禁固刑 ３日目 こーぱにお付き合いして
まったくお散歩に行こうとしないあんにん
何時までも 親離れできないのでは困る
昨日は失敗してしまったけれど
今日こそ ひとりでお散歩に行ってもらおう
こーぱと とーさんを家に残し
あんにんを連れてお散歩に出発
なかなか歩き出そうとしないあんにんに
行くよ
行くよ と声をかけ何とか歩き出す事に成功
ちょうど トイレさんしたかったみたいで
スタスタと歩き出したかと思うと
すぐに うーんして そのあと チッチ
だけど そのあとが大変だった
すぐに立ち止まり じ--っと見つめるあんにん
ぱぱ はどうしたの 
そんな風に言っているみたい
とっても不安そうな顔のあんにん
何だか私って
とっても意地悪な事をしているみたい
それでも知らん振りして
行くよ
と声をかけて歩き出そうとすると
振り返り 後ろを確認するんです
これを何度も 繰り返すあんにん
お散歩に行けないことよりも
こーぱと離れることのほうが
あんにんにとってはとっても辛いものらしい
遊歩道を何とかひとまわり
お散歩して 家に帰ると
と----っても ふてぶてのこーぱが待っていた
こーぱ
こーぱちゃん
何度 声をかけても知らん振り
もの凄く怒ってるんです
ねぇ そんなに怒らないでよ
何だか 私がとっても悪いみたいじゃない
でもね こーぱ ちゃんと聞いて
とーさんがね あんにんを連れて
お散歩に行けって言ったのよ
かーさん こーぱをおいていくなんて...
とーさんが言うから仕方なく行ったのよ
ねぇこーぱ わかってくれた
やっと こっちを見てくれた
今日も こーぱは１歩も外にです
がんばってくれました
明日は病院に行く日です
少しでも こーぱの左手が
良くなってくれていますように
