風のいろは 何いろ?

緑を渡る時、空を吹き巡る時、風は何色なのだろう?
風には色はないけれど、私には………。

母に・・・

2002-07-07 | 日記(旧サイト~移行分:未分類)
 父が大好きだった私。ファザコンだった。 
 初めて叱られたのはなんと、17歳!進路の事で反対されて。父はきっと私に苛立っていたのだろう。期待してたのに、自分が賛成できないような道に進みたがった私に。幼い私は自分の考えをわかってもらう努力もできず、ただ独り、自分の部屋で泣いた。
 母に対しては、小学校高学年ころから、悲しいことに、憎しみなどマイナスの気持ちしか持てなかった。感謝すると言えば、その正義感の強さで育ててくれたことぐらい。 
 父が亡くなった時、正直言って…「どうしてお父さんなの!?」と思ってしまった。仲のよくない母と残され、ワンクッションの役目の父に去られ、これから我が家は、どこへ向かって行くのだろうと不安だった。
 母の方では、私を大変愛してくれていた。母性本能的に。私は母ほどには娘達を愛せていないと思う。自分がかわいい人だから。

 母を愛せないことが、とても苦しかった。キリスト集会の祈り会で、母を愛せますようにと祈った。愛せない自分に涙した。
 何年もかけて、少しずつ、氷のようだった心が解けていくのが分かった。「愛する」というのは、自分からは、決してできないことだ。こんなに自己中なんだもの。
 母のことをお祈りさせて下さったのも、お祈りを聞いてくださったのも、主である。たくさんお祈りをし、たくさん答えて戴いたが、「母を愛する」ことに対しては、私の心があまりにも頑なだったため、神様も相当てこずられた事と思う。
 
 お母さん、ありがとう。
 ずっと、生まれてきたことに感謝できなかったので、あなたに心からお礼が言えませんでした。
 今、私は、自分が生まれた事を、感謝しています。お母さん、ありがとう。でも、こんな気持ちを与えてくださったのは、神様なの。いつか、そのこと、わかって下さい。

 神様、ありがとうございます。すべての事に、感謝しています。
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