「今すぐ購入:購買意欲はこうし
て操られる」という映画を観た。
NETFLIXのドキュメンタリーだ。
主張はハッキリしている。
大手企業が売上を増やすために、
過剰な消費を誘発し、その結果、
大量の廃棄物が世界的な環境問題
を引き起こしている、ということ。
その表現の仕方が、アメリカ的と
言うか、見慣れないものだった。
アマゾンやアディダス等の元役員
が、実名・顔出しで告発している。
個人の強さは大したもんや。
AIの機械的な音声が語り掛ける。
「もっと売れ」「もっと捨てろ」
・・・。逆説的で皮肉な表現方法や。
廃棄物の大量さを伝えるために、
ゴミが流れつくガーナの海岸等の
リアルな映像とに、ゴミで埋まる
東京やパリの町の創作映像とが、
混合して流される。虚実の区別が
ええ加減や。
過剰消費、過剰廃棄は誰の責任か。
企業か、消費者か、または政府か。
割合はともかく各々が関わる問題
ではあるのだろう。
個人ですぐにできることは、物を
大事に使って不要な物は買わない
こと。消費や投資の際に、環境問
題にきちんと取り組む企業を選ぶ
こと。投票の際に、まともな政治
家を選ぶこと。
それくらいやろか・・・。