二泊三日の京都迷走旅に出ていたのです。
まあ、本来の目的は旅行ではないのですけれど。
自分の自由時間は約５時間。
地下鉄、嵐山電鉄を駆使して遊びまわろうという魂胆（笑）
ですが、自分でも信じられないほどの方向音痴でありまして。
平安神宮を目標に歩いていこうとしていたら
なぜか、着いた場所は知恩院だったりします。
・・・自分でも信じられません（汗）
でも、せっかくたどり着いたので、参拝♪
なにごとも、前向きで参りましょう。
京都に行ったら、なにをさておき食べておきたかった
LA・VOITURE ラ・ヴァチュールさんのタルトタタン。
（はい、Ｅテレの”グレーテルのかまど”の影響です）
ほんのりとあったかいりんご。
その上にかけられてるのは、ヨーグルト。
このりんごの層！
濃い飴色になるまで4～5時間かけて煮込んでいるとのことですが、甘すぎない
上品なりんごの酸味が残っています。
一口食べて、目を閉じて。
きちんと味わなくては・・・そんな気持ちになる丁寧なタルト。
そして、しっかりとしたコーヒーの風味がタルトタタンを引き立ててくれます。
ゆっくりと味わいたい、そんなタルト。
・・・迷走しても、出会えてよかった。
ちなみに、初代女将で、タルトタタンの考案者でもある松永ユリさんは残念ながら
今はこの世にいらっしゃいません。
でも、その味はしっかりとお孫さんが継いでいるよう。
すばらしいこと。
お店の片隅に置かれたユリさんの椅子は、愛するお店の様子を
やさしく見守るよう。
少しだけ、お孫さんの若林麻耶さんとお話ができたのですが
ユリさんの誕生日の8月8日から３日間『ユリ食堂』が
京都ヴァチュールに併設されたギャラリーで開かれるそう。
タルトタタンだけではなく、彼女の育った台湾の料理や、レストラン時代の
復刻メニューが供されるのだとか。
う～ん、行ってみたかったなぁ・・・。
A VOITURE(ラ・ヴァチュール)
京都府京都市左京区聖護院円頓美町47-5
定休日：月曜日
