ああ・・・終わってしまった。もっと見ていたかった。続編を希望。
12月9日のこちらの記事では 最近は『放課後カルテ』の方が『宙わたる教室』よりも私の中で強く興味を惹いていると書いたが…12月10日、『放課後カルテ』の最終話で、思いもかけず(自分でも意外で驚いたのだけれど)涙がこぼれてしまった。関東高校生科学研究コンクールの発表会で壇上の岳人(金髪、ジーンズ姿)の目がきらりと光っているように見え、担任(主人公)の藤竹の目も潤んでいるように見えた…。もらい泣きかな? 最後の最後まで、彼らは本当にこの場に立てるのだろうか?とハラハラしていたけれど 無事立てたばかりか 高い評価を受けた!
一人一人の演技、特に金髪不良?青年を演じた小林虎之介(本名だそう!)の演技は毎回惹きこまれていたし、いつ彼がまた絶望して元の道に引き返してしまうのではないかと毎回不安だった。
初回放送で、二十歳の岳人は理解力のある聡明さを持っているのに、幼い頃から「文字を読む=文字から意味を得る」ことが苦手なせいで、親からもヤイノヤイノ言われ、クラスメートや職場の人にもバカにされて来た事を話した。それを聞いた藤竹先生(窪田正孝)は もしかしたら「ディスレクシア」という学習障害かもしれないと。その人にとっては、文字を読む事は階段を登り続けるに等しい疲労を与えると。この病について、数年前にテレビで視た記憶があり思い出した…。
今、第一回目の放送録画を視直したが、小林虎之介の演技! 本当にすごい! そして演技の中での、つまり岳人の言葉で「なんで今更そんな事を俺に教えたんだよ。努力も頑張りもしてきた、10年、いやそれ以上のこれまでの時間は無駄だったのかよ?」と、むしろ絶望してしまった。
でもそこから(もちろん岳人だけでなく、様々な年齢・立場・環境のクラスメートたちの問題も深堀しながら)皆がいきいきと学んでいくストーリーが続いていく。学ぶというか、「科学部」を藤竹先生が作って、参加した生徒たち(イッセー尾形も)が団結して目標に向かって夢中になって「研究」に没頭していく。
定時制高校の実態について私はほぼ知らないけれど、これは実話を元にした小説が下地のドラマだそうだ。様々な意味で心に残るドラマだった。NHKさん ありがとう! (ああ、消せないドラマ録画が増えちゃうな・・・)
-----------------Real Sound 映画部 から-------------
関連記事 メモ
『宙わたる教室』最終回後もじんわりと心に残る温かさ 科学部が“らしさ”全開で掴んだ世界 2024.12.11 文=苫とり子
『宙わたる教室』が驚きの速さでドラマ化&絶賛された理由 格差社会をどう生きるか 2024.12.10 文=苫とり子
『チ。』『宙わたる教室』に共通する叩き壊すべき“世界” “学ぶ”ことの先にある興奮と喜び 2024.12.07 文=麦倉正樹
小林虎之介は天性の愛され俳優 “痛みの伝わる演技”が『宙わたる教室』の骨格を担う 2024.11.19 文=横川良明
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一人一人の演技、特に金髪不良?青年を演じた小林虎之介(本名だそう!)の演技は毎回惹きこまれていたし、いつ彼がまた絶望して元の道に引き返してしまうのではないかと毎回不安だった。
初回放送で、二十歳の岳人は理解力のある聡明さを持っているのに、幼い頃から「文字を読む=文字から意味を得る」ことが苦手なせいで、親からもヤイノヤイノ言われ、クラスメートや職場の人にもバカにされて来た事を話した。それを聞いた藤竹先生(窪田正孝)は もしかしたら「ディスレクシア」という学習障害かもしれないと。その人にとっては、文字を読む事は階段を登り続けるに等しい疲労を与えると。この病について、数年前にテレビで視た記憶があり思い出した…。
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でもそこから(もちろん岳人だけでなく、様々な年齢・立場・環境のクラスメートたちの問題も深堀しながら)皆がいきいきと学んでいくストーリーが続いていく。学ぶというか、「科学部」を藤竹先生が作って、参加した生徒たち(イッセー尾形も)が団結して目標に向かって夢中になって「研究」に没頭していく。
定時制高校の実態について私はほぼ知らないけれど、これは実話を元にした小説が下地のドラマだそうだ。様々な意味で心に残るドラマだった。NHKさん ありがとう! (ああ、消せないドラマ録画が増えちゃうな・・・)
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