捻出

中々時間も休みも取れない中（もう少ししたら落ち着くはずだったんですが、予定が狂いまた激務の中にさらされる羽目に・・・）、割と頻繁に山川さんが家に来てくれます。

 

飲みに行く時間が私が捻出出来ないので、私の家で。

疲労感たっぷりの中でも山川さんと一緒にいるだけで癒される。安らげる。

 

私、今まで普通にお付き合いしてきた独身の彼氏達に仕事の話をする事はほとんどないんです。

あまり同じ業界の人と付き合った事もないですし、疲れてる中話すとどうしても愚痴になりがちだし・・・・。

でも、山川さんには甘えて話してしまう。

文句も愚痴も泣き言も（実際、この間少しうるうるしてしまったｗ）。

 

優しく聞いてくれてるし、ずっと髪を撫でてくれる。

その安らぎがたまらなくて、ついつい甘えて遅くまでいてもらってしまう。

 

つい数日前、玄関でお見送りしようとしたものの、なんか返しがたくリビングにリターン。

「ごめんね、ワガママ言って」

と言ったら、

「こんな事滅多にないし、いいよ、大丈夫。」

とワガママ聞いてくれてしまって、且つそのまま何故かベッドインｗ（疲れてるのに、してしまい次の日また残る疲労感ｗ）

 

今日も少しの間だけ一緒にいてくれて、沢山キスをしてもらった。

優しい甘いキスをしながら、すこしトロンとした私の顔を見て、

「ほんと、こうゆう時の由美子の顔は可愛い。」

「この顔が見たいから来ちゃうんだよな。」

って。

仕事の話してる時の顔と今は全然違う、と。

 

この顔は山川さんと一緒にいて、抱き着いてキスしてるから出来るもので、他の人と一緒にいて出来る表情ではない。

それは、やっぱり山川さんが大好きだから。

 

実は、山川さんの誕生日が近くかなり雰囲気のいいレストラン（結構散在するくらい高いけど、頑張りますｗ）を予約しています。

その誕生日会を決行する為に、色々なスケジュール調整や休日出勤もしている最近。

あまりにもハードな毎日を心配した山川さんが、

「誕生日はずらしてもいいから。まずは仕事の事考えな。」

と言ってくれました。

「・・・・ちょっと、あたしの事誰だと思ってるの？！仕事で大事な人の誕生日を祝えないなんてあたしのプライドが許さないからだから、心配しないで。なんとかするし、出来るから」

 

笑いながらも、喜んでくれて

「ちょっとさ、そんなに好きにさせられても困るんですけどｗｗｗ」

って、照れながら嬉しそうでした。

 

こんなに毎日素敵な時間をくれる山川さんの誕生日を祝えないなんて、女が廃る。

もう一生の思い出に残るくらいの誕生日をプレゼントしたいから、頑張る。

これで誕生日会出来なかったら、悔やまれて仕方ないですからね。

 

ずっと永く一緒にいられる訳ではない。

だから折角一緒にいられる誕生日は、最高のものにしてあげたい。

 

その為には自分の今の能力を最大限発揮して仕事をなんとしてでも納得いく形に収める。

もちろん仕事も中途半端にして後悔はしたくないので、精一杯やります。

 

山川さんの誕生日を心置きなく過ごす為に。

皆様も今週お疲れ様でした。

どうか、好きな人に逢える週末でありますよう、願っています。

 

お休みなさい。

 

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