発信力を持つ
これから書く発想はもちろん僕自身の発想です。
他人の発想は分かりませんから…。
またこれから書く事を読んで、
「それは違う!」と突っ込まれても困ります。
もし違うと思えば、それはそれで良いでしょう。
100人写真家がいれば100通りの発想があります。
それがArtist(アーティスト)ですから。
(#^.^#)
僕が今日これから書く事は、
世界に出る事を目指している方達に向けて書きます。
ようするに世界で勝負したい・挑戦したいという方に向けて書きます。
・・・・・
さて、昨日書きましたように、
National Geographicの写真サイト『Your Shot』で、
編集者による「スポットライト特集」をして頂きました。
Spotlight: Kent Shiraishi, Japan
ここでは必ず「Spotlight」を浴びる写真家に質問がされます。
自分のギャラリーにある写真で一番印象深い作品は?
またその理由?
そして、
なぜあなたは写真を撮るのか?
どういう写真が好きか?
あなたの撮影スタイルは?
どのように写真を学んだか?
今取り組んでいるテーマはあるか?
下記に僕へのインタビューをそのまま書き写しましたが、
誰に対してもだいたい同じ質問をされるはずです。
Q: What’s the story behind this photo?
A: I won the prize of Honorable Mention in the 2011 National Geographic Photo Contest. The work is “Blue Pond and First Snow, Hokkaido.” The blue pond freezes in winter. That winter, for tourists, we began lighting the pond. As a result, many of the tourists now like to enjoy the winter nights. Especially [during] snowstorms, you will watch a great night of snow.
Q: Why do you take pictures?
A: I take photos because it is my self-expression.
Q: What do you like to take pictures of and why?
A: I like to take pictures of the landscapes of Hokkaido. My favorite place is Hokkaido, because it has the most beautiful nature in Japan. I live there now and love it. I want to be able to show photos of Hokkaido all over the world.
Q: How would you describe your photographic style?
A: My photographic style is to reproduce as much as possible the landscape that I have seen with my eye. I call this photographic style “retina photography.”
Q: Are you a self-taught photographer? If not, how did you learn to shoot?
A: While I was studying photography at a university, I began feeling bored in the middle, and I dropped out. Then I studied photography at the vocational school, and even now, I am continuing to learn by myself.
Q: Are you currently working on any long-term photography projects?
A: Yes, I am. As Hokkaido’s “samurai photographer,” I would like to make Hokkaido into a more famous tourist resort in the world. For that purpose, I continue to take pictures of Hokkaido.
実は今日これを書いたのは、
もしこれから皆さんが世界に出ようと考えているのなら、
今あなたがこの質問をされたとして、
きちんと答えられるかどうかが大切です。
英語を書けるかどうかはどうでも良い事です。
後から編集者が校正して下さいますから。
問題は日本語できちんと自分の意見を言えるかどうかです。
これはとても大切です。
実は僕はこれまでに数度、
海外で写真の研修講座を受講しました。
その時米国でも英国でも共通していたのは、
授業中に必ず上記の様な質問をされます。
もちろん答えなければいけません。
ここで日本人の多くは殆ど自分の意見が言えないのです。
語学の問題ではありません。
通訳がついている講義でも同じです。
「日本人は自分の意見を持たない!」
そう思われています。
はっきり言いまして、
そういう人は世界に出ていくのは無理です。
Artistは必ず自分のテーマと意見を持っています。
それを母国語でさえ語れない様な者は相手にされません。
そもそもプロはもちろん、アマチュアであっても「写真家」を名乗るなら、
自分のテーマと撮影スタイルを持っているのは当然です。
それが無い者は写真家ではありません。
ただ単に趣味で撮っている者に過ぎないのです。
少なくともハイレベルな者達が受講する講座では、
自分の意見を持たない者はそう思われても仕方がありません。
厳しい事を書きましたが、これが現実です。
今回のインタビューでは、短いながら、
僕はテーマと撮影スタイルを述べる事が出来ました。
自分の撮影スタイルである『retina photography』について述べ、
また北海道への想いと今後のテーマを、
『samurai photographer』という言葉を使って表現出来ました。
そして、この冬から始めた「青い池のライトアップ」の事も伝える事が出来ました。
こうやって自分のテーマと意見を、
自分が伝えたい言葉で話し、書き、
そして世界に紹介する事が大切です。
特に「ナショジオ」の様にいつまでも記録が残り、
世界の写真家に影響力が大きいサイトは大切です。
もしこういうチャンスを一度でも得たなら、
自分の意見や考えを世界の写真家や写真商に知ってもらう重要な機会と考えて、
確実に自分の将来に活かさなければいけません。
あなたはそれが出来る人間かどうか?
これは写真の実力と同じ位に重要だと僕は思います。
なぜなら世界では、ジャンルを問わず、
一流のアーティストには高い発信力があるからです。
『世界を目指すと言う事は、その発信力を持つ事を目指すと言う事です。』
少なくとも僕はそう考えており、そのために日々努力しています。
最後にこれまで何度も書きましたように、
『Bored Panda』に書いた記事が15ヶ国語に翻訳されて、
今世界中で紹介されています。
これも一つの大きな発信力になります。
ネット上でどれほど発信力があるか?
これは今後世界で活動しようと思っている写真家にとっては、
とても大切な能力の一つになるでしょう。
時代の変化をけして見逃してはいけません。
常に世界に対して大きなアンテナを張るべきです。
また住んでいる場所など今の時代は全く関係ありません。
僕の様に田舎から世界に向けていくらでも発信出来るのです。
写真家にとって最高の時代です。
センスを磨き、努力を惜しまなければ、
チャンスは誰にでも平等にあるのです。
全てはあなた次第です。
意識を変えて行動すれば、世界で活躍する事も夢ではないのです。
少なくとも僕はそう考えて行動しています。
頑張って下さい!
「輝く夕方」 北海道美瑛町
(#^.^#)
ケント白石
北海道を世界に売り込む侍写真家
★ケント白石 写真家のCafe「てふてふ」
青い池ライトアップ期間中のOpen Time : 13時~22時 不定休 写真術講座開講中
Tel:0166-92-5137
撮影で不在の時があります。出来れば来店前にお電話下さい!
Professional & SAMURAI Photographer Kent Shiraishi
ケント白石 写真家の宿「てふてふ」
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