Kent Shiraishi Photo Blog

北海道美瑛町の大自然や身近な写真を、
海外へ配信するArtistの呟き。

「カメ爺」・「カメ婆」という言葉について

2014年07月06日 | 写真家のマナー違反について
「カメ爺」・「カメ婆」という言葉について
この言葉について皆様はどう思われるでしょうか?


今朝も早朝撮影に出かけました。
日曜日ということもあり多数の観光客がいました。
ただやはり早朝は日の出を撮影しようと考えている方も多く、
相変わらず畑の中に入って撮影している者が後を絶ちません。

今朝は外国人を注意しました。
多数で(多分家族でしょう)麦畑に入り麦と自分の顔を一緒に撮影していました。
そういう雰囲気を作って撮影したい気持ちは理解出来ます。
しかしそのために麦を踏みつぶされたのでは堪りません。

僕は持参している「笛」を吹きました。
ピ~~~~~~~~~~

これがものすごく効果があります。
そして畑から出ろというボディランゲージをしてみせます。

そして出てきた一番の年長者に説明する。
大抵はそれで理解して頂けます。

けして感じの悪い家族では無かったので、
ついでに家族写真を撮ってあげようかと尋ねると?
お願いしますという返事がきました。

外国人も素晴らしいカメラを持っている方が多数います。
Nikon D4を渡されて、それでまずは3枚撮影。
すると隣の息子さんからCanon 5Dを渡されてまた撮影。
次は娘さんからSONY-α7を渡されまた撮影。

もうこれで終わりだなと思ったら、
一番若い女性がiPhoneを僕に渡しました。
「お~これで最後だよ!」
英語でそう言ったら、皆さんが笑った。

そのiPhoneで写した後、壁紙を見たら僕の「青い池」でした。
「この壁紙好き?」
返す時にそう訊いたら、
「I love it!」
そう返事が来た。

思わず嬉しくなって、
「それ撮ったの僕だよ!」
そう言ったが、彼女は笑って信じなかった。

僕は自分で着ている「青い池のTシャツ」を指さして見せました。
一番下に僕の名前がサインしてある。
「 I am Kent Shiraishi.」
そう言うと彼女はとても驚いた顔をして、
いきなり大声をあげた。
そして皆に僕の事を話し始めました。

どうやら僕の写真のファンだったようです。
僕のWebサイトやFacebookを見ているそうで、
今回どうしても「青い池」と美瑛町の丘の景色を見たくて、
旅行先を北海道にしたそうです。
(#^.^#)
結局その後また撮影しました。
しかも今度は僕と皆さんがそれぞれツーショットで撮って頂く事になった。

この家族と過ごした時間が約40分。
今朝は朝の斜光の一番良い撮影チャンスを逃してしまいました。

・・・でもまあいいか!
彼らに撮影マナーについて説明もしました。
同じ国の皆さんにも伝えて欲しいと僕は言いました。

お嬢さんが僕に、
「素晴らしい風景写真を撮る方法は?」
そう訊いたので、彼女のカメラを指さし、
「あなたはカメラを愛するように、自然を愛する。それが最も大切。」
僕はそう言って、彼らが入った畑を指さして、
「これでは自然を愛していない。」
そう言いました。

すると彼女は素直に、
「ごめんなさい。」
謝りました。

僕はにっこり笑って、
「It's OK!」
そう答えると、彼女も笑顔になりました。
(#^.^#)
今朝は気温も空気も気持ちが良かった。
そしてマナー違反の外国人を注意し、
僕の貴重な撮影時間を費やしましたが、
それでもなぜか爽やかな気持ちのままだった。

国籍は関係なく、
人の心というものは伝わる。

僕達は次の世代のためにも、
その努力をしていかなければいけない。

・・・・・

さて、先日街の行政から電話がありました。

「白石さんのブログに書かれているカメ爺・カメ婆という言葉に対して、
役場に苦情の電話が来ています。
どうか今後は言動に注意して下さい…。」

僕より若い職員にお灸をすえられた。
(#^.^#)
もちろん彼の言いたい事は分かります。
また役場としては、
一般の方から苦情が来れば何かしら対応しなければいけない事も理解出来ます。
もちろん僕に対して苦情があるなら、
いつでも伺いますしお受けします。

しかし本来僕への苦情なら、
「個人への苦情は役場としてお答えできませんので、白石さん個人に直接お電話下さい。」
それ位は言って欲しいですね。

またこのブログを読まれている方が電話をしたんでしょうけど、
僕に対して不平不満がお有りなら、
下記僕の宿まで直接ご連絡下さい。

苦情はきちんと伺いますし、
また必要に応じてご説明も致します。
(#^.^#)
もちろん、
「カメ爺・カメ婆」という言葉が、
けして良い言葉で無い事は理解しております。

ただご理解頂きたいのは、
良い言葉で無いのに使うのは、
それなりの理由があります。
けして一般高齢者を馬鹿にした言葉ではありません。

上で書いた様な悪意の無いマナー違反者はまだましです。
注意すれば理解して頂けますから。

しかし注意しても、理解しないどころか、
逆ギレするどうしょうもない連中も多数います。

「そこは畑ですから入らないで下さい。」などと注意しようものなら、
「お前の畑か?」
そう言ってくる連中です。

しかも私が数年間注意して来た者達で、
一番たちの悪いのが僕らより上の高齢者。

「確信犯」と呼んでもいい様な、
道徳観のない高齢者が多数います。

僕は一般の高齢者とそういう者達を区別する意味でも、
その確信犯と呼ぶべきマナー違反者達を
前述の「カメ爺・カメ婆」と呼ばせて頂いております。

申し訳ありませんが、
この者達を「カメラ爺さん・カメラ婆さん」などと、
可愛らしく呼ぶ気にはとてもなれません。

それほどにあくどい連中です。
ここでハッキリ言わせて頂きます。

このブログを読まれている皆さんは現実を知らな過ぎです。
僕の様に毎日撮影していれば、
その実態、酷さが良く分かります。
役場の人達も農家の方から聞いて知っているだけで、
自分で土日にパトロールなどしません。
ですから彼らも現場を見ていないのです。

僕が議会で町議を通して「観光パトロール」の創設をお願いしたのは、
現実があまりに酷いからです。
農家さんが怒るのは当然です。

この街は農家さんの生活を守ることで、
観光が成り立っているのです。
まず観光ありきではないのです。
あくまでも農家さんの生活が優先であり、
その結果美しい畑が作られて、
我々はそれを見せて頂いているのです。

観光客が偉いなどと思ってはいけません。
どんな人間であろうと、
畑を踏みつぶして写真を撮る様な者は許されるべきではないのです。

もしお電話を頂けるなら、
仕事で忙しくない限り、
いつでも詳しくご説明致します。

また今後はこのブログで、
そういう「確信犯」的なあくどいマナー違反者を、
写真や映像で撮り、ここに掲載する事も検討中です。

ただしそういう事をすると、
役場の方がまた何か言って来そうですが…。
どうせ彼らはこのブログを読んでいると思います。
だから書くわけではありませんが、
「臭い物に蓋をする」
美瑛町の恥部を表にださない。
そんな事ではこの問題は解決しないと思います。

世界中どこでもこの様な問題は起きているのです。
だからこそ毅然とした対応を考え、
農家さんの生活を守る事を第一に置いて、
世界に美瑛町の取り組みを紹介すれば良いのです。

外国人に対しても、
インターネットで世界にこの問題を発信すれば良いのです。
役場の人達は、ネットを使う事が下手です。
感覚的にとても遅れています。
少なくとも僕はそう感じています。

僕なら、
美瑛町の美しい映像だけでなく、
マナー違反者を撮った映像も流します。

日本の観光地において何が問題なのか?
日本の観光地におけるマナー違反とは?
それが分かる様な、理解出来る様な映像を作って流すべきです。

彼らがしないなら、出来ないなら、
僕がしても構いません。
今検討中です。

さて、最後に一枚写真をUpします。

「私は喜寿!
ずっと働いて来ました。
私は農業が好きです。」

写真のこの方も最近の同世代のマナーの悪さを嘆いていました。
日本人がかつて持っていた「道徳観」はどこに失せたのか!

いちいち子供に言うように次の言葉を彼らに言う。
「畑に入らないで下さい。お願いします!」

こんな事を言われる大人はただのアホでしょう!
そういう人達は僕らの街、美瑛町に来ないで頂きたい!!
(#^.^#)
ケント白石

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