ずっと一緒にいたい
心配だけど これから先のことも考えて 仕事へ
かーさんがいると気になるのか
あまり熟睡してくれない 坊ちゃん
居なければ ぐっすり 寝られるだろう そう思ってた
仕事を終え マンションの前までくると 坊ちゃんの声が聞こえた
喉にも痛みがあるはずだから 吠えると痛いはずなのに
信じられないくらい大きな声で吠えまくってる
急いで 家の中へ
玄関の扉を開けると 坊ちゃんが飛びかかってきた
かばんを奪い 中味を全部ばらまき
それでも おさまらず きゅんきゅん 泣きながら
家の中をぐちゃぐちゃにしながら走リまくる
なんとか落ち着かせようと おやつをあげたり 謝ったり
それでも なかなか 落ち着いてくれず
何度も おやつをあげ 最後は デザートのラ・フランス も
あげたけど それでも ダメだった
暴れること 数十分 やっと やっと 止まってくれた
あんにんのフリースを咥え どっぷり ...
身体の事を考えずに 怒りにまかせ 吠えて 暴れて
疲れて ソファーに 飛び込んだ
後ろ足の 肉球 が そう言っているみたい
出掛けた時には寝たいた とーさんはそう言ってたけれど
いったい 何時から 吠えていたんだろう
あんにん ぱぱの事 お願いねって 言ったじゃない あたちに 言われても ... ですの
そうね そうだよね ごめんね
手術前の大切な時 なのに こんなに体力を使ってしまって
いえ ... こんなに 体力を使わせてしまって ごめんね
やはり 仕事をするのは 難しい
本当に 本当に ごめんね 坊ちゃん