映画「監視資本主義・デジタル社会
がもたらす光と影」を観た。
2020年の米国ドキュメンタリー。
監督はジェフ・オーロースキー。
FacebookやTwitterなどのSNS。
元技術者たちがSNSの危険性と
法規制の必要性を訴える内部告発
的な内容だ。
意図は解る。志は素晴らしい。
SNSになんらか制約が必要だと
いうことにも賛同する。
ただしドキュメンタリーの完成度
としては不満が残る。
複数の技術者たちが断片的に語る
のをつなぎ合せてる映像が多い。
個々の主張を理解できず、全体の
印象として「やばい」が残るだけ。
勿体ないし、フェアでもない。
広告収入が収益モデルだから、
より多くの人に、より多くの視聴
やクリックをさせようとする。
そのために履歴データを集め、
AIを使い・・・、中毒化を図る。
プライバシーの問題なのか。
スマホ脳などの生理学の問題か。
フェイクニュースや選挙介入など
社会的影響の問題か。
きちんと整理せんと。
議論も嚙み合わへんやんか。
もう少し質を高めてほしかったわ。