして来させられないんだ!
誘致運動・招致行動、
すなわち戦略に穴があるのではないか?
億単位の金を使えば来ると思っているのか?
もっと根本的な問題を忘れていないか???
ようするに、
北海道の魅力を効果的に世界にPRしていない。
この事が一番の問題点のはずです。
さてここからは恐縮ですが
自分の事を書かせて頂きます。
このブログをお読みの皆さんはご存知のように、
僕は世界でもっとも有名な
「ナショナル・ジオグラフィック・フォトコンテスト」に入賞し、
翌年米国アップル社に僕が撮影した「青い池」の写真が採用され、
5年間の独占契約をしました。
そのおかげで「青い池」の写真は、
またたくまに世界中に広がり
億単位の人が見たようです。
もちろんおかげ様で僕自身も有名になりましたが
なによりその撮影場所のある北海道が世界に知られました。
その宣伝効果は金に換算できないほど大きいです。
これは考えてみれば簡単に分かる事で
もし世界中で一億人が見れば
世界の人口が70億人だとすると
単純に70人に一人がその写真を見る訳です。
これはとんでもない宣伝になります。
例えば僕の宿では
今年の外国人の宿泊予約が
既に昨年の10倍以上です。
しかもメール等で確認が取れた方はほぼ全員
美瑛町の「青い池」に行きたいと書いています。
もちろん彼らは美瑛町にだけ来る訳ではありませんから
数日北海道に滞在する間に
それ相当のお金を使う事でしょう。
よってかなりの経済効果が期待できるはずです。
そこで僕はある大きな事に気がつきました。
僕を世界に出してくれた「青い池」の写真を
もっともっとたくさん撮り
さらにまだ見ていない方はもちろん
既に知っている方にも見せ続ける事で
「北海道に行きたい!」
行ってみようと思わせる事が出来るはず、
そう確信したのです。
しかもこれは写真を撮る僕の努力以外
金がかかりません。
とても高いコスト・パフォーマンスで世界中の人に
「北海道」にこんなところがあるのか?
いつか行ってみたい!
そう思わせる事が出来るのです。
「写真の力」は素晴らしいです。
言葉は必要ありませんし、
国も宗教も関係ありません。
先日からここでも書いていますように
今年も僕は「青い池」の作品を世界に発表しており
その新作はすでに
上記『ナショジオのフォトコン2013』で編集者に選出され、
米国の2大人気写真コラムの一つ
『The Big Picture』にもまた掲載されました。
これに昨年同様
米国最古の雑誌「The Atlantic」の写真コラム
『In Focus』にもし掲載されれば
すぐにロシア、ヨーロッパ、中国、インド等に広まり、
また世界で億単位の人達が見る事になります。
まさにネット世界の現代では
世界的に著名な「ナショジオ」や
有名写真コラムに掲載される事、
そして世界的一流企業の広告に採用される事が
とても大きな宣伝になります。
しかも大切な事は同じ被写体を何度も何度も見せる事です。
これはもっとも重要な戦略です。
例え世界で1億人が見ても
言い換えれば70人に一人が見ても
一度だけなら効果は低い。
何度も何度も見せて
大脳にインプットさせる必要があります。
だいたいフランスの「モンサンミッシェル」だって
これでもかって言うほど
あちこちで見ますでしょ!
それが観光誘致にとって大切な事なんです。
北海道民は大らか過ぎて
その事にも気がついていないのです…笑
よって僕はこれからも「青い池」を
「しつこいぞ!」と言われる位、
世界に発信します。
そして「青い池を見に北海道に来た」、
そういう観光客をどんどん増やしてみせます。
これは美瑛町のためではなく
北海道全体の観光客誘致のためにします。
以前から書いていますように
口で大阪城を建てるのは嫌いです。
必ず有言実行して見せます!
最後になりましたが
僕からのお願いです。
北海道を愛する
実力ある写真家の皆さん、
北海道の素晴らしい自然を撮り
世界に作品発表して下さい!
それも出来るだけ多くの方が見るサイトに
掲載されるよう頑張って下さい!
一点でも多くの実力ある作品が世界に出ていくことで
北海道に来る観光客は増えるはずです。
たかが100万人位
外国人観光客を来させてみせましょうよ!
ぜひご協力頂けると嬉しいです!!
北海道を愛する男
Professional Photographer
ケント白石
写真は夕陽に染まる哲学の木です。
やっとここ数日春らしい天気になってきました。
このシンプルだけど美しい木を見ていると
なんだかヤル気と情熱が湧いてきます。
昨日は僕の誕生日。
また一年、新たな気持ちで
自分と北海道のために頑張ります!
「Kent Shiraishi Photography」
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北海道のアピールとなる写真を撮影できる様に、また一層の精進に努めると同時に
情報発信の一助となりうるよう取り組んで行きたいと存じます。
北海道のアピールになり、自身の向上にも
つながります。
実力ある写真家は当方該当しませんが、
示唆に富んだこの度の提言、ありがとうございます。
お忙しい中の、fbを通してのご教授、本当にいつもありがとうございます。どうぞお身体に気をつけられますように。
また、今後とも引き続き、宜しくお願い致します。mac so/相馬 守