好きな私になりたい

日々浮かぶ、なりたい【私】の姿や、理想の女性のイメージを綴ります。
生きる力のヒントになれば幸いです。

ひとり娘はつらいよ?!

2019-06-16 22:39:59 | 両親との関係
年をとればとるほど、大きくなる。
「両親がいなくなる日も近い」ことの自覚。

当たり前といえば当たり前ですが
私には自分の家庭がなく
個人で仕事をしていることも手伝い
所属意識は、両親+自分、というのが
ぬぐえません。

いつかふたりがいなくなったとき
私はだいじょうぶだろうか?
こころから不安にならないわけではない。

イギリスの超セレブデザイナーの
故・アレキサンダー・マックィーン氏は
お母様がお亡くなりになられたら自殺されていたし。。。

年々年寄り感がアップする両親
年々中年感が隠せない私

子供のときから、こういう日がくることはわかっていて
「いやだなー」とずっと思っていた。

子供というものは不思議で
永遠に幼児のままの自分の姿と
不変のようにいつまでも中年の両親の姿の
イメージが、実際の3人の関係性に
オーバーラップして見えている。

時間はそんなことはおかまいなしに
刻々と風のように流れ進む。

私のイメージの世界は
「残酷だわ!リアルって」
と嘆きたくなる。
一方、年月を経て
精神的に練れてきた私もどこかにいる。

「自然はよくできているものだから
両親がいなくなったときには
どうにかやっていくことができるだけの
何かが私には備わっているはず」

という確信が
本能レベルで感じられる。

それは今以上の心の強さや感謝の気持ちかもしれないし
あるいは経済力かもしれないし
それとも自己を中心としたグループの存在かもしれない。

よくある話では
そのタイミングで別の人間が現れる、ということもある。

だから、未来を悲観的にとらえすぎて
憂いているだけなのは、嫌だーーー。

今日は父の日。
仕事が終わってから
新宿の小田急デパートにある某レストランで
3人みずいらずで会食をした。
写真はその時のお食事。

「こうして3人で食事をとれるのは有難いわね」
という母。
仕事の目標について話す私に対して
「お前も頑張っているからな」
と嬉しそうに耳を傾けてくれる父。

10年前は葛藤関係しかなかった3人が
よくここまでまとまったと、感慨深い。
ひとりひとりが、長い時間をかけて
目の前に起きていることや
自分自身について、
自分とは異なる相手の立場を理解する努力と
話し合いの場を何度ももうけながら
ぶつかりあいつつ、相手を知るための取り組みから
逃げなかったからと
私は思っているし、
おそらく両親もそう思っている。

12年前に心理カウンセラーとしてスタートしたときから
「家族の問題をどのようにして癒すのか?」
ということは、大きな関心事だった。

クライアントのケースのためにも
「ぜがひにでも自分はこの問題としっかり闘って克服するのだ!」と
目を皿のようにして、その過程を見つめてきている。

今はぜんぶに感謝しかない。
過去の葛藤関係もふくめて。

だからこそ、両親には
長生きしてもらいたいと
心からただただ願う。

時の運がどのようにやってくるかを知っている身としては
怪しい年が、候補としていくつか挙がってはいる。

それでも、いちばんの対処法としては
エネルギーの燃焼度をなるべく小さく抑える
「無理しない淡々と決まった生き方」がいいという見解を選んでおり

どうやってそのハイライトゾーンを乗り越えるかを
そのつど模索しながら進むつもりですが

あとは「先祖供養」とか
古典的方法の助けも借りるのがいいよね~と、
天を仰ぎ見るのでありました。

そして戻ってくる結論は

「今ここにある有難さに
ひたすら感謝することが
もっとも辛さから自由になって
幸福でいられる」

となります。

私はひとり娘だから
親子関係のありがたさを感じれば感じるほど
いつかいなくなる日を思うと辛いのですが

実は兄弟姉妹がいても
結局、その気持ちと向き合うのは「個人」の問題だから
どこかは一緒といえなくもないですよね。

共感しあえる相手がいるのは
少し気持ちが楽になるかもしれないけど
親の姿の真実は
その個人の主観にしかないからです。

20代から30代にかけて
あんなに
「私は両親に愛されてないわ。愛している、
大事に思っているといってもさっぱり頓珍漢すぎる」
と絶望した日は
「なんだったの!?」と不思議に感じるほど
自分が今、両親からとても大切にされていることを
感じられて、

中国人のクライアントの方が教えてくださった
ことわざが思い浮かびます。

「30年河東、30年河西」
三十年前は風水で河の東側がよかったのが
三十年後には河の西側がよくなる。

人生は流転しつづける。
明日の日はまったくわかりませんね。
よくも、わるくも。

だから、やっぱり「今ここ」がいちばん♥

今日も最後まで御覧いただき
どうもありがとうございます<(_ _)>