映画「アドヴィタム」を観た。
2025年のフランス映画。
監督はルドルフ・ロガ。
出演はギョーム・カネ、
ステファーヌ・カイヤールほか。
フランス国家憲兵隊の特殊部隊
GIGN。厳しい訓練を共に受けた
仲間の絆は強い。男は同僚の女性
と恋に落ち、女性は身籠る。だが、
ある事件で同僚が死傷する事態と
なり、男は除隊を余儀なくされる。
元特殊部隊の男が誘拐された身重
の妻を助けに行くアクション映画。
そう書いてしまうと、平凡な映画
と思われそうだが、意外に見応え
はあった。
身重の妻を救出した後のカーチェ
イスに銃撃戦。逃げる車の中で妻
は破水してしまう。果たして無事
に出産できるのか。
単なるアクションにとどまらず、
こういう状況を重ねてくるとは。
題名のアドヴィタム(Ad Vitam)
はフランス語で「命ある限り」。
なるほど。
他にも、パラモーターでヴェルサ
イユ宮殿の上を飛行するシーンも
あったり、フランスらしいお洒落
さも窺える。
98分の尺の割にギュッと詰まった
一本でした。