ドラ一族

シェットランドシープドッグ専門ブリーダーCLUBFIELDの仔犬の成長記録、出産情報とお犬様の世話係どら母の日記。

春の怪談1「父に見せたかった」

2009-03-23 23:33:33 | ブログ

きょうは、父が亡くなった日です。

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*書いているうち、なんだか怪談っぽく

    なっちゃった~。

 火葬まで、忙しく動く兄夫婦や、

お疲れモードのぼーっとしている母に代わって

遺体に付き添っていました。

昨年3月20日から23日まで病院で寝泊りし、

23日から26日まで斎場の遺体安置所で寝泊りし、

そこで、不思議体験がありました。

火葬が終わったとたん、私の靴が

何十年歩きとおしたのか?と思うほどボロボロになったのです。

弟と二人で遺体の付き添いの日

急に弟が震えだし「今、見たか、見たかー、」と、

腰が抜けて動けなくなり、私に叫ぶばかりです、

「何を?」と聞くと、祭壇の花が、

私が手を合わせている間、

一本だけ、紫のトルコキキョウが大きく揺れて、

父の顔が写真の額から出てきたと大騒ぎです。

 私は、それでも怖くなかったです。

父が生前「行って見たかったな、お前の家、

  犬も、筋肉はちゃんとしてるか?」

と、いつも言っていたから、

火葬の後に靴がボロボロになった時、

私は、「うち、見てきた?犬も良かったでしょ^^」

と、父に話しかけていました。

 お花が揺れた時も、

父が昔、子供の頃の私に

「千代は、地味な名だが、色で言えば紫か蒼で、

 重みのある印象なのだよ」と言っていました。

紫の花を揺らして、

「名は体を現す、そんな人間になりなさいよ」

と、最後のメッセージだったのでしょうね。

 そのころ東京の家では、

「犬達がグルグル回りながら吠えて怖いよ~」

しかも↑今までしたこと無い遠吠えだと、

で、次男が助けて母ちゃんコールを私にくれました。

その現象は、お葬式終了時まで続いたそうな。