「アドバンテージ 母がくれたもの」
という映画を観た。
2015年のアメリカ映画。
監督はジェニファー・ファン。
出演はジャクリーン・キムほか。
脚本はファンとキムの共同。
映画としては退屈だ。
だが真面目に問題意識をもって
作った作品なんだろうなと思う。
そしてそういう作品は何かしら
考える種子を撒いてくれる。
映画の設定は近未来。
シングルマザーの主人公。
一人娘は成績優秀だが希望校への
進学には金がかかる。
自身は有名企業の花形ポストから
年齢を理由に降ろされてしまい…。
題名にある「アドバンテージ」
(原題Advantaageous)
格差を生み出す原因とも思える。
年齢による有利不利。
肌の色や外見による有利不利。
学歴やキャリアによる有利不利。
格差を生む世間を理不尽だと思う。
でも自身も有利さを得ようとする。
それでは結局、幸せにはなれない。
自分を肯定し開き直れないものか。
理不尽な世間に背を向けれないか。
悲哀を嘆くだけの話に見えて。
残念だ。