
3・11後の世界を生きることは、暮らしの質を見直していくことであり、経済成長だけでは豊かさにつながらないと、欧米などで「脱成長」の社会思想が広がりつつあります。しかるに、安倍新政権は従来型の経済に向けて前のめりの姿勢を鮮明にしつつあります。折りしも、東京新聞は1月14日から5回にわたる連載記事「豊かさを変える」の掲載を始めました。著者は英国サセックス大学でPh Dを取得した国際キリスト教大学社会科学研究所の中野佳裕さんです。3・11の当事国である日本が、世界の趨勢に遅れを取ることがないよう、ご購読をお願いします。
14日の第一回目のタイトルは“未来を脅かす「毒入り」の発展“と題して、成長の限界の著者デニス・メドウズ氏による「2012年現在、人類は文明崩壊の道を辿っている」という警鐘や、人類が地球に及ぼしているエコロジカルフットプリント(再生可能資源の消費)が既に許容範囲を超えていること、特に先進工業国で高くなっていることなどが述べられています。エコロジカルフットプリントと、成長の限界については、このブログにも掲載記事があります。
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