映画「メアリと魔女の花」を観た。
2017年製作の日本アニメ映画。
監督は米林宏昌。
製作会社はスタジオボノック。
ボノックは、スタジオジブリの制作
部解散によって退社したプロデュー
サーの西村氏と監督の米林氏が設立
した会社。スタジオジブリの後継的
な存在だと言う。
そして本作はボノック設立後の
アニメ映画初制作作品だ。
なるほどジブリっぽいテイストや、
と観始める。どこかで見たことの
ある設定、目新しくもない展開、
出てくるキャラも既視感がある。
ジブリの二番煎じか、と退屈しそう
になったのだが。ちょっと待てよ。
これはジブリへのオマージュを
こめて作られたものではないか。
そう思って観ると、随所にジブリ
の各作品が思い出される。
少女が黒猫と魔法のほうきに乗って
空を飛ぶのは「魔女の宅急便」。
行った先に浮かぶ天空の城。
出てくるのは湯婆婆似と釜爺似。
カオナシみたいなのも出てくる。
この映画は、仕込まれたジブリの
面影を宝探しのようにしながら
楽しむもんかもしれんなぁ。