本文では質の良い睡眠をとるために必要な事として、食事・運動・環境・呼吸・電磁波環境などを解説しています。
どれも分かりやすいのですが、他でも目にすると言えばそういった内容が多々あります。
それよりも私は前書き「はじめに」から第1章が一番心に響きました。
何となく大事なのは分かっちゃいるけどおろそかにしがちな睡眠。
最高の脳と身体を手に入れるには、質の良い睡眠をしっかりととる必要があります。
このフレーズもよく耳にするので分かります。
そして睡眠を削って仕事をしても、創造力は衰え、スピードが遅くなり、パフォーマンスは下がり、自分の持っている能力の一部しか使えなくなります。
という事を丁寧に説明されると、「なんて勿体ない」と徐々に感じてきます。
人間の身体は睡眠中、特にゴールデンタイムは22時~2時に、脳と身体はつくり変えられるように設計されています。
免疫力、骨・筋肉の成長、学習の定着、老廃物の除去(ごみ捨て)などが夜な夜な行われます。
パソコンの更新作業みたいなものでしょうか。
ですのでいくら忙しくても「寝ている時間がもったいない!」と言わずに、充実した人生を送るために睡眠は必須のものと考えると良いでしょう。
一日のスケジュールを事前に決める際に、まずは睡眠時間をしっかりと確保します。
心身を休めた方がより良い仕事ができます。
そして空き時間に仕事やプライベートの予定を埋めていきます。
確かに逆の発想と言いますか、まずは睡眠の確保をスケジュールに入れるのは斬新に感じました。
しかしそれだけ睡眠は必要な事ですし、ここを削って良い仕事をしよう、健康のために運動をしよう、と言う考えは間違っているのかもしれませんね。
健康に気をつかうなら、睡眠をもっと大切に考えなくてはいけない、と改めて感じました。
※何時間睡眠が適しているのか、ある程度の朝型夜型どちらが良いか、などは個人によって異なります。