五年くらい前まで、旦那の実家にお正月などに帰らなければならないと思っていた。
特に子供が学生の間なんかは、いやがる子供に言い聞かせて、帰らなければならないと諭していた。
お陰で、子供はそう思うようになった。
旦那の実家に帰るとき、旦那は単身赴任だし、仕事なので、いつもわたしが子供を連れて帰っていた。
旦那の実家で旦那と出会うことがあっても常にシカトされていた。
それでも、まぁ、最後のあたりは日帰りになっても連れて帰っていた。
しかし、子供がもう大人になった今日、一人で旦那の実家に行くのもなんだか嫌すぎて行かなくなった。
旦那にも誘われないし。
そして、気づいてしまった。
旦那の実家にいくメリットなど、わたしには全くないのだと。
シカトしていた旦那の勘違いが半端ない。
頼んでこないから行かないよ。
だって、五年前の法事のとき姑がどうしても帰ってこいと言うから、部活の後、学校で着替えて駆けつけたら、旦那から「何しに来たっ!」と言われたもんね。
そんなの姑に呼ばれたに決まってんじゃん!
なんで、私が来たくて来たと思うんだろうか?
当たり前にわたしのお膳はなかったよ。
姑と分けあって食べたわ。
今さらながら、行かなくて良いと気づいたわ。
遅すぎるけど、気づいて良かった。
葬式も来いと言われなければ、行かないよ。「何しに来たっ!」と言われると嫌な気持ちになるからね。