ＮＥＷ ＢＩＲＴＨ 禅カウンセリング＆音叉セラピー

4月2日は、私の戸籍上の誕生日です。

未熟児ギリギリだったので母が心配して誕生日をずらしたそうです。

一学年下となったことは、私にとって結果良かった気がします。

誕生日が2つあることがキッカケなのか？

住む所も2つ持ち、お店も沖縄と東京の2箇所、会社の設立日は平成2年2月22日だったり

やたら、2という数字に縁があります。

そんな戸籍上の誕生日に、セッションを担当させてもらい

人が新たに誕生するような感覚を受けました。

テーマは、「大切な人に対して、そのままの自分を表現できない」

先日の禅カウンセリングのセミナーを受講されたＲさんは

同じくこのテーマをリアルな問題としてレッスン時に話していったようです。

そこで、行き着いていったことは、母との死別

小４の時に母をガンで亡くした時の自分の感情がつながったそうで、

今まで、自分が薄情なのか？と思うくらい、母の死について感情がなかったそうです。

禅カウンセリングでの様々なセッションを観ながら、

実は、感情がなかったのではなく、自分の感情を抑えていたんだということに

Ｒさんは気づいたようでした。

心に蓋をしていたのも気づかなかったのだけど、どの蓋が溶けていった感じでした。

と話されていました。

それが分かったからには、そのままにしておけないと思って

今回、セッションを申し込んだそうです。

「大切な人に対して、そのままの自分を表現できない」という問題は

辿っていくと、

「お母さんが亡くなる時にそのままの自分を表現できなかった」

ということにつながっていきました。

身近な人が死ぬということに対して、どう理解したらいのか?分からないまま

妹は小２、弟はまだ3歳、父は毎日母の病院に泊まり込んでいて、

祖母は母が死に向かっていることに取り乱し

親戚には、あなたがしっかりしなくてはいけないよ。と言われ、

私がしっかりしなくては！

と小４年生１０歳の女の子は、誰にも自分の気持ちを話さず、

自分の感情に無意識に全部蓋をしたそうです。

母の状態が悪くなり、「もうだめかもしれないから一緒に病院にいくね？」と

声をかかられたけど、怖くて「行かない」と言ったＲさん

死んだ母が家に帰ってきても、体を触ることも観ることもできなかった

と話されていました。

自分の中で感じる感情、状況などしっかり向かい合い

次々に自分の中に思い出してもらいながら

今回は音叉で調整をしました。

筋肉反射で選ばれた音叉は、督脈と任脈でした。

この２つの経絡は、人の中心にある経絡です。

見事に、中心を司るテーマだったのでは？と感じました。

後にセッション中に感じていたことを聞かせてもらったら

悲しい、寂しい、辛い、怖い、もっと話したかった・・・

その時の感情がたくさん、たくさん自分の中に出てきていたそうです。

セッション終了後、

Ｒさんは、調整されて自分の元にもどりました。

どの人も、自分の元戻ると、問題解決が必ず自分の中に見つかる

それがキネシオロジーの考え方です。

だからセラピストではなく、クライアント自身が凄いのです。

人そのものが元々凄いのだと、教わってきました。

調整後のＲさんに、今感じることを聞いてみると

「静か、地に足が着いた、何があっても大丈夫、離れていた母が自分の中にいる」

などと話してくれました。

私は音叉をたたいただけです。

Ｒさんの自分の内側に向かう力が、自分の幸せな解決を見出していったのです。

セッション中で、Ｒさんの思いを話をたくさん聞いたわけではないのですが

私まで一緒にたくさん泣きました。

セッション後帰宅したＲさんからいただいたメール

ありがとうございました。
私の周りには大切じゃない人は誰もいないんですね♪
皆に凄く感謝です。

心に静かなところから出ているパワフルなメールに感じました。

本当に今出会っているどの人も大切な人なのですよね～

全ての出会いが必然だから。

人の健康をＷＨＯ的に言うと、

肉体的健康、精神的健康、社会的健康、宗教的健康

４つの健康が揃って初めて人は健康だと言えるそうです。

父と母のことは、宗教的健康の分野です。

父と母のことは、自分の産まれたプロセスに大きな関わりがあるので

自分の存在価値をしっかり作るためにも大切なことなのです。

Ｒさんの了解のもとで、今回このセッション内容がシェアーできたのですが

自分の幸せに向かっていくと、今まで無意識に処理してきた父母のことに

向かっていくような気がします。

今現在の苦手やうまくいかないことは

自分の意識の中で、どこか異なるところとつながっています。

異なるつながりを見つけて、解除するのがセッションです。

ＮＥＷ　ＢＩＲＴＨ　新たな誕生の時間でした。

合掌

写真は、調整後に出てきたＲさんらしい温かい絵と調整に使った音叉です。