コンセールルミエール

フルートアンサンブル 
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鎌倉論語会館

2009年04月28日 | その他
鎌倉駅西口徒歩4分のところに昨年12月26日、論語と漢詩朗詠の普及を目的とした「鎌倉論語会館」が開館しました。14年前に鎌倉で「中国の名詩を詩う会」を設立した市内在住の佐藤敏彦氏(70)が建てたもので、「今の時代にこそ多くの人に論語を知ってもらいたい」と語っています。

 館長を務める佐藤氏は「中国の名詩を詩う会」設立当初から、いつでも自由に利用できる活動拠点を持ちたいと考えていたそうです。鎌倉に住んで約40年、鎌倉生涯学習センターを中心に漢詩朗詠教室等を主宰していて、以前からの活動場所である鎌倉に「会館」の建設を決めました。建物は2階建てで1階入り口には、同館のシンボルであるヒノキ製の「孔子坐像」が鎮座します。奥には約25平方メートルの講堂が2つあり、2階には約33平方メートルの教室、8帖の和室などがあります。1階講堂は90人ほどが入るホールです。

+武士道発祥の地で「論語」を+
「論語」と「鎌倉」の関係について佐藤氏は以下のように説明する。新渡戸稲造によると「武士道」形成の始まりは頼朝の武家社会に由来するという。その武士道に大きな影響を与えているのが儒教であり、儒教を説いたのが論語。つまり、武士道発祥の地・鎌倉で論語を学ぶことには意義があるという。また、「歩くための道徳が『交通ルール』だとすると、論語は『人の生きる道』を示したもの。論語の基礎『仁・義・礼・知・信』が薄れている今の時代だからこそ、論語をもっと発信すべき」と話す。(タウンニュース2009.1.16号より)

リーダーの渡辺は佐藤氏の「中国の名詩を詩う会」でずっとフルート伴奏の仕事をしています。詩吟の尺八のような感じ。新しいタイプの詩吟を目指して「中国の名詩を詩う会」は出来ましたので、この近代的な響きはぴったりなのです。

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さて、そんな佐藤さん主催の秋の公演にルミエールも出演します。

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生涯学習センター きらら鎌倉 午後2時開演