風のいろは 何いろ?

緑を渡る時、空を吹き巡る時、風は何色なのだろう?
風には色はないけれど、私には………。

本物の漫画家さんが 入院してました

2010-08-24 | 日記(旧サイト~移行分:未分類)
正確には 「だった方」かな?

何やら ナースセンターの隣の部屋が賑やか。
それとなく会話が耳に入る。
「漫画家・・・」という
 聞き捨てならない単語が*(驚き)**(びっくり2)*

思わず その方のベッドを覗いて様子を窺う。
「どうしたの?」
「○○さんはね、漫画家だったんだって。
 ほら、すっごく上手なんだよ」

床頭台に置かれた モノクロの絵が目に入る。
近づいて 手にとらせていただいた。
ファイルの中に 数枚の絵のコピーが。
一枚一枚 見せていただく。

一番上のは 赤胴鈴ノ助をハンサムにしたような
男女の顔のアップ。
本当に綺麗な絵。

次は、イラストかな?
雑誌に大き目のカットとして載せられたもの。


看護助手さんが その患者さんの(おじいさんだ)前に
A4の白い紙と 鉛筆を置いていった。
すぐには その方は 筆を走らせず。
(毎日ベッドに横たわっているのだもの、
 ネタも浮かばないよね・・・)

でも ちょっとして覗くと
タッチは震えているけど やっぱりプロらしい絵で
相撲取りが書かれていた。
モデルもいないのにね! すごいね!

「お相撲さん 好きなんですか?」
「昔 弟子にね、元力士がいたんだよ」
「え? アシスタントの人?
 その人は プロの漫画家になったんですか?」
「さ~・・・・」



ネットでお名前を検索してみますねと言ったが
ネットには 全くひっかからなかった。
無名の漫画家さんって たくさんいるんだろうなあ。
昔は 貸し本っていうのがあったようだね。

小学校低学年の時、町のお祭りで
漫画の単行本を買った覚えがある。
その時は知らない人だったけど
やがてその漫画家は とても有名な作品を描き 人気が出た。
「18歳シリーズ」で 「奥様は18歳」とかを
描かれた 本村三四子=もとむらみよこ=。
そのシリーズは 石立鉄男と岡崎有紀のドラマになった。

絵はかなりおおざっぱだったけれど
面白い漫画だったなあ。

私が買った単行本は シリアスでロマンチックな話。
でも もったいない事に
スタイル画が描かれた部分を切って
本体は捨ててしまったし、切り抜きさえ今はいずこだ。

そういうもったいない経験があるからきっと
今は 何でもかんでもとっておく習性が身についたのかも?



もう亡くなってしまったけど
ジャズピアニストだったというおじいちゃん患者さんを
思い出した。 アメリカで演奏していたということだ。

お年寄りの昔話を聞くの、結構好き。
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