コスモスブログ

株式会社コスモスインターナショナルのポートフォリオ、ギャラリー等の情報。

コスモス店主新山ヨーロッパ出張記7

2006-10-13 22:54:17 | 旅行記

ロンドンにあるテクニカルセールス社を訪れました。
宿泊先からタクシーに乗ること十数分。ポートフォリオを扱っている会社で、新山氏はサンプルの皮や商品を受け取っていました。
商品写真も何点か撮影しました。ここで扱っているポートフォリオ用のカバンは、ノートパソコンを持ち歩くのに都合が良さそうです。R1012254 




テクニカルセールス社のRed Head氏と新山氏

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テクニカルセールス社社内

その後Red Head氏に駅まで送ってもらい、そこから地下鉄でウォータールー駅にあるシルバープリント社へ。
訪問前に腹ごしらえをする事となり、ほど近いPUBにて、イギリス名物フィッシュ&チップスを注文しました。
お腹が一杯になったところでシルバープリント社に入店。写真用品を扱っているお店で、ファイルから印画紙まで様々な物を扱っていました。
その後ロンドン市内をギャラリーを探しながら散策。毎日非常に沢山歩く旅で、おかげで随分健康になれた気がします。


コスモス店主新山ヨーロッパ出張記6

2006-10-07 09:05:52 | 旅行記

コスモス店主新山ヨーロッパ出張記6 10月6&7日この二日間はとにかく濃い日程でした。時間を惜しむため夜行で移動する事となり、その前後にベルリンとパリの写真関係の店も見る。ベルリンでは、郊外の大型店の視察を、パリ市内では専門店の視察をしました。専門店はベルリン郊外に建っているのですが、どちらかといえば画材の多い店で、写真用品はあまりありませんでした。ベルリンの大型店舗への視察の後、「山口くんの昔よく行っていたところを案内してくれないか?」との事で、東ベルリンを少しばかり回りました。新山氏はどうやら、東ドイツの車「トラバント」を見たかったようですが、広告用に道ばたにあったものしか見つけられませんでした。さすがに統一から随分経つので、そういう骨董品は実用に耐えないようです。その後新山氏は疲れていたのか、移動中の路面電車の中で10分未満の睡眠を取っていました。しかしたったそれだけで体力を回復したらしく、その後は体力満タンなようでした。その後、出発時刻まで時間があまり無かったので、夕食を少し買い込んで電車に乗りました。購入したのは、明らかに日本人が関わっていないマズイ寿司とわたしのお薦めのニシンのサンドイッチ。夜行列車の中そういものをボチボチ摘みながら、次の目的地パリを目指しました。 移動中の列車の中、webの事を始め様々な話をしました。そうこうする間に夜中になってしまったので私は眠ったのですが、数時間後に「ブリュッセルの街はなんて綺麗なんだ!」との声に目覚めました。新山氏も大して寝ていないはずなのですが、ここまで元気なのはなぜなのでしょうか。 この二日間、色々なトラブルもありましたが、その話は写真とも関係ないですし、また面白くなってくるので後ほど細かく写真付きで載せます。


コスモス店主新山ヨーロッパ出張記5

2006-10-05 20:00:38 | 旅行記

モノクローム社にて打ち合わせをしたあと、ベルリン市内のギャラリーや写真関係のショップを巡りました。動物園駅近くのギャラリーや、芸術書の専門店。ライカミュージアム等を巡りました。この様子も写真に収めましたので後ほど公開させていただきます。予定ではパリのホテルにインターネット設備がある筈ですので、その時何枚かお見せできそうです。その後再びモノクローム社に戻り、今後の旅行に必要なチケット等を手配しました。今後の予定としては、ベルリンにもう一泊してから夜行でパリに移動、パリで二泊して飛行機でロンドンへ、そして三泊して帰国という流れになりそうです。新山氏はパリの写真関係店などを調べていました。その後夕食には早いので、近所を散策する事になりました。ここでも新山氏は仕事のことで一杯のようで、ギャラリーを見つけては入場し、その上モノクローム社とそこで開催されているギャラリーの宣伝をしていました。辺りが真っ暗になるまでギャラリー探しをした後、モノクロームお勧めのイタリアレストランにて食事をしました。値段も安くボリュームもあり、新山氏は大満足のようでした。「最近は食事も暮らしも品行方正、毎日大量に歩くから健康だよ」と言うのが最近の新山氏の口癖です。 コスモス店主新山の一言。モノクローム社周辺のギャラリーを見学し、その会場や内容に感動しました。


コスモス店主新山ヨーロッパ出張記2

2006-10-02 21:29:44 | 旅行記

コスモス店主新山ヨーロッパ出張記

今朝は6時過ぎに起きました。しかし新山氏は4時頃から目が覚めていたとの事。

WEBの事を考えていた」との事です。

ノイバート氏が用意してくれたこのホテル「Hotel zur Eich」は1831年に建ったのだそうです。

朝食を8時過ぎに取り、ノイバート氏の車でケルン市内のフォトキナ会場へ向いました。

業者用のチケットを貰うと、まずはノイバート氏の会社、モノクロームのブースへ。沢山のインクジェットペーパーとカバン類、アーカイバルファイル・ボックス・ポートフォリオ等がありました。新山氏が注目していたのは「レンズクリーニングキット」でした。

コスモスのインクジェットペーパー「ピクトラン」も「トーキョーピクトラン」との名称で展示されていました。

見本を印刷しているプリンターは白黒専用に改造された物で、通常のプリンターのインクタンクへパイプを繋ぎ、8種の黒インクを供給する仕組みになっていました。

さてノイバート氏のブースにてネット回線をお借りし、昨日更新できなかったブログを無事アップロードする事が出来ました。しかしながらブログの仕組み上、画像を載せるには時間が掛かるので文章だけの掲載です。画像は宿泊先に回線がある時に掲載します。

また、新山氏は金属製のアーカイバルボックスが気に入ったのか、ひっくり返したり開いたり、入念にその作りを観察しながら「これを写真に撮ってくれ」と言っていました。

その横にはプラスチックで出来た似たような製品がありましたが、一瞥するなり「これは中国製だ。これは作りが安い」と言っていました。

モノクローム社のブースの正面では、日本写真家協会企画の岡田紅陽の富士山の写真が大量に展示されていました。

さて、二時からイノーバー社との予定がありましたが、時間に余裕があったので暫く他の会社も見学する事になりました。

11の建物の中に数百社が集まっており、一日では回りきれないほど広大です。それら大量のブースの中で、新山氏はベルギーから来た製本業者に目を付けました。これは編集ソフトをダウンロードし、自分の好きな写真を並べて一冊から写真集を発注できるという物です。ページの間には薄紙が入っていたりと、その作りの良さが気に入ったようでサンプルを一冊貰うことが出来ました。

昼食は会場内のバイキングにてとりました。昨日ホテルで買った水もそうなのですが、新山氏はヨーロッパに良くあるガス入りのや独特の味のする水が好きではない様子で、瓶を見ながら「これは普通の水かな?」と悩んでいました。しかし残念ながら独特な味の水でした。

満腹になり会場内を再び散策していますと、モデルが沢山出場しているファッションショーのような事をしているブースがありました。写真用品やネガなどと服を組み合わせた珍妙な格好で、それを撮影している人たちを見て新山氏は「まるで日本で言うカメラ小僧だな」と言っていました。

その後二時になりましたのでイノーバー社のブースへ向いました。しかし会場が入り組んでいるため道に迷い「おれは方向音痴なんでなぁ、飲み屋への道だけは間違えないんだが」と、ギリギリの時間に着くことになりました。

イノーバー社のMessina氏に色々製品を紹介していただき、やはりきちんと製本された写真集に注目していました。それは大学で製本学を学んだ方の手になる物だそうで、「しっかり綴じられているなぁ」と関心していました。また色々ユニークな作りの本もありました。Messina氏とモノクロームのブースへ向いました。モノクローム社のパソコンを拝借して、新山氏はギャラリーコスモスのWEBサイトの紹介をMessina氏にしていました。彼とはまた日曜にロンドンであう約束をしていました。

 その後また会場内を散策、ノキア社が配っていた立体パズルが気に入ったようで、ホテルに戻ると開封して遊んでいたようです。

 しばらく散策した後、取引先のKenro社のブースへ行くことになりました。しかし最終日だけあって、チラホラ後片付けをしているブースが多くなっていました。Kenro社もすでに後片付けを始めており、展示品を破格値で叩き売っていました。しばらく       

Kencch氏と話したのち周辺のブースを見るためにまた散策を始める事に。アルバム類が多い建物で、「こっちのはデカイし凝っているなぁ。もっとシンプルで小柄なのがあればいいんだが」と呟きながら歩いていました。

 Kenro社のカタログには、三脚から充電器、フォトフレームまで様々な製品が掲載されていました。

「コスモスみたいに色んな物がありますね」と言うと、

「うちはここまで幅広くは売ってないよ」と言われました。

その後モノクローム社の後片付けの手伝いをしました。作業中は写真撮影が出来ませんでしたので、写真は終了後のやらせです。

まさかドイツにきてトンカチを振り回したりするとは思っても見ませんでした。

ホテルに戻り遅い食事を取った際、喉が渇いていてビールをグビグビ飲んだところ

「もうすこしみんなに合わせて飲みましょう」

と言われました。その後聞いたところ、新山氏はこのケルシュビアを飲んでかつて大失敗をしたそうです。

食事後新山氏と一緒に、外に水を探しに行くことになりました。どうやらホテルで買える水が気にくわなかったようです。

しかし日本と違い自販機やコンビニも滅多にない国なうえ、郊外の田舎町なので結局買うことは出来ませんでした。また、捜しているうちにホテルの玄関には鍵がかけられ閉め出されるなど、旅ならではの面白みで締めくくられた一日でした。

店主よりのご報告。

モノクローム社が独自の白黒用インクジェット用紙をイノーバー社にOEM製作をしているものを手にしました。厚みといい雰囲気はバライタを感じさせる物で写真の階調も素晴らしく思いました。是非近々輸入を行い皆様にお届けしたいと思っています。

モノクローム社とはお互いに情報を提供しあい、良い関係が出来ています。ピクトラン「局紙」は新商品としてフォトキナで発表され、前日お知らせしたように「Tokyo Pictran」の名前でコスモスとは違うプラスチックのパッケージに入って販売を開始しています。評判は良いとノイバートが嬉しそうでした。現在十四種類のインクジェットを販売しています。それぞれアートに拘った製品選びをしているのには関心しています。

イノーバー社は素晴らしいブースをフォトキナに設営していました。今回で二度目だそうですが見事な展示でした。モノクロの階調に拘った製品をラインナップに加え、今回ブラック、ウォームトーンをコスモスの販売ラインナップに揃える事が出来ました。スティーブ・ジョブスとビル・ゲイツの若い頃を撮影した写真家による作品が、モノクロ出力され展示されていました。素晴らし出来でした。沢山の人で賑わっていました。来週には各種サンプル(カラー・モノクロ)が揃いますのでご一報頂ければ対処いたします。

本日はノイバートカッセルのモノクローム社本社を訪れます。またご報告します。


コスモス店主新山ヨーロッパ出張記

2006-10-01 17:55:56 | 旅行記

コスモス店主新山ヨーロッパ出張記

昨年はアメリカに出張しましたが、今回はヨーロッパに急遽行くことにしました。一つには新山の取引先の友人ノイバート(本年三月に来日し色々ビジネスの打ち合わせをしました。この時の話は以前のブログに書いています)とのビジネスの為です。

フォトキナ(世界最大の写真イベントで一週間で15~20万人を動員)に彼が経営しているモノクローム社(本社ドイツ、カッセル)は独自のブースを持っています。今回はピクトランのペーパーをフォトキナにてヨーロッパでの販売を開始します。その視察ともう一つは、モノクローム社がベルリンに持つ大きなショップは、ヨーロッパで通信販売を立ち上げ専門商社として成功しています。そのショップの中にギャラリーを持っており、新山の父親新山清の写真を展示したいとの申し出がありましたので、今年九月十四日から十一月中旬までそのギャラリーで展示される事になりました。

何故新山清の作品が興味を持たれたかと言いますと、1954年にドイツ主観主義の大家、オット・シュタイナートが新山の作品を目に留め、招待を受けた経緯があります。しかしその頃は日本も戦後復興してから10年でもあり、映画「三丁目の夕日」よりも前の時代でしたので、日本からはまだ外貨も渡航もままならぬ諦めた経緯があります。

今回オット・シュタイナートの直筆の手紙も送り、戦前戦後の新山清の作品を数十点送りました。その中には、昭和14年浅草浅草寺で撮ったサイン入りの四つ切りの写真もあります。作品の保存状態も良く、その間に周辺に銀が吹き出しているのもなかなか良い物です。ノイバート氏とは今後の色々な商品の情報交換を行います。その結果は追ってまたご報告します。フォトキナの視察は最終日に一日だけですが、モノクローム社以外にインクジェットメーカーのイノーバー、ケンロウ社等とのビジネスを予定しています。ドイツの後はフランス、イギリスでポートフォリオ、長期保存箱の会社と打ち合わせをしてきます。今回は新山清の妹の孫、山口耕平が同行します。ドイツに一年居た事もあり、新山清の作品を是非ドイツで見てみたいという事から同行することになりました。コスモス店主新山にとっての記録係ということで、新山とは別の目山口耕平から見たブログをこの出張記として書かせていきます。

930日朝コスモス社長新山洋一氏と、目黒駅にて待ち合わせをしました。ここから品川へ行き、成田エクスプレスに乗り換えて空港へ行くためです。この成田エクスプレス、一時間強程で空港に着くので非常に楽でした。

空港の中でチケットを受け取り、搭乗手続きを済ませると喫茶店でしばらく時間を潰しました。その間に購入したばかりというインターネット電話の機材を取り出す新山氏。邪魔なパッケージ等を処分して身軽に出国する為です。しかしこのパッケージが異常にガッチリと作られていて、容易には開封できません。

仕方なく厨房から缶切りを借りて開けました。

飛行機の席は、丁度翼の後ろ程。窓から一応は景色の見える席でした。

機内食は最初がスキヤキでした(写真参照)

窓から見るロシアは、随分と晴れていました。

定刻通りフランクフルト空港到着。いよいよドイツに入国です。新山氏はすんなりと入管をパスしましたが、私は何故か幾らかの質問をされました。

「目的は?」「期間は?」「どこに行くんだ?」

その事を新山氏に伝えると「怪しく見えたんじゃないのか?」との答え。「僕は目を見て話すから、それで通じるのだ」とのアドバイスを頂きました。

その後預けていた荷物を受け取ると、ノイバート氏の待つケルンに向うため駅を探す二人。フランクフルトの空港はとにかくだだっ広く、長距離列車乗り場まで随分と歩きました。

 一番早い特急のチケットを購入しホームで待っていたところ、10分ほど遅れて電車がやってきました。席を確保すると、早速新山氏はノイバート氏に連絡を取るため車内備え付けの公衆電話を探しに行きました。

ヨーロッパの列車では、シートナンバーの所に予約済みの紙が入っていることがしばしばあります。その紙に書かれた区間以外なら予約をしていなくても座ることが出来ます。私が自分たちの乗っている座席の予約を確認してみると、「フランクフルト←」と言った具合になにやら書かれていました。それが若干気になっていたとこに新山氏が戻ってきました。

二人で「ライン川が見えるはずなのに見えないな」等と話していたところ切符を確認しに来た車掌に「この列車は違うよ」と言われ愕然。どうやら相当電車が遅れていたようです。

「ドイツ国鉄がこんなに遅れるとはなぁ」と言いながら、新山氏は車掌に尋ねました。

「ケルンに行くにはどうすればいい?」

「次の停車駅マンハイムにてケルン行きに乗ると良いですよ」との事。それを聞いて安心した二人でしたが、残念ながら乗っていたのは長距離列車。一つの駅の区間も相当あります。しかも運の悪いことに、マンハイムにて乗り直した列車はICEより遅いIE。新幹線と特急列車の違いです。結局当初の6時過ぎに付く予定が、842分となりました。

列車の中からノイバート氏にその旨連絡し、外が真っ暗になった頃ケルンに到着しました。

 待ち合わせていたノイバート氏にモノクローム社ベルリン店責任者と購買担当部長を紹介していただきその後宿泊先のホテルのレストランにて翌日の打ち合わせを致しました。新山氏はケルンビア(通常のビールに比べ、アルコール分が高い)を飲みたいと移動中何度も言っていましたが、その席上で飲む事が出来、大いに堪能しておりました。

宿泊先によってはインターネット接続が出来ない場合がありますので、その場合は更新が遅れます。

新山店主からの一言。

今日は飛行機の中とケルンに付いたのが遅かったので、ノイバート氏との情報交換のみで終わりました。明日からの報告に期待してください。