
私にとってはやっと、取れた一日の夏休み。
貴重な一日ですから、ちょっと遠出。
福岡市博物館へ行ってきました。

う~ん、風が強くて旗が翻っているのでわかりにくいけれど
掲げられているのは「福岡」「日本」「エジプト」の旗です。
そう、今回の目的はこちら。

『黄金のファラオと大ピラミッド展』
特にエジプトの古代が好き、というわけではないのですが
世界一のエジプト・コレクションを誇るエジプトの国立カイロ博物館から、エジプトの至宝
が多数出品されていると聞いたので、これは行くしかないと。
3大黄金マスクの一つと称される「アメンエムオペト王の黄金のマスク」が一番の目玉のようです。
思っていたよりも、多数の出土品に圧倒されながら会場を巡ります。
歴代のファラオの像。
時代が新しくなり、エジプト王の力が絶対的なものから弱くなっていくにつれてファラオの表情が
少し悲し気になっていくのが非常に興味深い!
女性の観客の歩みが宝飾品の時に遅くなるのも興味深い!
ずっとピラミッドは奴隷によって作られたと思っていたのが、実は違うということ
ピラミッドが建設された時代の人々の暮らしぶりをうかがえる出土品が見れたことも興味深い!
そして。
一番、ぐっと来たのがエジプトのひとの来世観。
彼らは死の恐怖を、来世に生きるということで乗り越えていったのです。
中身の入ったカノポス壺(ミイラを作る際に抜いた内臓を保管する壺)
美しい木棺、あの世へ行く船「太陽の船」などからうかがえる壮大な死後の物語。
死後ではありませんね、来世の物語。
比較的ゆっくりと鑑賞できたこの特別展。
開催は8月27日までです。
もし、気になった方はいらしたら、お早めに・・・。
黄金のファラオと大ピラミッド展
~8月27日
会場:福岡市博物館