「レディファースト:
ディーピカ・クマリの挑戦」
という映画を観た。
2017年にインドで製作された。
39分の短編ドキュメンタリー。
インドで二番目に貧しい州に
生れたディーピカ・クマリ。
口減らしのため18歳で自ら家を
出る。無料のアカデミーに入所。
そこでアーチェリーを初めて知る。
インド社会は男尊女卑。
女性の仕事は家事、育児。
スポーツする女性なんて。
非難の目で見られるらしい。
才能があったのだろう。
努力も並大抵ではなかったろう。
わずか数年で世界ランク1位に。
だが、世界選手権で勝てても、
五輪ではメダルに手が届かない。
精神的なプレッシャー。
欧州など他国の女性は、なんと
自信に満ちて堂々としている事か。
育ってきた社会環境の差は大きい。
だから自分は、後輩の女性たちの
ために勇気づけられるような存在
になりたい。
ディーピカ・クマリは言う。
時間がかかると思う。4年か、
8年か、あるいはもっと。
きっと世の中は変えられる。
そう信じたい。