カメラより賢くなければ作品創作は出来ない。
これから書く発想はもちろん僕自身の発想です。
他人の発想は分かりませんから…。
またこれから書く事を読んで、
「それは違う!」と突っ込まれても困ります。
もし違うと思えば、それはそれで良いでしょう。
100人写真家がいれば100通りの発想があります。
それがArtist(アーティスト)ですから。
(#^.^#)
僕が今日これから書く事は、
世界に出る事を目指している方達に向けて書きます。
ようするに世界で勝負したい・挑戦したいという方に向けて書きます。
・・・・・
さて、
今朝まで若いお客様に写真術の個人レッスンをしていました。
2泊3日の集中コースです。
撮影から現像までを一気に集中指導しました。
しかしやはり若い方は違いますね。
彼らは時間とお金を有効に使います。
まず僕の講義を受ける前に、
これまで書いてきたこのブログをしっかり読んでいて、
その中での疑問点や分からない事等を調べてきます。
そしてどんどん質問してきます。
この学習姿勢が大切です。
結局こういう方は「費用対効果」がとても大きい訳です。
僕に高いお金を払っても十分納得出来る訳です。
疑問点をクリアにして、新しい事を学び、
そして今後どう学習していくべきか?
その方向性と具体的な方法まで学んで帰られました。
また昨夜深夜遅くに世界の写真サイト「500px」に、
彼が初めて投稿した写真は、今現在95点を超えています。
やはりいつの時代でも、
次の新しい文化を創っていくのは賢い若者です。
ぜひこれからも頑張って欲しいと思います。
・・・・・・
それに比べて・・・
僕より年上の方達・・・
先ほど「写真術講座の問い合わせ」でお電話頂きました。
「・・・ちょっと聞きたいんだけどさ、
あんたの逆光写真に俺は興味あるんだよ。
太陽撮ってる風景写真の事だけど・・・ようするに加工してるんだろ?
俺は今までは加工が嫌いでさ、カメラの撮って出しに拘って来たのさ。
だって加工するってのは手品みたいなもんでしょ?
要はインチキじゃないけど、本物でもない。
・・・まあそれで見た人が喜んで気に入るなら、それはそれで良いんだろうけど。
・・・うちの奥さんが俺にね、あんたの手品の様な技を習えって言うんだよ。
10万円位で少しは教えてくれるんでしょ?
いやでも俺は本当は「本物」が好きなんだけどね。
まあうちの奥さんがあんたのファンなんでさ、
ちょっと教わってみようかなと・・・そんな風に考えてるんだけどどうだい?」
僕はお断り致しました!
こういう方が僕に100万円払うと言ってもお断り致します。
僕に言わせるなら、
2大カメラメーカーのカメラが撮る作品を写真偏差値50とするならば、
この方の写真偏差値は40以下でしょう。
僕はそういう方を教えたくありません。
「僕に教わるより、写真偏差値50のカメラを買って、そのカメラに任せて撮った方が良いです!」
奥さんが僕のファンだというのは気になりますが・・・。
(#^.^#)
次の写真をご覧下さい。

皆様ご存知の有名な木です。
最近は殆ど撮る事のない被写体ですが、
撮影ツァーでここ連日、指導しながら撮りました。
撮影現場は相変わらず三脚を使う者多数。
しかしこの写真は三脚使用では撮れません。
この写真にはゴーストが全く無い。
これはカメラとレンズが優秀なだけではなく、
その撮影方法が重要です。
僕の撮影スタイルを見た方は驚くはずです。
三脚など立てて動かしている暇はない。
一瞬で勝負は決まります!!
(#^.^#)
これほどカメラやレンズが進化しているのに、
全く進歩しない人もいます。
出来る人出来ない人、
これからますますその差は開くでしょう。
デジタル時代は全体の最低レベルの底上げはするが、
飛び抜ける者は少ないのです。
アナログ時代は経験の差、
デジタル時代は科学的思考の差、
この差が大きいと、僕はそう感じています。
さて、
僕が創作した上記の写真を、
最新のカメラにお任せで撮らせた作品が次です。
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このカメラは今現在2大メーカーのカメラよりゴーストが出ません。
その点は大変優秀です。
よって写真偏差値55位あげれます。
しかしご覧の様に、それでもこのレベルの作品にしかなりません。
今存在する世界中のカメラは全て、
もし太陽に向けて撮るならば、
少なくとも僕が満足する様な作品には到底なりえません。
しかもここで大切な事は、
カメラが撮った上の写真は全てカメラ内部で加工されたものであると言う事です。
僕に電話を寄こした客人が言う「カメラの撮って出しが本物」などと思う発想は、
カップラーメンが本物と言うのと同じです。
お湯をかけたら直ぐに出来る。
もちろんカップラーメンもラーメンです。
本物でも偽物でもありません、ラーメンです。
同じ様にカメラが即席で作る写真も写真です。
しかしそれは本物でも偽物でもありません。
単にカメラ内部で加工された写真に過ぎないのです。
よってあなたがそれで満足出来るなら、
それはそれで何も問題ありません。
写真偏差値50ないし55位の写真でも十分だと思うならそれで良いでしょう。
それだけの話です。
残念ながら電話を寄こした客人は、
どう考えても写真偏差値40以下でした。
今僕が書いているこのレベルの話さえ理解不能な気がします。
このブログを読まれている皆様ならお分かりでしょう。
僕にはそういう方を指導する能力も時間も有りません。
もしもそんな方から高いお金を頂いたなら、
「高い金払ったけど何も教えてくれなかった!」
そう言われるだけでしょう。
お互いに時間と金の無駄使いです。
ここでハッキリ書いておきます。
僕が写真術講義をする方は、
写真偏差値50や55のカメラに満足出来ず、
ご自分で写真偏差値60以上の作品創作を目指す方です。
ラーメンで言うなら、
スープ作りから自分でする様な方です。
そういう方でなければ、学習しても上達しません。
また写真世界の「落ちこぼれ」はマナー違反の者達も含めて相当数います。
無断で他人の私有地の畑に入る者や、
傍若無人に三脚を立て、場所取りする様な者達も「落ちこぼれ」です。
そういう人達は写真偏差値40以下ですから、
技術以前の問題で、別な教育が必要でしょう。
今後カメラはもちろん、スマホ等がどんどん普及進化して、
今現在日本で法律の無い「空中撮影」等が広まれば、
さらにマーナー違反の写真偏差値40以下の者が増える事でしょう。
出来るだけそういう方達とは関わりたくありませんね。
少なくとも僕はそう思っています。
(#^.^#)
ケント白石
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Professional & SAMURAI Photographer Kent Shiraishi
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