テレビドラマ「スイッチ」を観た。
2020年放映の2時間ドラマ。
脚本は坂元裕二。
監督は月川翔。
出演は阿部サダヲ、松たか子ほか。
楽しめた。
主演二人が演じる男女。
二人のキャラクターと組合せ。
それだけだが、それだけで十分に
楽しむことができた。
行きずりの暴力や権力の横暴。
それらへの憤りも軽く流れてゆく。
復讐や事件の解決もこのドラマの
主題ではないらしい。
軽く。あくまでも軽く。
日常の憂さを晴らすものだから。
テレビドラマに重さは要らない
・・・のか?
それでも2時間楽しめたのは、
ひとえに松たか子と阿部サダヲ
が体現したキャラクターの魅力
によるものだろう。二人の軽妙
な掛け合いが、通じる者同士の
心地良さを醸し出す。