手にとるようにユング心理学がわかる本長尾 剛かんき出版このアイテムの詳細を見る |
Hunt博士の「Infinite Mind」(無言の心)を読んでいたら、元型という言葉がたくさん出てきた。どうも、これはユングの心理学と関係がありそうだ。
そこで、ユング心理学の知識がゼロであるため、この本に飛びついた。ユングで知っていたのは「集団的無意識」ぐらいだった。
元型とは「人が必ずそう感ずる」という概念のことである。これにはいくつか種類がある。たとえば、母親型の元型、父親型の元型、アニマ(男がもつ女心)、アニムス(女がもつ男心)など。
ユングのことを知りたければ、この本を手がかりにもっと深く進めばいい。余談で面白かったのは、フロイトとの関係であった。フロイトへの傾倒とその後の離別は劇的である。