Fishing-gate 乃村弘栄の日記

 琵琶湖 ミックバスクラブ内 レンタルボート 「フィッシングゲート」乃村の日記です

パラオGT釣行記 三日目

2015-01-17 07:41:14 | 海外釣行
 パラオGT釣行 二日目





 この日は雨となった

 半袖海パンで過ごす為に

 はるばる日本からやって来たのに

 まさかの上下カッパ着用

 正直ガッカリ…

 しかし

 天気だけは仕方ない

 釣りができるだけでもOK!

 前日と同じパーティーで

 パラオの大海原へ再び出船した






 前日よりも少し早めの出船

 丁寧にGTが潜んでいそうな場所を流していく

 しかし

 デない…

 この日はまったく魚が反応しない

 雨のせいなのか

 潮のせいなのか

 前日よりも明らかに魚の反応が悪い

 きっと船長も焦っていただろう

 船長が悪い訳じゃない

 多分

 私が

 〔もってない〕

 だけなんです…



 もういっその事

 パラオにはセイルフィッシュを釣りに来た事にしようか…

 いや!あかん!あかん!

 そんなよからぬ事まで考えだした

 この時点で

 パラオ=GT釣れる

 神話は私の頭から消えた

 釣りは自然相手の遊び

 〔絶対〕なんて物は存在しない

 それは海外でも例外ではない

 だからこそ〔釣り〕は面白い!





 


 その後も

 何度かオキザワラの反応はあったが

 本命らしきバイトは無いまま

 時間だけが過ぎていった






 気づくと遥か遠いポイントへ到着

 どうやら、このポイントは

 パラオ屈指のGTポイントらしい

 何度かパラオに来た事がある同船者もかなり興奮していた

 私のテンションも自然と上がる





 期待をこめた



 一流し目

 …


 …


 …


 何も起きない




 
 二流し目


 …



 …



 …



 何も起きない





 三流し目



 …



 …



 …



 何も起きない






 「休憩しましょう!」 
  


 ポイントを少し休める為もあって

 しばしの休憩

 近くの島に上陸

 船長が用意してくれた弁当を食べる

 食事中

 私は自分の体の異変に気づいた

 〔肩があがらない〕


 慣れてないビッグゲームを二日も慣行して

 私の肩には限界が近づいていた

 釣りの最中は気にならなかったが

 気を抜いたら、かなり痛い



 でも

 諦めたくない!!!






 休憩後

 再び先ほどのポイントへ入りなおした

 残りの力を全て注ぎこみ

 投げる



 流し方や

 攻め方を変えながら

 丁寧にGTを誘う



 しかし

 反応がない…






 気づくと時刻は終了の30分前となった

 「やっぱり駄目か…」


 諦めかけた


 その時!



 同船者にビッグバイト!!!


 あがってきたのは


 なんと


 〔キハダマグロ〕


 本命では無いが

 めちゃくちゃ羨ましい


   


 

 



  
キハダ

 持って帰って、食べる為に

 船長がマグロの処理を始めた



 私はボーっと、その光景を見つめていた

 船長「マグロの群れが入ってるかもしれないから 乃村さん投げてて!」

 「了解!!!」




 もう こうなりゃ

 マグロでもいい!


 いや


 マグロが釣りたい!!!






 キャスト再開

 一心不乱に投げた



 「来い!マグロ!」







 その





 数投目


 




 ドッパァーーーーーン!!!







 出た!!!





 私のルアーに巨大な魚が食いついてきた!!!



 勢いよく出るドラグ




 「マグロきたーーー!!!」 



 激しく抵抗するマグロ

 ボロボロの私の体は悲鳴をあげる

 まさに死闘




 やりとりの最中、船長が

 「乃村さん なんか変じゃない?本当にマグロ?」

 と、聞いてきた



 「間違いない!だって見えましたもん!」




 私はバイトシーンをはっきり見ていた

 1メートル程ジャンプしながら

 全身を露わにしてバイトした

 あのシーンを





 数分後

 ついに魚が浮上してきた

 最後まで抵抗してくる




 さすが




 マグロ!
   





 って
 




 これ
  




 GTやん!!!!!!






 マグロだと思ってファイトしていた相手は




 なんとGT!!!






 私の目

 どうなってんの!?






 何はともあれ

 最後の最後に

 ドラマを起こせた♪




 やっぱり

 今年の私は

 もってるのか!?



 

 船長と仲間達と熱い握手を交わし

 私はパラオの海をあとにした



 2日間で GT&セイルフィッシュ

 二種も憧れだった魚を手にすることができた

 パラオ 最高だ!!!

 素敵な思い出を

 ありがとう!