conne-colle Vol. 11 錦鯉も
無事千穐楽を迎え、
本当に大勢のお客様に
ご観劇頂いて
盛況のうちに閉幕となりました。
観客のエネルギーと
楽日だと言うテンションも相まって、
とても熱いラストになったのでは
無いかと思います。
楽日はマチネが12:00から。
14:00過ぎに終わって
客だしもそこそこに、
気付けば15:00近く。
早くもソワレの開場30分前!
急いでおにぎりをお腹に押しこみ、
ドタバタと飾り物や小道具をプリセットし、
もう一度おまじないのようにアップと
開演前の儀式を行い、トイレへ!!
開場後は鏡前に座り、
ラストだという事で
沸き上がってくる高揚感と
浮かれてミスしない為の危機感で
冷静と情熱のあいだを
静かに行き来しながら
開演を待つ。
開演してしまえば
ソコからはもう、
いつものジェットコースター。
夢中で駆け抜けて、
気付けばカーテンコール。
直ぐに着替えて、
客だしも早々に
軍手をはめて、
いざ、バラシ!!
セットをばらし、
客席をばらし、
楽屋を片づけ、
パネルを運び、
平台を積み上げ、
荷物をトラックに詰め込む。
荷台を閉めて、
私物を取りに楽屋へ戻る途中、
覗きこんだ場内は
稽古で使ったときと同じ
まっさらな状態の
アルシェに戻っていた。
夏草や 兵どもが 夢の跡
ふと、そんな言葉を思い出した。
たったさっきまであんなに
エネルギーをみんなで注いだ場が
跡形も無くなってた。
まるで稽古で使った日から昨日まで
そこで何も無かったかの様に。。。
打ち上げで、
「舞台は花火みたいなものだ」
って話が出た。
確かにそうかも知れない。
真っ暗な夜空に
ド~ンっと打ち上がって
きらきらと咲いて
スーっと夜空に溶けて行く。
後にはなにも残らない。
でもきっとその花火を
観た時の印象は残る。
どんな花火だったとか、
すごく好きな瞬間があったとか、
すごく嫌いなヤツがいたとか、
その場の空気、湿度、匂い、
観に行った時の自分の人生を状況、
それもあって受けた影響や思った事。
そういった印象は記憶となって
観た人達の頭と胸に残る。
この舞台も観に来てくださった方々に
少しでも何かしらの印象を
残せていたらいいなと思います。
それではconne-colle Vol. 11 錦鯉は
これにて終了!!
このブログを読んでくださっていた皆様も
本当にありがとうございました