「映画 夜空はいつでも最高密度の
青色だ」という映画を観た。
2017年公開の日本映画。
監督・脚本は石井裕也。
出演は石橋静河、池松壮亮ほか。
都会の暮らしにノリきれない男女。
周りに感じる違和感を持て余す。
その気分が染み透ってくるようだ。
原作は最果タヒという人の詩集。
なるほど詩は気分を伝えるものだ。
それを映画にするとこうなるのか。
これは東京を描いた映画でもある。
東京という都市はとても大きい。
人も多すぎて区別がつかない。
みんな調子が良いように見える。
でも実はそうでもないんだけど。
他人に見せないよう懸命なわけで。
頑張ってることが垣間見えると。
親近感を覚えて応援したりするが。
実質的には何もできないんだ。
切ないというか、虚しいというか。
それは大き過ぎる東京だからで。
もういい加減、東京を離れようよ。
って、言いたくなるんだよね。