去年の年末のことでした。
帰省してきたムスメがまったりとくつろぎ、ロッシーさんにうざったらしい
と文句を言われている、という久しぶりの光景。
さてさて、おせちの用意もしなくっちゃね、など考えていたら
”お母さん、ロッシーさんの左ほお、膨れてない?”
以前から、ちょっと頬っぺたが丸いロッシーさん。
宍戸錠、なんて言ってからかうときもありましたが、たしかにちょっと・・。
まぁ、年だし、歯肉炎かしらね?
など言いつつ、年明けに病院へ行くことに。

年明け、すぐは病院も多いので1月20日に行きつけの動物病院へ行きました。
運よく、院長先生に診ていただけたのですが、口の中を見るなり
「あ・・・大きな腫瘍だね」
え?今腫瘍とおっしゃった?
固まる夫と私。
「①このまま切除手術をする、➁細胞を取って細胞検査をして今後を決め
る、③なにもしない。この3パターンが考えられるけど、どうする?」
それは・・まず検査をしてからでしょう、とその場でできる限りの検査を
お願いしました。
細胞を取るためには軽く麻酔をするのですが、レントゲン、血液検査など、
待合室で待つ時間が約一時間。
でも、その時間が長かったような、短かったような・・。
麻酔が切れかかったロッシーさんがキャリーに入って戻ってきて
再び院長先生のおはなし。
レントゲンはきれいなもので、転移はなし。
あとは1週間程度で結果が出るのでそれを待つようにとのこと。
ぐったりとしたロッシーさんと家に帰ったら、ふらつく足で用を済ませようと
する姿に思わず、涙するニンゲンふたり。
ロッシーさんの細胞だけが東京へ旅立つのでした。