アビマックス/ABYMAX

~アビシニアンCiao & Rosso & Leone との家族日記~

平凡な一日がとてもうれしい。と感じる。

2011-03-21 11:55:44 | Ciao&Rosso&Leone
皆さん、お久しぶりです。
東北地方の方々、また寒さがぶり返して雪が降ったりしていましたが、
体調はいかがでしょうか。



「昇らない太陽はない」

1日1日、皆さんが過ごしやすくなりますように。日本全国、世界各国から東北の皆さんを応援しています。


以前、今の職場から医療支援に行っています。と書きましたね。
月曜日に出発して水曜日には帰ってきたので、短い間ではありましたが、その人たちにお話を聞くことができました。
その事について、触れたいと思います。  
興味のない方は、飛ばして頂いて、今日のウチの子達も載せているのでもし良ければ見てください。

以前も書きましたが、ウチの病院からは、Dr2人、Ns2人、事務の方1人の5人で行ってきました。
まず、東京に行き、緊急車両を出してもらおうと、警察にお願いしましたが、東京はそれどころではなく!?出してもらえなかったとの事。
脳外のDrが団長だったのですが、「自分で勝手に書いて(書類)行こうかと思ったわ」と怒っていたとの事。
仕方なく、新潟まで行き、新潟県警にお願いしたら、すぐに用意してくれたとの事。
でもこういう時も、やっぱり医師でないと、書類とか出してもOKが出ないんですって。

今回、応援要請が出た病院は会津若松の総合病院。900床強もある、ウチの病院よりも大きい所です。
幸い、会津若松は震災による被害は少なく、街も機能していたとの事ですが、
やはり、物資が届かないのが一番困ったとの事。
患者さんも最初30人から次の日300人に。そして1000人と日に日に増えていったといいます。
福島の方や津波の被害のあった地域から避難してきた方々。
物資が不足されるものを至急、大阪の病院に連絡し、準備してもらったと。

大阪にある、我病院。事務の方々、用度の方々、薬剤部の方々は、業者とけんかになりそうなくらい、かけあい、
トラックも日通とかは、全然あいてなくて、個人のトラックのお兄さんに頼んだとの事。
やはり心配していた、透析に必要な物資も多く運んだといっていました。
病院にこんな派手なトラックは日頃見ない為、職員の人達はビックリしたみたい。アタシは休みだったから見てないんだけど。
でも、トラックのお兄さんは、「こんな重要な仕事は初めてです。何があっても絶対に無事に届けます!!」と言って出発。心強い!

そもそも、なんで会津若松の病院と?と思ったのですが、全国で、いくつかの病院と連携して情報交換とか物資を分け合ったりしているそうで、
今回、物資に関しては、大阪のほかの病院からと、岡山の倉敷の病院からも預かって出発。
12時間位かかる。と見ていたのに、お兄さん、きっと休憩も取らずずっと走ったんでしょう。7時間位で到着したそうです。

会津若松に避難できる方は、どちらかと言えば、まだ健康な方々がほとんど。重症な方々は、被災地に近い病院に運ばれたようですね。
ウチの病院のチームは、行政から依頼があった体育館の避難所に行って診察をしたとの事。
その避難所で、体調の悪い方々を診察したり、声をかけていったりしたそうです。
いつもとの環境の変化、続く余震で、『不眠、便秘、倦怠感』…等の症状が多かったそうです。心労が伝わってきます。
会津若松は被災地から少し離れているのもありますが、阪神大震災と違って、津波の被害が大きいのがあるのでしょうが、
外傷(やけど、クラッシュ症候群なども含む)は少なかったようです。
でも、これは地域によって違うかもしれません。赤十字病院とかはもっと違うかも。

若い中学生達は、やはり元気で、大阪弁で離すNsに、
「お姉さん、大阪の人ね?言葉違うと思っただぁ。生で大阪弁初めて聞いただ。本物の関西人だぁ」とかなり喜んでもらえたと。

でも、まだどちらかと言えば、ウチが支援に行ったのはまだ震災から日が浅かったのもあり、
ハイな心理状態の時。これから、現実がもっと見えてきて、精神的に落ち込むのではないかと、懸念されます。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)もあるでしょう。
ウチのホスピスの課長に、応援要請が出ているようです。そうだよなぁ。やっぱりTさんはスゴイ人だな。と思った。

まだまだ被災地の復興には時間がかかるでしょう。だからこそ、周りの病院がパンクしそうになるのです。
他府県に広域搬送依頼もでているでしょう。
大阪のヘリの救急隊が大阪への搬送を言ったらしいですが、初め断られた!?とも聞きます。どうして?
大阪の府立医療センターは、準備していたはず!?
確かに、震災の翌日【守ってネット】で、広域搬送依頼があり、受入れ可能人数を知らせてくれと。来ていたのに
その後、それは白紙に戻された。あの時なのか!?

うーん・・・阪神大震災の時の教訓が生かされていない。と思われるのは医療だけじゃないけど…

物資が届き始めたようで少しホッとしますが、でも、現状、届いた物資がなかなか被災した方々全員に届かないもどかしい現実。
ガンバレ、東北。
ガンバレ、日本。各都道府県で被災者支援の準備が始まっていますね。
大阪でもあたたかく迎え入れたい。と思います。




今日の我が家の息子。


「ママ、僕が半分残しておいたカリカリがなくなってるんだけど、ロッソのせいやろ?…入れてよね」

そう。何故か、ロッソは兄ちゃんの療法食のc/dが大好き。初め、一応自分のカリカリを食べるけど、食べながら兄ちゃんの動向をチェック。
兄ちゃんが1回目食べ終わるとすかさず残りを食べに行き、ぜんぶたいらげるので、兄ちゃんが残りを食べに行ったらないわけ
仕方なく兄ちゃんの残りの分をいれてあげた。(今日は休みだからチェックできるの知ってるんだね


「カリカリカリ。ベロン」


「お水もペロペロペロ」




「ふ~みふみふみ」

フミフミしはじめた。。。



見よ、この真剣な顔。



何、におってんのなになんなの


「さっ、毛並み整えてっと」



ゆっくりまどろんでる所をパシャパシャ



あっ、顔色変わった・・・もしかして・・・



やっぱり  か…


「今回の地震、本当に大変だね。ボク思うんだ。
ママのパシャパシャでプライバシー侵害されても、赤がボクにちょっかいかけてきても
それが、ボクの平和な毎日なんだ。って。これがありがたいことなんだって。ありがとうだね」

被災地の事、心配だけど、次からは、いつも通りのアビマックスにもどろう。かな。と思います。



【今日の一枚】



『みんな、ガンバレ』




コメント (10)
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