世界一有名でブランド力と宣伝力を兼ね備えたフォトコン、
それが「ナショナル・ジオグラフィック・フォトコンテスト」である事は周知の事実です。
実は昨年行われたこのコンテストの入賞発表が大きく遅れました。
どうやらその理由が、
せっかく入賞したのに後で取り消された方がいたからのようです。
簡単に言いますと、
このコンテストにおける「現像と加工」の違いを理解していなかったようです。
この方は元画像に写っていたバッグを画面から加工で取り除いたのです。
下記サイトで入賞を取り消された方が、口惜しいのか、
自分の正当性を語っていますが、どうであれルール違反には違いありません。
「ナショジオ」のフォトコンが世界で評価され、また入賞者が世界的に有名になるのは、
応募数やレベルの高さはもちろんですが、その「審査」の厳しさにもあるのです。
入賞内定者は元画像である「RAW」データの提出を求められます。
ご存知のように「RAW」データには現像や加工する前の撮影時の情報が、
全て描かれているのです。
言い換えるなら、撮影後に貴方がした現像や加工は全て分かってしまうのです。
よってこの方が撮影時にあった「小さなバッグ」を取り除いた事が、
一目瞭然な訳です。
この方はプロフェッショナルのようですが、
おそらく彼には「油断と傲慢」があったと僕は考えています。
特にプロにとっては企業が作品を使う以上、
この程度の加工は日常的な事だからです。
もちろんだからと言って規則は規則です。
元画像である「RAW」データを提出する事が分かっていながらのこの行為、
僕に言わせれば「高額当選した宝くじ」を後で失ったようなもので、
「大バカ者」と言われても仕方ないと思いますが…。
世界には数え切れないほどフォト・コンテストはありますが、
「RAW」データを提出するフォトコンは殆どありません。
少なくとも日本国内のコンテストでは聞いた事が無いです。
それほどに厳重に審査するのが「ナショジオ」です。
何でも現像と言って加工する者が多いので、「ナショジオ」は世界一厳しいのです。
だからこそ評価も高いですし、入賞者は世界で一躍有名になるのです。
僕も入賞した際に「RAW」データを提出しましたが、
それを見られても、「どうだ文句あるか?」
そう言えるくらいのレベルでなければいけません!
今年挑戦される皆様はルールには十分注意されて下さい!
そして頑張って下さい!!
下記より入賞を取り消された方の「現像と加工」の違いが分かります。
作品のクオリティがとても高かっただけに残念です。
「ナショジオ」の編集者も書いていますように、
トリミングするか、あるいはそのまま投稿しても十分入賞出来たと思いますが…。
「National Geographic disqualifies contest winner because he removed a bag from the picture!」
ケント白石
「Kent Shiraishi Photography」
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